見出し画像

世界初『デコトラ展』やります。

グランドデザイン代表の西です。
昨年から準備してきた、世界初『デコトラ展』。いよいよ今年開催する事になりました。このnoteでは、ボクがデコトラにハマった『磁力』についてお話しし、共感してくださる方の中から、ボクらのチャレンジに協力してくれる方を募りたいと思っています。

日本の被災地に最初に支援物資を届けるのは、『デコトラ』なんです

自衛隊の出動が要請されるような規模の災害の場合、自衛隊は被災後数時間で、一般車両の交通を制限する規制線を張ります。この規制線を最初に通れるのは、実は『デコトラ』なのです。

なぜ通れるのか?

それはデコトラの長い長い被災地支援の歴史と、そのデコトラを応援する市町村の町長さんのネットワーク、そしてそれを知る自衛隊が、日本で一番最初の支援物資を、被災地に届けているのです。
災害で電気も水道も断絶され、瓦礫で変わりきってしまった被災地に、デコトラが支援物資を積み、または温かい炊き出しのためにやってくるのです。このトラックの光が、被災者にはどんな風に映っているのでしょうか?
そんな体験をする国は、世界中にありますか?

昨年の能登半島の震災は、NHKのデコトラ取材の間に発生したので、偶然にも炊き出しのために出動する瞬間が記録されています。以下がその出発シーンです。(NHKオンデマンドで見れます)

NHK ドキュメント20min. デコトラ ~魂を灯す男たち~

そんなこと、なんで誰も知らないのか?

デコトラの全国組織「社団法人・全国哥麿会」田島順市会長はこのように言っています。
「俺らが好き勝手でやってることだからよ、いう必要はないんだよ。」その通りだと思います。ボクはなんも言えません。一番乗りで物資を届けることを、炊き出しを、市町村や自衛隊と約束しているわけではありません。

そしてボクが感じる第二の理由は、田島会長が、哥麿会が、デコトラのオーナー達がみんな「昭和のまま」だからです。昭和の時代にあった「義理や人情」を、デコトラのように愛しています。田島会長はよく話します。

「デコトラに乗ってるような奴はよ、社会から弾かれたような奴ばっかりでよ、誰からも褒められて来なかったんだ。でもこうやって支援物資を運んだり、炊き出しに行くと、涙を流して喜んでくれる人に出会えるんだよね。それが奴らの励みにもなって、こうやって続いてるわけ。」

また、日本テレビの24時間テレビ「愛は地球を救う」にも哥麿会は長年参加し、募金活動をしています。デコトラ2〜30台を広めの公共駐車場に集め、メンバーの皆さんが、あの黄色のTシャツを着て暑い8月の下旬に活動をされています。しかしかつて、一度もそれが映像として24時間テレビに映ったことはありません。田島会長いわく、「俺らが好き勝手でやってることだからよ、映る必要はない」のです。

夜には、デコトラに興味を持って集まってきてくれたお客さんへの感謝のために、集まった数十台のデコトラを一斉に点灯させて歓迎します。集まったみんなはデコトラが点灯すると、拍手をして歓迎し、写真を撮って喜びます。
ボクらが参加させてもらった時には、その駐車場と田んぼで隔てられた、約500m先の一軒家から、1本の苦情の電話が警察に入りました。
それによって、この宴は10分ほどで終了しました。

その時、容易に言葉にできない複雑な感情を、ボクらは味わいました。何十年も続けていればこんなこと初めてはないはずです。もっと不条理なこともあったでしょう。初めて経験したボクらが、そこで口を開くのは憚れました。誰もが喜んでくれると限らない、このような活動をずっとデコトラは続けています。

デコトラには、反骨の美学がある。しかし消えてなくなる運命にある。

希少な「美しさ」とはこういうものなのではないか、とボクは思いました。今にも消えてなくなりそうな「灯火」でもあります。
昭和は確かに「不適切」盛りだくさんでした、いまの私たちから見れば。
でもあのドラマでボクが感じとったのは、「昭和は不適切であるものの、いまの方がいいとも言えない」という宮藤官九郎のメッセージです。

