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次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)

こんにちは☺️
博士課程の やな です🎓

今回は博士課程の経済的支援の1つである「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING事業)」について紹介します。

私は今年度、SPRINGに採択されており、支援を受けています。
支援を受けている学生として、SPRINGを紹介します!

次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)とは?

博士後期課程学生の挑戦的・融合的な研究を支援し、優秀な博士人材が様々なキャリアで活躍できるように研究力向上や研究者能力開発を促す事業

https://www.jst.go.jp/jisedai/spring/

とHPの始めに書かれています。

こちらは大学がJSTに応募し、採択された大学が、学内の学生を

学生が受けられる支援のキーワードは

  • 経済的支援

  • キャリア支援

の2つです。
ですが、義務が多いので必ず注意すべきだと思います。

※SPRINGは国の事業の名称であり、各大学での名称は異なる可能性があります。詳細は以下を確認ください。


支援内容の詳細

ここでは私の大学での支援内容を紹介します。
大学ごとに支援内容が異なるため、ご注意ください)

研究支援&生活支援

  • 生活支援金: 年間220万円

  • 研究費: 年間30万円

キャリア支援

  • キャリア支援講座の受講

  • キャリア相談

  • 長期インターンシップの参加(必須)

ほか、義務や条件

  • 卒業後10年間の追跡調査がある

  • ほかの収入・給付型奨学金は年間240万以下

  • 日本学生支援機構奨学金は貸与のみ(返済免除なし)

  • 学振DCとの併用不可

  • 学位は就業年限以内に取得できるように務めること

  • 3ヶ月に1回「研究活動報告書」を提出、また年に1度の「研究発表会」での発表

良いこと

生活支援がある

なんといっても生活支援があることです。博士課程の学生として、ここまで経済的に支援してもらえているため、私は学費も自分で払うことができています。

研究費がいただける

自分の生活支援金だけでなく、研究費もいただくことができています。
「研究費の執行」はこんなに手続きが大変なんだ、、、!と最初は驚きましたが、学会発表や研究に必要なものを自分で購入できることは、研究者に一歩近づいた気がします。

大変なこと

月に1回、なんらかのイベントがある

キャリア支援講座や英語プレゼンテーション講座、面談など、毎月1日以上なんらかのイベントがあると思います。
出欠メールや講座後のアンケートなども合わせると、自分の研究以外の負担があります。

生活支援があるがゆえに大学の学費全額免除に通らない,,,
(私の大学で、ですが)

これは他人から聞いた話ですが、生活支援金+日本学生支援機構の奨学金を頂きながら1人暮らしで生活していると学費が全額免除にならなかったそうです。(日本学生支援機構の奨学金を借りるのは必須です。)

生活費が雑所得扱い
(所得税がかかる&国民健康保険に加入必須)

もちろん生活費をもらえているのは本当にありがたいことですが、所得税がかかり、保険にも加入しなければなりません。税金を確定申告時に納めます。
まだ、1年目のため課税額がわかりません。
ですが、収入がだいたい月18万の人の手取りが14〜15万と言われております。月14〜15万で一人暮らしをするのは楽な生活ではないと思います。

今回の内容は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
なにかコメント質問あれば、お待ちしております。


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