星子ひとり旅シリーズ作品リスト
『少女トラベルミステリ』で取り扱う『星子ひとり旅シリーズ』作品のリストです。ここでは詳しい内容に触れません。
星子ひとり旅シリーズは山浦弘靖先生の少女向けトラベルミステリのシリーズです。ひとり旅シリーズの後は星子&宙太ふたり旅、星子とらぶるファミリーシリーズと展開し、全体では星子シリーズという名前になっているようです。『少女トラベルミステリ』では星子ひとり旅シリーズのみを取り扱います。
なお、星子シリーズは全て電子書籍で購入可能です。今も読めます。
あと、この記事では「文庫版のあらすじ」を掲載しています。電子書籍版のあらすじとは内容が違っている場合があります。その旨ご了承ください。
山浦弘靖先生はブログの方で星子シリーズの続きも執筆されていらっしゃるようです。
公式ブログ
他にも『星子♥️宙太恋巡礼ガイド』を出版した『星子❤️宙太 恋巡礼ガイド準備プロジェクト』さんのブログもあります。
下のリストは刊行順に並んでいます。引用してあるあらすじは文庫版のものです。現在、紙本を新刊で購入することができないので、電子書籍版のリンクを埋め込みしました。電子書籍版版のあらすじは文庫版と違っている可能性が高いですが、そちらは未確認です。
なお、ファンブックに当たる『星子ひとり旅・イラスト・スペシャル1 星子♡宙太 恋紀行』と『星子ひとり旅・イラスト・スペシャル2 星子♡宙太 恋の時刻表』は電子書籍版されていません。コミカライズ作品などと共にこちらのページで取り扱っています。
殺人切符は♡色
読み さつじんきっぷははーといろ
1985/09/01発行
コバルト文庫
正義感の強い星子は、女王きどりの上級生に親友がいじめられた事で、女王と子分どもをこらしめてしまった。で、高校二年の秋、ただ今停学中。これを機会に、星子はひとり旅を実行、猫のゴンベエと一緒に長崎へやってきた。だが、着いてすぐに殺人事件にまきこまれてしまった。列車で知り合った宙太というお調子者に助けられて、なんとか警察から解放された星子──第二の殺人事件が……。
死神の時刻表は♠色
読み しにがみのじこくひょうはすぺーどいろ
1986/02/15発行
コバルト文庫
星子はウラバンにいじめられている友美を助けようとして、ウラバン変死事件に巻き込まれ、停学一週間の処分を受けた。少々のことにめげない星子は、これ幸いと、愛猫ゴンベエをお供に北陸・能登ひとり旅に出た。列車の中で宙太に再会したり、金沢駅の人込みで友美を見かけたり――いやな予感がした星子だったが、金沢の街を歩きはじめた。すると突然、トラックが星子めがけて走ってきた!
恋の危険信号は♦色
読み こいのきけんしんごうはだいやいろ
1986/08/15発行
コバルト文庫
「カレが、死んでるの、助けて!!」星子の家へ退学になったユーコから電話があった。今、函館にいるという。しかも相手はプレイメイトのオジサマ。行こうか行くまいか迷ったあげく、好奇心には勝てなかった星子。夜行列車にとび乗ってユーコとの約束の場所に着いたが、彼女はいなかった。東京へ戻ろうと思った星子の前へ、またまた宙太が現れた。さらに先輩の貝山紀子も、北海道へ……なぜ!?
京都迷路地図は♣色
読み きょうとめいろちずはくろーばーいろ
1985/11/15発行
コバルト文庫
「ゴールで待つのは、すばらしい恋。それとも、恐ろしい死」――意味ありげな手紙とともに、家出した猫のゴンベエを抱いた美女の写真が星子のもとへ届けられた。居場所は京都。あんなドラ猫と思いながらも、新幹線に飛び乗った星子、車内で教育実習生として習った西小路清彦に出会った。星子が熱を上げた先生だ。京都に着いた星子は、すぐに写真の美女を探した。だが、見つけた時には……。
殺人占いはJの罠
読み さつじんうらないはじゃっくのわな
1987/02/15発行
コバルト文庫
「今度こそ、いい男が見つかったら、家に帰らないぞ」星子、親友にシカトされて悩み、授業中に教室を抜け出したため、またまた停学処分にされた。ユーウツな気分をぶっとばすには旅に限る、と星子、伊豆へ向かった。途中、追いかけてきた宙太につかまり、やってきたのが、なんと湘南海岸。エッチな宙太からのがれた星子、ミニFM放送で聞いた殺人事件の現場にふみ込んでしまった……。
魔女特急はQの罠
読み まじょとっきゅうはくいーんのわな
1987/05/15発行
コバルト文庫
あの宙太と“正式に”婚約させられそう!!
あせった星子は、今度こそいい男を見つけようと、某旅行社のツアーに加わった。そのツアーとは『行く先不明列車・恋風号で、あなたの愛をさがそう』という心トキメク内容!! 勇み立って恋風号に乗り込んだ星子だが、またまた宙太につかまってしまってガックリ。おまけに、恋風号の行く手には、身の毛もよだつ美女連続殺人事件が待ちかまえていた!!
(今作からルビあり)
夢ハネムーンはKの罠
読み ゆめはねむーんはきんぐのわな
1987/08/15発行
コバルト文庫
ポラロイド写真にうつった星子の背後に、白っぽい人影!? なんとそれは、犬吠埼で自殺死体で見つかったマキ先輩じゃないですか!! いい男さがしの旅をキャンセルした星子は、マキの死の真相を求めて恐山へ。でも、そこはしっかり者の星子のこと、列車の中でちゃ~んといい男、島本さんと知り合いましたヨ。ところが、その列車には、ステキな美人と浮気の旅(!?)をしている、あの宙太メの姿が!!
