地域おこし協力隊インターン体験記(田之上未来)

この記事について

6月4日から8月1日まで美深町に滞在し、地域おこし協力隊インターンとして活動をしてきた田之上未来さん。約2か月間の間にやってきたこと、感じてきたことについてきたことを本人に書き連ねてもらいました。

美深町地域おこし協力隊インターンを経験して

 私は大阪府摂津市の出身です。現在大学に在学中なのですが、地域活性化というものに元々興味があり、就職をする前にそこに携わってみたいと感じ、1年間大学を休学して地域おこし協力隊のインターンという制度を見つけ挑戦することにしました。
これまで訪れた場所の中で北海道は自然豊かで大好きな場所だったため、道内でそれができる場所を探し、見つけたのが美深町でした。

 私の主な業務は、松山湿原のデジタルガイドマップの作成と美深町の観光資源を撮影してPR動画の作成をすることでした。松山湿原に関しては、これまで登山の経験も興味もなく、「なぜ頂上からの景色を見るだけのために長時間しんどい思いをして山を登るのか」と正直登山に対し否定的な考えを持っていました。
初めての登山は思った通り大変しんどく、その時期だけに咲いていた貴重な高山植物を見る余裕もなく、疲れ果てて終了しました。
しかし、2回目以降は登山ルートや体力の配分の仕方も分かってきたので、高山植物の撮影や豆知識をメモしながら登ることができました。またその素材を使用してガイドマップを作成していたので、そのうち高山植物を見るだけで何の植物なのか分かるようになっていました。そこから自分の中で登山の魅力が少しずつ増していくのがわかりました。
知識はあればあるほどその登山は面白くなる。ならば登山をしたこをがない人にまず興味を持ってもらえるようにするにはどうしたらいいのだろうか。初心者の自分だからこそ同じ目線に立って考えることができました。
作成したガイドマップには約20種類の花や植物、見どころなどを掲載しています。それを参考に高山植物を見つける楽しみがあれば、登ることも苦にならず、楽しい思い出になるのかなと考えています。
是非活用していただきたいです。

松山湿原晴天時の様子
インターン仲間の橋本さんと。登山後の豚汁はおいしかった。

活動中は企画商工観光課の皆さんとたくさんの時間を過ごしました。
町内の観光地や、おいしい飲食店へ連れて行ってもらったりしたのですが、何が一番良かったかと問われると、日常の皆さんとの何気ない会話で笑い会えたことだったと思います。とても優しく、面白く、こうして温かい人間関係を築けただけでも、大学を休学し、この選択をして良かったと感じています。

美深町での体験や経験を活かし、9月からも北海道の他の町でインターンとして活動する予定です。美深町からは少し遠くなってしまいますが、また美深町に来ます!ありがとうございました。


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