終わりであって終わりじゃない

 どうも書きたいことはあるのに中々書けなかったので重い腰を上げてようやく書こうと思います。
今回は打ち切りマンガについて書こうと思います。
 皆さんは打ち切りマンガという単語を聞いたことはあるだろうか。普段生活してる分には意識してないと聞き逃してしまう単語ではあると思うし、中々日常で使うことのない単語ではある。そもそも商業雑誌で連載してる以上終わるマンガの過半数が打ち切りマンガではあると私は思う。理由は色々あるがやはり一番は人気が落ちた、人気出なかったことである。祇園精舎の鐘の声、何時までもボスの様に全盛期とは行かないのである。
 人気低迷での打ち切りは週刊少年ジャンプが有名ではないだろうか。ジャンプ内で連載していた「バクマン。」にネタにされるほどアンケートの結果が重要視されている。よくあるパターンとして①新連載が始まる。→②人気が出ず掲載が最後の方になる(ジャンプは一部例外があるがアンケートの結果が良いマンガから上に掲載されている)→③唐突な展開が続き連載終了。
汗っかきも驚くほどの新陳代謝で早いマンガなら13話ほどで打ち切られてしまう。
 打ち切られてしまうとどうしても面白くなかったというレッテルを貼られがちだが私はそうではないと思う。そもそも連載されるマンガは連載会議というサバイバルを勝ち上がっておりこの時点である程度の面白さの基準はクリアしてるのである。たまたまその時の雰囲気と合わなかったり、面白くなるまでに時間がかかるスロースターターの可能性だってあるはずだ。しかし打ち切りは打ち切り。その後は基本ないのだ。
 私も20年近くジャンプを読んでるジャンプっ子なので幾多の打ち切りマンガを見送ってきた。そのたびに切ない気持ちになった。
 しかし最近私が好きだったけど打ち切りになった作品の作者が他誌での活躍をよく目にするようになった。人生どこで何が起きるかわからない。今は終わりかもしれないけど、その終わりは次に進むための必要な終わりだったかもしれないまさに人間万事塞翁が馬。
 このnoteを読んでもし打ち切り漫画に興味があるなら見てほしい。漫画家が魂を込めた作品に面白くないは絶対ないのだから。
そしていまだに私はわっしょいわじまにあの続きを待っている…

 
 

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