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パシフィカアップデートの皮算ノート

R6.7.1の今日のカードで待望のパシフィカの指定強化が来たのでどのように動きが変わっていくのか、現状のパシフィカデッキの動きを顧みたうえで
考察していきます。

ちなみにトップのパシフィカちゃんは最初期のパシフィカですが、普通にDスタンの話をします。

注:著者は身内でプレイする程度のエアプ勢になりますので、必ずしも正しいことを言っていない可能性が高いことを明記しておきます。また、ユニット名に誤りがあり、何言ってるんだ・・・?となった場合はぜひご指摘ください。

現状のパシフィカデッキ

パシフィカの基本的な構築

僭越ながら、以下の内容が自分の現状のパシフィカデッキになります。

図1:非常にオーソドックスと思われる

基本的にイングリットをデッキから呼んでCCし、毎ターンCBをきっちり使っていくタイプのデッキになります。構築はともかく、パシフィカのデッキを使っている人はこのタイプが現状多いのではないでしょうか。

パシフィカの基本的な動き

相手がG3であれば
①23000(プラネットパシフィカ)
②15000(ソランジュの場合)+13000=28000
③18000(プラネットでパシフィカに+5000した場合)
④18000+13000=31000+トリガー
⑤15000(ソランジュの場合)+ブースト+トリガー
といったパワーラインで攻める。
ヴァンガードのパワーが昨今の環境としては低めだが、リアガードのパワーはダメージトリガーを1枚まではケアしつつ、20000ガード要求ができている。ここにリシウスでユイカに+10000与えれば、さらに強めな攻撃ができ、2回目のアタックをイングリットのような盤面から消えるユニットを採用したり、このデッキには入っていないがフランセットを採用などすれば、ユイカ前に好きなカードを呼んできてそのままハンドに回収することもできる。
非常に安定感のあるデッキだ。

図2:基本的な動き

また、もう一度プラネットパシフィカをパシフィカで呼ぶなら図3のような動きもできる。この場合のパワーラインは相手がG3の時
①23000(プラネットパシフィカ、ソウルに入れる)
②18000(プラネットでパシフィカにパワー+5000した場合)
③23000(プラネットパシフィカ、ソウルに入れない)
④20000+13000+トリガー=33000
(※ソランジュはV裏のアタックでパワーが伸びる)
⑤20000+ブースト+トリガー
③のプラネットをソウルに入れないことで、次のターンの動きを安定させることができる。ユイカ前に登場時効果を持ったユニットを出せば、再度利用できるのは同じ。

図3:基本的な動き②

上記では火力に大きな差がないように見えるが、ペルソナライドのターンでは、基本的な動き①のほうが②~⑤に+10000入るため、火力が高い。

パシフィカの新規ユニット

新規ユニットでできること

図4:期待の新人ベルメル

①の効果では、ドロップのパシフィカをデッキボトムに送り、さらにEB3払えば1ドローができる。
いままではルイゾンでドロップのパシフィカをデッキに戻していたが、ルイゾンは基本使いきりだったため、ベルメルの登場によってゲーム中何度もパシフィカをデッキに戻せるようになったといえる。
おまけの1ドローも優秀

②ほかのユニットに+5000し、そのバトルの終了時にデッキボトムに行くというもの。
コストがない代わりにデッキボトムにデメリット効果があるが、これは例によってユイカで解消できる。

ベルメルの使い道

①の効果は、正直見た通りなので今回は②の効果について特に考察する。

上記で、デメリット効果はユイカで帳消しできるという話をしたが、実のところ、そのままデッキボトムに行ってもらったほうが都合がいいことが多いように感じる。
なぜなら
「ユイカでブーストしない=好きなユニットを手札に加えることができる」からである。「基本的な動き①」で少し触れたが、イングリットを盤面に出してそのままボトムに送り、行うような動きをできるユニットが増えたといっていい。

また、構築の上でもリシウスの仕事をベルメルが行うことができる。
リシウスを運用する際は、ユイカ前に出して再利用するか、反対側のブーストとして使用するか、あるいはしっかりとしたラインを作るため、押しつぶす必要があった。
リシウスをユイカ前に出した場合は
3000+10000+8000(13000)=21000(26000)だが
ベルメルであれば
10000+5000+8000(13000)=23000(28000)
とほぼ同じか、しっかり火力を出せている
※(ユイカの+5000を反映した数値)

図4:リシウスより使いやすい?

また、ユイカで毎ターンプラネットをデッキに戻せるのであれば、デッキ内のパシフィカが枯渇することはなくなるため、手札にプラネットがある場合は動き①でCCしながらアタック、ない場合は②で次ターンの安定盤面を作る。という形で臨機応変に対応するのもいいかもしれない

まとめ

今回、革命的なカードが登場した!というわけではないが、ベルメルの登場によって盤面構築や動きの安定性を格段に上げられるようになったのではないかと思う。
ただ、やはり火力不足という点は解消できていないため、その点をまたほかの新規カードによって補っていきたいところ。特にヴァンガードのパワーは基本的にブーストを付けられない都合、厳しいままといって過言ではないだろう。後半になるにつれて強くなる超越デッキはもちろん、時間制限が目下最大の敵ではないだろうか。ユイカをつぶされるのも厳しいため、逆境は続く。
しかし、DV期に入ってからメインブースターにもリリカルモナステリオが収録され、コンスタントに新規カードが収録されるようになり、そもそもデッキ構築の上での縛りがないデッキのため、なにかの拍子で化ける可能性があるパシフィカには今後も期待していきたい。

今回はここまで。来たれ金曜日。
御清覧ありがとうございました。

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