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地域特産×進化系!『おでん』で広がる新しい販売チャンス

販促アドバイザー ちょこあしです。
12月に入り急に寒さが厳しくなり温かい食べ物が恋しい季節になりました。
我が家では冬になると鍋やおでんの出番が多くなります。

先日たまたま観ていたテレビでちょうど「おでん特集」が始まり、そこで”今どきのおでん”が紹介されていましたので、今回はそこで得た情報なども交え、おでんの歴史から最新のおでんビジネスまでご紹介したいと思います。

【おでんのルーツ】

おでんができたのは、江戸時代。
元々こんにゃくを串に刺し味噌をつけて食べていた味噌田楽を煮込んで食べはじめたのが「煮込みおでん」のはじまりと言われています。
江戸の町で屋台料理として発展し、関西へと広まりました。
関西では「関東煮(かんとだき)」として広まったとのことです。

【日本各地のご当地おでん】

江戸で誕生した「おでん」はその後全国に広まり、それぞれの地域で独自に発展をしていきました。
みなさまの出身地ではどのようなおでんを食べていらっしゃいますか?
ここでは、北から南まで日本各地のおでん10選をご紹介いたします。
※参考:じゃらんニュース「日本各地のご当地おでん10選!」

◆青森県 「青森おでん」

特徴:カツオと昆布からとっただし汁のおでんで、食べる直前に生姜味噌をかける
具材:ホタテやつぶ貝などの海の幸、根曲がり竹(たけのこ)、山の幸、大角天(薄く四角状にしたさつま揚げ)など

◆青森~宮城県 「三陸おでん」

特徴:三陸おでんは宮城県仙台市から青森県八戸市を結ぶ三陸沿岸道路沿いの飲食店で提供されているもので、「1種類以上のつけダレがついていること」「店ごとにオリジナル性があること」「三陸の食材を6割以上使うこと」という3つの条件を満たしたおでん。味も店により和風からイタリア風までさまざまあり、見た目も味わいも違う
具材:三陸さんのホタテや魚介類、地元産の野菜など

◆静岡県 「静岡おでん」

特徴:濃口醤油ベースのスープに牛スジや鶏肉からとっただし汁を継ぎ足した真っ黒なスープだが、味は濃くなくあっさりとしている
そのまま食べてもいいが、イワシの削り節やカツオ節を混ぜたダシ粉と青のりをかけるのが静岡流とされている
具材:黒はんぺんや牛スジ、こんにゃく、大根、玉子などで、竹串にさして煮込むスタイル

◆愛知県 「味噌おでん」

特徴:濃厚な味噌の味わいが特徴で、八丁味噌などの豆味噌を使用しただしでグツグツと煮込むパターンと、醤油ベースのおでんに調理みそをかけて食べるパターンがある
具材:大根や玉子、こんにゃく、牛スジなどの他、角麩や生麩などの味がしみこみやすい具材も多い

◆石川県 「金沢おでん」

特徴:スープは昆布や魚介からとった塩風味のだし汁で甘みのある優しい味
具材:金沢の食材を使うのがルールとなっており、カニの殻に身や味噌をつめたカニ面やバイ貝などの海の幸や車麩、加賀谷祭などが入る

◆富山県 「富山おでん」

特徴:カツオ節や昆布、塩でとっただし汁で煮込むシンプルな味わいで、おでんの上にとろろ昆布を載せるのが特徴
また富山県産の食材を一つ以上使うことも富山おでんのルールとなってい
具材:薄切りこんにゃくを串に刺したあんばやし、白エビのつみれ、かまぼこなどの練り物、大根、玉子など

◆兵庫県 「姫路おでん」

特徴:関東煮(かんとうだき)と呼ばれる濃く甘い味付けのおでんと薄味のおでんがあり、どちらも生姜醤油で味わう
具材:大根、こんにゃく、玉子などの定番食材の他、名産のかまぼこやタコも使われる

◆島根県 「松江おでん」

特徴:だし汁に決まりはなく、鶏がらや昆布とカツオ、島根の特産であるトビウオを使うなど様々
地元の黒田セリや春菊などの葉物野菜が入っているのが特徴で、ひとつひとつの具材も大きい
具材:宍道湖しじみや旬の魚をつかったつくね団子などをいれることもある