なんせ義理と人情は、コスパが悪い。燃費最悪なデコトラを走らせ今でも被災地の慰霊祭に集まるのです。それを令和になって貫くデコトラ・オーナーを擁する哥麿会。いま、デコトラは消える運命を歩んでいます。

一時は3,000人を数えた哥麿会も、いまは300人程度にまで縮小しています。排ガス規制に加え、企業のコンプライアンス強化によって、年々デコトラを手放すオーナーが増えています。そこに来て自動車のEV化がトドメを刺そうとしています。

デコトラは、それぞれのオーナーが自分の稼ぎの中で装飾を施し維持しています。ボクはこのデコトラを、この被災地支援活動含めて『アート』として再定義したいと思っています。
アートならば、近い未来に、美術館や博物館が所蔵する方がいいに決まっています。(これはボクが勝手に)

ボクらはこのデコトラの保存のために、データ化をしたり、そのデータを元にNFT ARTを作ってきました。このデコトラNFTは海外で評判を得て、ニューヨークを始め、フランス、メキシコ大使館でも展示を行ってきました。
NFTで得た収益は、哥麿会を通じて被災地支援に使っていただきました。

ただ、NFT だとギャラリーは反応してくれるものの、現物の美術館展示には程遠い。そこで、大谷資料館の協力を得て、実物の展示に踏み切ることにしました。

展示には、最低でも1,000万円が必要なのです。

展示には多くの方に関わっていただかなければいけません。事故があってもいけません。警備員の配置から電源車の用意、その他諸々助けてくださる方々の費用を合算すると、弊社の人件費を入れずとも最低で1,000万円が必要だと分かりました。

一旦、この費用はグランドデザインで負担します。が、弊社は小さな会社ですので、こんな金額の負担は1回しかできません。(本当は1回もダメージがかなり大きい)しかしこういう活動は、最低でも3回、できれば10回は必要だと思っています。その為には多くの方の支援が必要です。そして初回が最も苦しい。何もかもが初めてですから。

今回、そのメモリアルな初回の支援をしてくださる方を今回募集します。最後には収支決算も公開します。もし仮に運営費を上回る費用が集まることがあれば、哥麿会を通じて被災地支援に寄付します。いや寄付したいです。


展示ロゴと、スポンサー企業の一体化をします

【プラチナスポンサー】(数社)
数社のスポンサー企業様向けになる100万円(税抜)の枠です。今回は『初回』のプラチナスポンサーという記念の意味を込めて、スポンサー名を展示ロゴの一部として掲出します。上記のロゴの下に並ぶイメージです。
このロゴは、いろんなものに使いますので、初回展示会、最大の露出をお約束するものです。後でご紹介する提灯のやぐらの上にもスポンサー名を並べる予定でいます。露出に加え様々な特典も計画中です。
ご検討くださる企業様はぜひご連絡ください。お伺いしてご説明差し上げます。

レギュラースポンサー

レギュラースポンサー

レギュラースポンサー枠は4種類ご用意しています。50万から、25万、10万、5万まで(税抜)。レギュラー枠も初回スポンサーであることは何も変わりません。「義理と人情」を反骨の美学として受け継いでおりますので、サポートいただけましたら、出来うる限りのお礼をさせていただきます。

個人・企業スポンサー(200程度)

個人・企業スポンサー

最後に、個人であれ、企業であれ、1万円(税別)でスポンサードして頂く枠です。デコトラにはやっぱり提灯が似合います。会場である大谷資料館をたくさんの提灯で飾りたいと思っています。いまの予定では200個を想定しています。提灯を並べるやぐらは、幅6m、高さ3mほどになる予定です。初回は記念にもなりますので、イベント終了後、ご希望の方には記念にこの提灯を皆様にお配りします。



お問い合わせ
プラチナスポンサー、レギュラースポンサーをご検討の方は、ぜひ以下へご連絡ください。

【企業スポンサー枠】
dekotora.jp@grand-design-tokyo.jp

また、提灯なら参加してやってもいいよ、という方は以下からご応募ください。提灯以外にもおもしろグッズをご用意しています。一回覗いてみてください。

提灯スポンサー

デコトラ展の情報は逐次『X』で発信しています。気になる方はフォローお願いします。

以上、ご協力をお願いします。

いいなと思ったら応援しよう!