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Read between the lines

『店長がすっごい嫌な人で、お気に入りのバイトの人には優しくするのに、そうじゃない人には悪態をつくし、セクハラもしてくるから11月のシフト沢山入れてから飛ぼうと思うんだ。』

「もし嫌なことがあっても、やり返して逃げるのは嫌なことをしてる方と人間としておんなじレベルになるよ。普通にしっかり辞めるって言って辞めればいいじゃん。」

『なんか言いなよ。』

「たかがバイトだし、さっさと辞めればいいんじゃない?でも、そのやり方はあんまり良くないと思うけど。」

『なにそれ、バイトした事もない癖に。』

「どんな思いで、毎日予備校行って辛い思いして、勉強してるのかわかるのかよ。バイトであった嫌なことを具体的に言わないんだから、わかるわけないでしょ。」

「ごめん。」


『今まで私が喜ぶような返答をいつもしてくれてたけど、これからは正直に思ってること話してよ。私が君の発言を教育しているみたいでなんか嫌だな。』

「本当に思ってることを全部言ったらあなたはすぐに機嫌を悪くするじゃない。機嫌悪くなったらなったで、こっちの気持ちを考えて発言しなよ、もう少しリスペクトを持って接してよって散々言われて来たから、今更言われても、仲良くそのまま話してたいからわざわざ機嫌が悪くなるようなことは言えないな。」

「わかった。気をつけてみる。」



「あなたと話している時間は何にも代え難い、生きていて一番楽しい時間でした。こんなにも笑えて楽しい時間はあなたとの今までの時間とあなたのユーモアがあってからでした。今まで3年以上あなたとの会話が日々の癒しでした。急に連絡ができないと言われても、今までどうやって生活をしてきたか、忘れてしまいました。ただ、私はあなたの幸せと健康を願ってます。苦しい日々はまだまだ続き、さらにその苦しさは冬の寒さと共に日々増しています。この苦しみを乗り切った後、また会えることを楽しみにしてます。」

「あなたにたくさんの辛い思いをさせました。僕もたくさん辛い思いをしました。それよりもたくさんの幸せな思い出が残っています。僕が一番好きなのは、2人でディズニーランドのレストランで爆睡をしたことです。いつも視界の中にあなたがいるのではないかと探してしまいます。あなたとの日々は間違いなく幸せそのものでした。どうか元気で幸せにいてほしいです。あなたは神様にたくさんの恵まれたものを与えられています。それと同時にたくさんの試練も与えられています。それに押しつぶされてしまわないかが心配です。完璧だけを求めすぎずに、心を大切に生きてほしいです。」

「また会う日まで。」

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