【情報リテラシー論09】
こんにちは!猫まんと申します!
このブログは長岡造形大学 情報リテラシー論の講義レポート用ブログです。
当ブログでは、インターネットに弱い私が情報リテラシーについて学び、感じたことや疑問に思ったことをまとめていきます。
講義を担当してくださる先生は
イーンスパイア株式会社代表取締役
ネットビジネス・アナリスト
横田秀珠先生 です。
先生のブログがあるのでぜひ↓
今回の講義ではテレビの衰弱と動画サイトについて学びました。今はテレビもインターネットを利用してサービスを展開していますが、昔はそうではなかったようです。テレビがインターネットを受け入れたキーポイントがあると思ったので今日はそれについてまとめてみたいと思います!
1 視聴者のライフスタイルの変化
「ながら視聴」の増加
スマホやタブレットを使いながらテレビを見る人が増えたことで、テレビとインターネットの共存が自然な形に。SNSやネット検索を活用して、番組に関連する情報をリアルタイムで補完する視聴スタイルが普及しました。
オンデマンド視聴のニーズ
「決まった時間にテレビを見る」のが難しいライフスタイルの人が増えたため、インターネットを使った見逃し配信やオンデマンド視聴が当たり前になりました。
2 新しい収益モデルの登場
サブスクリプション型のビジネスモデル
NetflixやAmazon Prime Videoなど、インターネットを介した定額制サービスの成功を見て、テレビ業界も「見放題」のビジネスモデルを導入し始めました。
(例:NHKオンデマンド、日テレTADA
広告の多様化
インターネットの広告モデル(ターゲティング広告やクリック報酬型広告)をテレビ側も活用。例えば、番組内でQRコードを表示して、ネットで直接商品を購入できる仕組みなどが導入されました。
3 技術革新がテレビとインターネットをつなげた
スマートテレビの普及
スマートテレビ(インターネット接続が可能なテレビ)の登場で、テレビ番組とインターネット動画がシームレスに視聴可能になりました。これにより、従来の放送局もネット動画と直接競争する必要が出てきました。
ハイブリッドキャストの導入
日本では「ハイブリッドキャスト」という技術が登場。これはテレビ放送とインターネット情報を組み合わせて提供する仕組みで、視聴者は放送中に気になった情報をネットで調べたり、インタラクティブなコンテンツにアクセスしたりできます。
4 SNSとテレビの相乗効果
番組の話題作り
テレビ番組がTwitterなどのSNSでハッシュタグを使ってリアルタイムの話題を作り、視聴者の参加を促進。たとえば、「#〇〇」など公式ハッシュタグが流行し、ネット上での盛り上がりが番組の人気をさらに押し上げる例がありました。
視聴率の補完
テレビの視聴率だけではなく、SNSでの「エンゲージメント」やネット配信での再生数が、番組の成功指標として重視されるように。これにより、テレビ業界もSNSとの連携を積極的に進めました。
5 インターネット動画の脅威に対抗
Netflixなどの台頭への危機感
動画配信サービスが普及し、特に若年層がテレビを離れる「テレビ離れ」が問題視されるようになりました。この危機感が、テレビ局をしてネット動画の配信に本腰を入れさせる原動力となりました。
TVerの成功
日本の主要テレビ局が協力して無料見逃し配信サービス「TVer」を立ち上げたのは大きな転機でした。これにより、インターネット上でもテレビ局の公式コンテンツが簡単に見られるようになり、違法動画サイトへの流出を防ぐ効果もありました。
6 コロナ禍が後押し
コロナ禍で在宅時間が増え、ネット視聴の需要が急増したことで、テレビ局もインターネットを活用したサービスをさらに拡充。例えば、リモートで参加できるバラエティ番組や、YouTubeでの番組配信などが一般的になりました。
まとめ インターネットを「敵」から「味方」に変えた柔軟性
テレビ業界が成功したのは、インターネットという新しい媒体を「敵」として排除するのではなく、共存し、むしろ積極的に活用する方向にシフトしたからです。その結果、視聴者のニーズに応え、競争力を維持することに成功しました。
今回はここまで、それではまた次の講義レポートで。