未来のスーパーへ!MRで進化する小売業の未来
こんばんは、Monicoです!前回の記事では、簡単に自己紹介をしましたが、今回は「デジタルで実現したいこと」について考えてみたいと思います。
デジタル技術は私たちの生活の中でどんどん身近な存在になってきていますよね。でも、小売業に携わる私としては、まだ少し距離を感じることもあります。特に、野菜や魚、肉といった生鮮食品をパソコン・スマホ画面で見て買うことについては、やっぱり「新鮮さ」をどう伝えるかという課題があると思うんです。
そんな中で、今回は業務の効率化や安全面の改善、そしてちょっとした未来の夢について、私が考えているアイデアをいくつかシェアしてみたいと思います!
①MR(拡張現実)×感情認識AIを使った小売体験・業務改善
MRガイド付きショッピング体験
お客様がMR対応のスマートグラスを装着してお店に入ると、グラス越しにバーチャルなショッピングアシスタントがお出迎えしてくれます。このアシスタントは、お客様の気分や感情を読み取りながら、店内を案内し、ぴったりの商品を提案してくれるんです。たとえば、少しお疲れ気味のお客様には、リラックス効果のある商品やサプリメントが並んでいるコーナーに誘導し、その商品の詳しい効果やレビューもグラスに表示されます。お客様が商品に手を伸ばす前に、バーチャルアシスタントがぴったりの商品を提案してくれるので、迷わず楽しくお買い物ができる仕組みです。
顧客の状態に応じたパーソナライズされたプロモーション
お客様がMRグラスを通して商品を見ていると、店舗ではお客様の感情や行動データに基づいて、その場にぴったりなプロモーションを提案してくれます。たとえば、お客様が気になる商品を見ていると、「今なら10%オフ」や「特典付きでお得!」といったタイムリーなオファーがグラス越しにパッと浮かび上がるんです。さらに、お客様の気分に合ったキャンペーンも展開可能です。たとえば、少しお疲れ気味のお客様には「リラックス商品セットの限定割引」が表示されたり、ワクワクしているお客様には「新発売の限定アイテム」が紹介されるなど、お客様の気分に合わせたプロモーションで、もっと楽しくお買い物ができるようにしています。
MRグラスでのスタッフ連携と商品補充サポート
顧客が店内で商品を探している際、スマートグラスを使ってその場でスタッフにヘルプを依頼できる機能。たとえば、「この商品はどこにありますか?」と質問すると、MRグラス越しにその商品の最短ルートが矢印やラインで店内に表示され、簡単に探せます。さらに、近くのスタッフが誰で、どこにいるかも表示され、顧客はその場でスタッフを呼ぶことができます。顧客が特定の商品を探している際、MRグラスを通じてその商品までの最短ルートが表示されます。
スタッフ向けのMRグラスでは、店舗の在庫管理システムと連携して、どの商品が不足しているか、どこに補充すべきかがリアルタイムで表示されます。棚卸しが必要なエリアや、在庫が減ってきた商品がMRグラス越しにマークされ、商品補充が必要な棚までの最短ルートが店内に浮かび上がります。これにより、スタッフは効率よく店舗内を巡回し、在庫管理ができるようになります。例えば、特定の商品が急に売れ始めて在庫が減った場合、システムが自動的にMRグラスにアラートを出し、すぐにバックヤードにある在庫を補充するルートを表示。商品棚のどのエリアに補充すべきかも示され、時間を無駄にせずに作業が進められます。
②画像認識AIを使った小売業のスマート化
商品在庫と人気商品の自動管理システム
画像認識AIを活用して、お弁当やお惣菜が並んでいる棚をリアルタイムで監視する仕組みが導入されています。
例えば、お弁当コーナーにカメラを設置すると、AIが常に在庫をチェックしてくれるんです。
もし特定の商品が少なくなったり、売り切れてしまった場合には、自動でアラートが発生し、バックヤードのスタッフにすぐに通知が届きます。
これによって、人気商品の売れ行きや売れ筋の変化をすぐに把握でき、効率よく在庫管理や商品補充が可能になります。
また、AIは売れ行きデータをもとに、次に必要な商品やその量を予測してくれるので、仕入れや生産のスケジュール管理もスムーズに行えるんです。
画像認識AIによる自動レジシステム
お惣菜コーナーやお弁当販売には「自動レジシステム」も導入されています。
お客様が購入したい商品をトレーに置くだけで、画像認識AIがすぐに商品を認識し、レジ画面に価格が表示されます。
これにより、バーコードを読み取ったり手動でスキャンしたりする手間が省け、レジ待ちの時間もぐっと短縮されます。お買い物がスムーズにできるので、お客様にも嬉しい仕組みです。
画像認識での顧客動線調査
店内に設置されたカメラが、どの商品に多くの顧客が注目しているのかを分析し、売り場の配置を最適化するサポートもしています。
AIが「よく見られている商品」や「手に取って戻されてしまう商品」などを把握し、そのデータをもとに棚の配置を見直したり、プロモーションを強化したりすることができます。
これにより、店舗は顧客の購買行動に基づいた、より効果的な商品展開ができるようになります。
これらのアイデアはなかなか実現が難しい者ですが、実際に実現しているAI技術や、自動レジなんかもあります。
画像認識AIを使った商品
画像認識AIを使った商品はすでに登場しています。
特に印象に残っているのは、冷蔵庫でしょうか。
冷蔵庫内部にカメラがついており、食材を入れる毎に野菜を認識
集約して、アプリで管理といった具合です。
入れた瞬間から予測して、いつまでに使った方がいいかも表示される優れものです。
自宅からでもスマホさえあれば、食材管理ができるのはすごい便利に感じました。
RFIDタグを使った自動レジ
これは有名ですが、某衣料品店にある自動レジです。
一度体験してしまうとこれ以外は使いたくない!と思えるぐらいの画期的なレジでした。
価格面と張り付ける手間があるので、食品スーパーでの実装は難しいとは思われますが、価格面は数十年前から、10分の1とも100分の1言われていますし近い将来実現できそうな気がします。
また、画像認識AIレジに関しても、一部画像している企業もありますし、メーカーと流通タイアップして、商品画像の学習データを共有する話もあるそうです。
さいごに・・
さいごに、これらのアイデアは実現が難しい面もありますが、AI技術や自動レジなど、すでに導入されている技術を活用することで少しずつ現実に近づいています。
さらに技術が進化することで、私たちの日常により密接にデジタルが関わってくる未来が期待されますよね。
消費者がもっと手軽に、そして楽しくお買い物できる環境を創造するために、小売業界としてどんな挑戦をしていくか、私も引き続き考えていきたいと思います。
いつかこんなスーパーがオープンする事を楽しみにしています!
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