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そうだ、バー行こう。
こんにちは、デザイナーの那由多です。
今回はバーとお酒について書いていきます。
自分のお酒好きは、確実に母親と、その家系から来ていると思う。
正月に親戚で集まると、お酒がどんどん出てきてどんどん無くなっていった。
家ではパスタが夕飯に出ると、飲み物はほぼワインが出てきたし、一緒に住んでいたおじいちゃんとおばあちゃんは夕飯の後の晩酌が好きだったし、夕飯の残りはその晩酌に消えていった。
母親も仕事から帰ってくると、リビングでよくお酒を飲んで、幸せそうにうつらうつらしていた。
1人でバーに行ってみた
自分は大人になってもそんなにお酒は飲まないぞ、なんて思ってたのは昔の話。
最近仕事終わりの金曜日とか、休日の夜にバーに1人で飲みに行っている。
バーにも種類があるが、だれもがパッとイメージする静かでちょっと暗くてメニューがなくて、カウンターにマスターがいるバーは「オーセンティックバー」というらしい。
1人なんて緊張すると友達には言われたが、なかなか非現実味を味わえて面白いのである。
まずお店に行くと、ほぼマスターが話しかけてくるので
「女性で1人なんて良いですね」とか「どんなお仕事されてるんですか?」とかの良くある質問に最初は答える。
こちらからも最近の飲食店事情とか、どんなお客さんが来るのかとかを聞いたりする。
そうやってマスターと仲良くなると、近くのバーの情報を教えてもらえる。
あそこはウイスキーが豊富、あそこの客層はうんたら、あそこのバーは敷居が高いなど。
初心者なりのおすすめは、見た目が綺麗で入りやすいバーにまず行って、そこで周りのお店のことを聞くことだ。
飲食店あるあるなのかもしれないが、バーは新装開店する時、周りの同業の店に挨拶まわりに行くらしい。
あそこは厳格なマスターだから緊張した、なんて話も最近聞いた。
そして、少し緊張するが、カウンターで隣どうしになったお客さんとも話ができるのが行く楽しみの1つである。
(もちろん女性の方は変な人に気をつけて)
自分と年齢の離れた、普段なら全くかかわらないであろう業種の人と話すのはなかなか面白い。
特に最近だと、リモートワーク導入からの会社の変わり方とかに話題がいったりする。
弊社の社長のnoteにもあった、「テレワークの偶然性の低下」についての話をすると
「そうだよ、それそれ!本当にそのとおり!」
なんて言われたりして、別業種の人もおなじような感じなんだなと思った。
(該当noteはこちら↓)
嬉しかったのは、隣に座った人が、自分も読んでいる漫画の作者だったことだ。
すごく気さくな人で、仲良く話をしてくださった。どうやらバーの近くが仕事場らしい。
漫画家って本当にこの世に存在してるんだなあ....と失礼ながら思ってしまった。
しかし、マスターも忙しかったり、隣の人が話すような雰囲気ではない時はどうするか。
私の場合、一冊だけ本をもって行く。
なんとなく一応マスターに「ここって本読んでても大丈夫ですか?」と最初は聞いた。
(よっぽどこだわった所じゃないと、本を読んじゃだめなんて無いとは思うけど)
もちろん本じゃなくてスマホをいじる時もあるけれど、1人でお酒を飲みながらゆっくり本を読む時間もなかなか良いものです。
ここからは紹介したいお酒について書いていきます。
リンゴのお酒「カルバドス」
出典 : Amazon カルヴァドス・ポム・ド・イブ(ギフトボックス付)
私が1番好きなお酒はカルバドスだ。
フランスのノルマンディー地方で造られるリンゴを原料とする蒸留酒、つまりブランデーで、この地方で作られる物以外のアップルブランデーはカルバドスを名乗ってはいけないらしい。
甘いわけではなく、個人的には辛口の白ワインとか、アイリッシュウイスキーに似ている気がする。
ソーダ割りで飲むと、爽やかで香りも良くてとても美味しい。
ロックやストレートがおすすめとされるらしいが、個人的にはソーダ割りが好きだ。
グレードの高いカルバドスは、上の写真みたいに中に林檎が丸々一個入っている。
どまた果実が小さい時から空の瓶の中に枝ごと入れて、成長したら切り離すらしい。
これからのクリスマスの季節にピッタリのお酒だと思う。
ただし、なんの料理に合うか...と聞かれると答えづらい。食後に飲むのがおすすめかもしれない。
ゴッホも愛した危ないお酒「アブサン」
出典 : Amazon アブサン (チェコ) 70度 700ml
なかなか奇抜な見た目をしているこちらのお酒は、アブサンという薬草系のリキュールである。
爽やかな味とこってり感のある甘みがあり、種類によりけりだがアルコール度数は総じてかなりお高め。
(写真のアブサンは70度)
こちらのアブサン、じつは昔一度禁止令が出たことがある。
ニガヨモギを原料として開発されたのだが、その成分に幻覚作用があるらしく、中毒者が多発したためである。
あのゴッホもアブサン中毒者で、アブサンで狂って耳を切り落としたとも言われている。ちなみに、パッケージに描かれている女の子の絵は、アブサンの幻覚で見える妖精らしい。
WHOによって細かな規定が決められて、1981年に製造が復活、スイスではわりと最近の2005年から解禁になった。
前バーに行った時に、マスターにおすすめされてアブサンを一口いただいたのだが、次の日の午前中、何回も二度寝して、数えきれないくらい夢を見た...あぶないあぶない。
アブサンはストレートで飲むのが一般的なようで、面白い事に水を少しずつ加えると、鮮やかな緑がミルクのように白濁するのだ。(アブサン 加水 で検索)
アブサン内のアルコールに溶け込んでいたハーブの非水溶成分(精油成分)が、水を加えると反発して出てくるためらしい。気になった人は是非試してみてください。くれぐれも幻覚にはお気をつけて。
甘い甘いワイン「貴腐ワイン」
美味しいのに、意外と知らない人が多いワインの一種「貴腐ワイン」
デザートワインのくくりの中に、貴腐ワインというジャンルがある。
貴腐ワインは、「貴腐ブドウ」という糖度の高いブドウを原料に造られた甘口ワインのことで、普通のワインと比べて本当に甘い。蜂蜜や、ウェルチのアップルに近いと思う。
母親といったイタリアンバルで、食後のおすすめのお酒から選んで初めて飲んだ。
貴腐ワイン自体が総じて普通のワインより高めというのもあり、めちゃめちゃ美味しい。
お店においてあった時は是非ためして欲しいお酒です。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
また紹介したいお酒が増えたらこんな記事を書くかもしれません。
それでは良いアルコールライフを。
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