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高齢不妊治療なのよ 3話:初めての産婦人科


産婦人科に駆け込む

本当にまったくの無知からのスタートなので
ネットで情報を集めて
やれ、検温だの やれ、排卵日だの
素人知識で頑張ってた。
でも、うんともすんともかすりもせず
きっちり来る生理に怯え
そのきっちり来てた生理さえも
メンタルのせいか年齢のせいか
不安定になって、もっと不安になって…
勇気を出してプロの先生に診てもらわないと
どうしようもないぞ?!と気が付いた。

でも実は産婦人科って一度も経験がなく
しかも高齢者。
ネットでは高齢の不妊治療者に
厳しい意見もあったりする。
本当に怖かった。でも行くしかない!
覚悟を決めて、看板だけはいつも見ていた
近所の産婦人科に駆け込みました。

最初先生にどうやって話せばいいか
門前払いされないようにするには
どういう切り口で…とか考えまくり
「何歳くらいまで頑張れますかね?」とか
「この年齢はどうです?」
とか自虐的な低姿勢な言葉ばっかり
頭をグルグルまわりまくる。
産婦人科の入り口の扉が
巨大な障壁に見える。怖い。
でも、覚悟を決めて飛び込んで
勢いのままに…
「子供を作ろうと思いまして」
って普通に言ってしまった。

ところが本当に嬉しいことに
何のツッコミやご意見もなく
普通に流れるように、当たり前のように
「頑張りましょう!」
っと言ってもらえたからビックリした。

不妊治療はイバラの道だけど
スタートがニュートラルな気持ちで
スタートできたのは感謝しかない。

AMH検査

もちろん検査も初めての
聞いたこともない検査
そもそも卵子の数って言われても
卵子?残数…ざ…残数?!

卵子は毎回新しく作られるわけじゃなく
最初に持って生まれた数から
小出しにしてるなんて…
年齢とともに老化していうだなんて…

なんでもっとはやく勉強しなかったの?!
っと後悔の嵐。いやさすがに
これだけ無知な人もいないでしょ…
私ぐらいでしょ…
でも後悔したって若返らないし
頑張るしかないんよ!

メンタル大事

残数の数値を知った直後は
さすがに落ち込んで
景色がモノクロ状態で
よくしっかり歩いて帰れたな~と思う。

不妊治療なんてメンタル大事なのに
不妊治療でメンタル壊す
悪循環の無限ループ。

落ち込んでも何も解決しないのにね!

(続く)


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