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お酒の失敗は人生のスパイス。in六本木体験談

こんにちは辻野です。
今日は自分の大好きなお酒について書こうかと思います。皆さんはよく仕事終わりに同僚達と飲みに行ったり、友人達と飲みに行ったりするでしょうか?お酒の好き嫌い、飲める飲めないは置いて置いて、お酒の席で色々な人に会えるという事がすごく勉強になったり楽しかったりするのではないでしょうか。お酒を飲むことで平常心を失ってしまい、大変な失敗談を作ってしまったりして、人生において良き思い出をたくさん作ってくれる素敵な素敵な飲み物なのです。

お酒は少量であれば食欲が増進し、行動欲求を抑圧している精神的な緊張を緩和し、気分がリラックスし、ストレスの解消につながりますが、飲むほどに酔いが回り酩酊状態になることで色々な失敗をしでかします。

お酒を飲む人同士の会話では「よくこんな失敗したぜ」の失敗談の自慢が繰り広げられますがそんなこんなで何回も話すことで精度の上がったよく出来た持ちネタになっているケースがあるのではないでしょうか?

自分もたくさん飲みの席に参加したり、自らネオン街に行ってお酒を飲みに行く事が多いので、酔っ払って意味不明な行動ばかり取ってしまいます。次の日に色々な人に聞いたりして記憶の回収を行い、人に話せるレベルのストーリーとして記憶にインプットするのですが、どこまで本当でどこまでが作り話なのか実は不明です。実際に証拠品などが出てくると説得力を増すので自分の中で失敗談のリアリティーが出てきます。そんなお酒にまつわる失敗談のエピソードを紹介しようと思います。

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七味唐辛子

その日は仕事が遅くまであったので、いつものごとく終電が無くなるかどうかというタイミングでした。当時は会社が六本木ミッドタウンレジデンスの中にあったので、一歩外に出れば外は楽しいネオン街でした。僕は当時会社の会議室でそのまま寝ることも多かったのですが折角泊まるならと、夜な夜なネオン街に飲みに行っておりました。六本木近辺の飲み屋事情としては、隣に女性がつく接客サービス、俗に言うキャバクラは港区の法令で1:00以降はサービス提供を禁止されていますので、終電より少し前に仕事が終わると最後のワンセットを飲みに行くか帰るかの選択肢が待っているわけです。当然僕は会議室で寝る方をとるので最後のワンセットに嬉々としてトライしに行くのですが、今回もいつものようにボトルキープしてあるキャバクラ屋さんへ向かう事にしました。

綺麗なお姉さまに接客してもらいながら飲むお酒は格別で、仕事の疲れを癒してくれます。普段はボトルキープしているお酒を女の子にも飲んでもらうことで飲み代をセーブする事ができるのですが、調子に乗ってシャンパンとかショットをジャンジャン頼むと、一瞬でお財布がからになってしまいます。僕は基本的にはボトルキープのお酒を飲んでもらうのですが中にはウイスキーが苦手なんですと言った女性も出てきます。そんな時は好きなお酒をのんでも良いよという場合もあるのですが、しれっとお水を飲んでくれる大変よく出来たお姉さんもいます。

幸い僕が指名したお姉さまはボトルキープのお酒を飲んでくれるのでセット料金と指名料で飲む事ができます。キャバクは入店時間によってセット料金が変わるのですが、終わり際のセット料金が一番高く設定してあります。そしてキャバクラが一番混む時間帯は終電前の時間帯とお店が終わる前の時間で、なぜ終わる前の時間が混むかと言うと、キャバクラが終わった後にも、女の子と別の飲み屋に行ってもらえるアフターと言う女の子の営業活動を狙って、客どもは終わり際のキャバクラに群がるのです。

もちろん僕も1時間で楽しい時間が終わってしまっては悲しいのでアフターに誘うのですが女の子にもたくさんの予定が詰まっているので、うまく行かないこともあります。その日はうまくアフターに行く事ができて、六本木のお店から乃木坂にあるカラオケバーに向かいました。そこでひとしきりカラオケやらお酒を楽しんで、かなり酔っ払い状態になってしまいました。

お店の人とキャバ嬢は結構酔っ払ってるからもう帰った方が良いと促され、近距離だったので歩いて帰ろうとしたのですが、タクシー乗せられミッドタウンに帰りました。タクシー乗り場に着いてそのまま中に入って会議室で就寝すると良かったのでしょうが、酔っ払った僕はその日はなぜかまた夜の街の方に歩き出し、なぜか松屋に入っていたようでした。

そこからの記憶はなくなっていたのですが、松屋のテーブルに突っ伏して寝てしまっていたようで、声をかけられて起きたら目の前に警官2名が酔っ払いの対応で僕の前に立っていました。僕は何か悪いことでもしたのかと驚いて目を覚まして、とりあえずすみませんと謝ってしまったのですが、そこで思いついたのがお店で何も食べずに寝てしまったからお店の人が困って警官を呼んだのだと思いました。

これってテレビでよく見る警官が酔っ払いの対応している光景で、まさか自分がなるハメになるとはとトホホと思いながら「何も食べずにすみませんでした」と券売機で牛丼を購入してお店で食べて帰ろうかと思ったら、お店の人と警官から、「いやもう食事はされましたよ気をつけて帰ってください。」と言われて全く食べた記憶がなかったので、すごく不思議な気分で会社に戻り寝てしまいました。