◆鹿児島県 「鹿児島おでん」

特徴:味噌おでんがベ-スで、名産の豚のうまみと甘口の麦みそを使ったまろやかな味わい
具材:大根、玉子、豚のスペアリブ、豆もやし、魚のすり身、豆腐、つけあげ(地酒を混ぜて油で揚げた郷土料理)など

◆沖縄県 「沖縄おでん」

特徴:だし汁はカツオと長時間煮込んだ豚足から溶け出した旨味がベースで、シンプルだがコクのある味わい。だし汁と具材に"テビチ”と呼ばれる豚足を使うのも特徴のひとつ
具材:大根、玉子、こんにゃくなどの定番食材の他、豚足やソーセージ、結び昆布、レタスや山東菜などの葉物野菜など具沢山である


どこのおでんもその土地ならではの食材を使っているのが特徴ですね。
旅行で訪れた際には、「おでん」を食べればその地域の特産も味わえ一石二鳥かもしれません☆

【最新おでん】

近年おでんも進化を遂げ、他にはない個性で勝負しているおでんが話題を呼んでいます。そのいくつかをご紹介します。

☆お店で味わえる進化系おでん

東京・新宿 「ちょいおでん 新宿本店」
こちらではこれまで和のイメージしかなかったおでんに洋食の要素を取り入れた、和洋折衷のおでんを提供

◆コロッケおでん
コロッケにあごだしをかけたおでん。
カリッと揚がったコロッケにだしが少しずつ染み込み、サクサクとしっとり両方の味わいを楽しめる一品
◆しらたきジェノベーゼソース
おでんのしらたきにジェノベーゼソースを添えた斬新的なメニュー。
しらたきはあっさりとしただしで煮込んであり、このだしの風味とジェノベーゼソースの相性が思った以上に合うのだそう。
SNS映えもする一品

☆自分の好きなおでん種だけを集めた時短おでん鍋が家庭で楽しめる!

ローソン 100円おでん
この100円おでんは一つのパックに一つの具材だけが入っているのが特徴で、食べたい具材だけを好きな数だけチョイスしたい!というニーズに答える人気商品です。
また下ごしらえ済みなので、簡単に家庭ですぐおでん鍋が楽しめます。
具材は計14種類。価格は100円(税抜)です。
昨年に続き9月半ばから2月末まで販売されます。

☆おでん+うどん! ありそうでなかった組み合わせを形にした商品

エースコック「おどん」
カップ麺老舗のエースコックから、「おでん」と「うどん」をあわせた「おどん」が発売されました。
昆布、カツオをベースとし生姜をアクセントとして加えた関西風おでんだしにツルっと弾力のあるうどんを組み合わせた一品。
具材には、鶏だんごや麩、エビ風味の卵加工品が入っています。
2024年12月2日発売開始 価格:271円(税抜)

【おでんビジネス】

いかがでしたでしょうか。
最近はおでんバーも全国各地にあり、好きなお酒を片手にお酒のおつまみとしておでんというスタイルも定番化しつつあるようです。

これは

おでんは鍋で食べるもの、大勢で食べるものという枠を取り払い、一人で好きな量だけ食べるというスタイルを作り上げたことで、おでんのニーズを拡大させ、集客にも結び付けた成功例であります。

ローソンの「100円おでん」も同じことが言えます。

そして、そのローソン「100円おでん」はなぜ9月から販売しているのでしょうか。
これは、秋でも雨が降って一時的に気温が下がったり、少し暖かいものを食べてほっとしたいという時に需要があると判断したそうで、これまでの『おでん=冬』という概念を取っ払い、あえて9月から発売したところこれが大好評。昨年はトータルで約156万個も売れたそうです。

定番を定番と決めつけず、これまでなかった形態や販売手法を変えることで、新たなビジネスチャンスとなっていますね。

まだまだこれからおでんが恋しくなる季節。
みなさんも今年はこんな変わり種おでんにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


最後に、
みなさまのビジネスにおいて、もしアシストが必要でしたら、ちょこあしが様々な業務のお手伝いをいたします。

・LPやブログの制作
・SNSのアイコンやサムネイル作成
・SNSの投稿文書執筆
・メルマガやステップメール作成
・SNS広告運用代行
・動画作成
・名刺作成
・コンテンツ作成

その他上記以外のご要望もご相談いただければ可能な限りお応えいたします。

◎ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください
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