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学校の先生、月曜日がつらい

自分で選んだ仕事。
やりがいもそれなりに感じている仕事。
それでも、月曜日がこんなにしんどいのはなぜだろう。

月曜日の午前中は、毎週必ずと言っていいほど気分が落ち込んでいる。
仕事に対するモチベーションが低い。
心がついてこないのに、とりあえず手を動かしてタスクをこなす。

生徒の発言や行動も、普段より心に刺さる(悪い意味で)。
普段と比べて明らかにイライラしやすいし、不安になりやすい。
自分自身のコンディションが、生徒への対応に影響してしまいそうになる。
そこをぐっとこらえて、どうにかやり過ごす。

でも、仕事をするうちに少しずつスイッチが入ってくる。
頭がぐるぐると回転し始める。

火曜日・水曜日くらいになると、やっと気持ちがついてくるようになる。
仕事上の「やりたいこと」が頭の中に浮かんでくるようになる。
「次の授業ではこんなことしてみようかな。」
「念のためあの補足資料も生徒に渡しておこう。」
「授業づくりにchat gptを使ってみようかな。」などなど。

木曜日・金曜日はもう週末気分。
「今週もほぼやり切った!」という気分で、結構前向きに仕事ができる。
いかに週末に仕事を残さないかを考えて、今週中に片づけられるものはどんどん片づけていく。

こんなサイクルを、毎週毎週繰り返している。

月曜のしんどさは、例えるなら、自転車の漕ぎ始めの重さに似ている。
漕ぎ始める時が毎回しんどい。でも、漕いでいるうちにスピードに乗ってくる。
週末を迎えた時には、自転車で目的地に着いた時のように、すがすがしい達成感がある。

働き始めた頃は、月曜のしんどさをまともにくらいすぎて、よく落ち込んでいた。
それこそ「仕事にモチベーションがないなんて、だめな先生だ。社会人に向いていないんだ」という感じで、深刻に捉えすぎていたように思う。

でも最近、これは社会人なら誰でも感じている当たり前のサイクルなんだとやっと理解した。
「サザエさん症候群」「ブルーマンデー症候群」なんて言葉がずっと前からあるってことは、日本中の戦後の社会人たちが、みんな似たようなことを感じてきたってことだ。

おそらく、5日➡2日➡5日➡2日・・・というように機械的に切り替えていくのは、生物として結構無理があるのだろう。
週末のリラックスモードから、平日の仕事モードに切り替える時に、体や心にそれなりの負荷がかかるのは当たり前だ。
そう思うようになってから、「あー相変わらず月曜はしんどいなー」となんとなく客観的にやり過ごせるようになってきた気がする。

おわりに

今日は特に月曜のしんどさが強めだったので書いてみました。
ただのぼやきのような文章を読んでくれてありがとうございます!

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