会社が始まって昨日の出来事の記憶の回収をしながらカバンの中を見てみると、何と松屋の七味の木箱のようなもの出てきました。(松屋さんごめんなさい)これは豚汁とかお味噌汁を頼んだら店から提供される物なので、やっぱり記憶にはなかったですがしっかり食べていたんだと実感!しかもそれをカバンに入れるという不思議な行動におかしさを感じずにはいれませんでした。(今でも会社の冷蔵庫に木箱のような調味料が残ってます。)こうしてお酒の失敗談は日々更新されて自分の中のネタとして溜まっていき、ピリリと辛い記憶と共に人生のスパイスとして思い出になるのでした。

テキーラタワーで撃沈

皆さんは色々な飲食店からのお誘いはあるでしょうか?自分は六本木界隈のお店の店長さんや店員さんとお酒お飲んですぐ仲良くなってしまうので、すごくお誘いの連絡が来てしまい、時には1日のうちにたくさん梯子酒をしてしまうことがあります。酔っ払ってしまうと
なんとなくの約束は覚えているのですが、どの店にいつ行ったかの記憶が曖昧ですが、律儀に約束を守っているようでして大変良いお客さんという事になっています。

そんなある日のこと、いつものようにお姉さまたちと楽しくお酒を飲む場所に行っていると、ある女の子がシャンパン飲みたいと言い出したのです。今日はシャンパンはだめですとお断りしたところ、じゃあテキーラをのみたいと言い出しました。テキーラは女の子にとっては酔いすぎるので一般的には敬遠しがちなお酒ですが、プロのお姉様方はお酒に慣れているので好んで危険な飲み方をして、お酒の場を盛り上げることがあります。

そんなお店の術中にすっかりハマってしまい、テキーラで盛り上がって乾杯をして、例の如く記憶を飛ばしてしまい、アフターのお店まで命辛々辿り着き、ソファーでずっと寝てしまっていました。テキーラの飲み過ぎですっかり記憶を飛ばした僕は、いつも親切にしてくれる会員制のお笑い芸人さんが経営しているバーでとても気持ち悪くなり、マーライオン状態でお店にご迷惑をおかけしてしまいましいた。後に女の子たちからテキーラタワーの写真と共にお礼のメッセージが届いたのですが、命の危険を感じるトホホな一日でした。皆様もテキーラの飲み過ぎには十分なご注意を!

カバンごと無くした午前4時

酔っ払った時にものをなくすという事があるかと思いますが、僕の場合はさっきまで持ってた鞄を無くしてしまうと言う奇跡的な体験をしています。記憶の中では肩から鞄を下げているはずなのに気がつけば鞄がない!!そんな失敗エピソードです。

その日は仲の良い麻布台にあるお好み焼き屋さんに行った日の事でした。会社終わりに夕食を食べに行き食事を済ませた後いつものように下にある会員制のバーに遊びに行って飲んでいると、そのお店で仲良くなった常連さんとお店の店員さんとで、六本木のサパークラブに飲みに行こうと言う事になりました。サパークラブとは男性も女性も楽しめる接客スタイルのクラブのようなところで、キャストがカラオケやショーでお酒の席を盛り上げる大人のディズニーランドのような場所です。

そんな楽しい場所で飲めや歌えやした後で例の如く会社の会議室で就寝につこうかとしていると、夜中の3時にお腹がすいたなぁと言う事になり、そばでも食べて帰ろうと言う事になりました。深夜の六本木で蕎麦を食べて解散は午前4時ごろになったかと思います。すでに意識は朦朧としながら歩いていたのですが、ふと鞄がなくなっている事に気がつきました。
えっ!なんで?いつからなくなってしまったのか??ポケットにスマホしかなかったので財布と鍵がない。一気に酔いが覚めて慌てて、さっきまで飲んでたメンバーにカバンのことを話すと、返事は「さっきまで持ってましたよ。蕎麦屋で見た記憶はあります。」との事だった。とりあえず六本木にあるさっき行ったであろう店に戻りながら道中落ちてないか探し続けました。

すると朝の5時ごろにスマホ着信があり出てみるとミッドタウンレジデンスのフロントの方から連絡があり、「1階の車寄せのあたりで鞄を見つけたのでフロントで預かってます。中を調べたら連絡先のわかるものがあったので連絡しました。」との事でした。めっちゃ不思議でしたが、めっちゃラッキーな気持ちでフロントに戻って鞄を回収して就寝につきました。皆さんも酔っ払ったらカバンの置き忘れなどには注意しましょう。

お酒を飲む人の禁酒するは嘘

こんな失敗ばかりを繰り返すことで毎回お酒を飲む事に反省して心の中ではもう禁酒すると誓ったりするのですが、自分では絶対うまく行かないし続かないので禁酒という言葉はあまり口に出しては言わないようにしています。

しかし世の中には良く禁酒を口にされる方々がいますが、僕の経験上ほとんどの人ができていないと思いますので、お酒を飲む人が良く口にする「禁酒する」は嘘という事で話半分で聞いてあげてくれると助かります。

お酒は人のつながりや思い出をたくさん作ってくれる魔法のような素敵な液体。お酒がある事で人生は何倍にも楽しいものになると信じて、僕はまたお酒を飲みに行こうかと思います。

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