ヴァージン・ロードはAの罠
読み ゔぁーじん・ろーどはえーすのわな
1987/11/15発行
コバルト文庫
恋多き乙女、星子サン。今回は、あこがれの清里へ、ひとり旅……のつもりが、またもやフィアンセ宙太の出現。そのうえ殺人事件に巻き込まれるし、もうサイテイ。でもおかげで“いい男”マサルと出会えた。やっぱり日ごろの心がけね……と喜んでる場合じゃない。星子、殺人犯にされちゃうかも知れないのだ。よおし、無実を証明するためなら、たとえ火の中、男の中? いざ、真犯人さがしへ出陣よ!!
ハッピーエンドはJkの罠
読み はっぴーえんどはじょーかーのわな
1988/02/15発行
コバルト文庫
「今、君にキスしたら、多分、君を不幸にするかもしれない」謎めいたセリフを残したままフィアンセの宙太からはナシのツブテ。星子、浮気心がムズムズ! そんな時、宙太から結婚式を挙げたいと電話がきた。ところが、春之介の予知によると、宙太のフィアンセはあとふたりいるという。真相を確かめに、原宿の宙太のマンションに向かう星子の前に、殺人事件の幕が切って落とされようとしていた!!
ワンペアは殺しの花言葉
読み わんぺあはころしのはなことば
1988/05/10発行
コバルト文庫
宙太との幸せな新婚生活を夢見たのも束の間、突然現れた宙太の母上に結婚式をめちゃめちゃにされてしまった我らが星子サン。宙太を忘れ、新しい恋を見つけようとの決意も健気に一路四国へ感傷旅行。ところが、瀬戸大橋の向こうで待っていたのはイイ男だけじゃなかった! またもや恐怖とナゾの事件に巻き込まれてしまった星子、ほんとうの愛を見つけられるのか!? 怒濤の新シリーズ突入!!
ツーペアは魔少女の呪い
読み つーぺあはましょうじょののろい
1988/08/10発行
コバルト文庫
夏休みを迎えた星子のもとに《魔少女》からカミソリ入りの手紙が届いた。そこには「宙太さんと別れなければ、お前を地獄へ落とす」という、おぞましい文面! さすがにゾーッとなったけど、そんな脅しも何のその、例によって新しい恋を求めて白馬へと旅立つ星子。しかし、《魔少女》の黒い企ては、親友のリツ子や春之介をも巻き込んで、北アルプスの山々を、暗雲でおおいつくそうとしていた!!
スリーカードは愛の殺人案内
読み すりーかーどはあいのさつじんじけん
1988/11/10発行
コバルト文庫
フィアンセの宙太がいながらも、いまだあきたらずにイイ男さがしのひとり旅を続ける、自称"恋の狩人星子" 星子サン。しかし、今回ばかりはワケあって、宙太とふたり、ブルートレイン『北斗星』で北海道へ旅立つことに。ところが星子、一流ホテルの雰囲気漂う素敵な客室に酔いしれる間もなく、女性の死体を発見。そしてそれが、星子にとって生涯忘れえぬ、つらく悲しい旅の幕開けになろうとは?
殺人ゲームはポーカーで
読み さつじんげーむはぽーかーで
1988/12/10発行
コバルト文庫
「えっ、宙太がグアムでお見合い? しかも、相手が殺人者?」いきなり、とんでもない話を聞かされた星子さん。愛は、いや、嫉妬は国境を越えて、常夏の島まで来たのはいいけれど、待ってたのは、コバルトブルーの海と真っ赤に染まった女の死体だった! トロピカルアイランドを舞台に繰り広げられるおぞましい事件と謎の数々。人気爆発、絶好調の山浦ミステリー、きわめつけの最新刊登場!
フォーカードは悪魔の招待状
読み ふぉーかーどはあくまのしょうたいじょう
1989/02/10発行
コバルト文庫
恋さがし、いい男さがしの旅にもちょっぴり疲れてしまった我らが星子サン。そろそろ宙太との結婚を本気で考えはじめたその矢先、「美空宙太氏の正体をあばく旅に、あなたをご招待します」という謎の手紙とともに届いた一枚の指定席券。目的地・仙台で待つ、宙太の恐ろしい血の秘密とは? そしてゲンジロウと宙太の関係とは? 恐怖の殺人事件の中で、今ひとつひとつの謎が明らかになる!!
フルハウスは殺しの予言者 上
読み ふるはうすはころしのよげんしゃ じょう
1989/05/10発行
コバルト文庫
『青春18きっぷ』握りしめ、一から出直しひとり旅。「いい男はおらんかえ~」と星子はいざ奈良大和路。ところが、愛猫ゴンベエがお先に恋に堕ちちゃった。相手は、お上品ながらも気の強~いシャム猫。なにっ!? 気が強すぎて、人まで殺しちゃった? ってんで、またもやキョーフの殺人事件。宙太、マサル&春之介に、新登場のE♂を加え、山浦ミステリー大暴れ。さあ、前編のはじまりだ~っ!!
(『♂』は矢印が斜めではなく上)
フルハウスは殺しの予言者 下
読み ふるはうすはころしのよげんしゃ げ
1989/06/10発行
コバルト文庫
すべてのチェックポイントをクリアすれば憧れのタレントとデートができる『魔界オリエンテーリング』。その先では数々の殺人事件が待ちうけていた。事件の陰に見え隠れする犯人の姿。それを追う星子たち、そして十文字右京。すでにマサルは凶悪な犯人らによって眼をやられてしまった。オリエンテーリングのゴールも間近。そして犯人もすぐそこに迫っている!! おまちかねの後編!登場だ!!
フラッシュは恋の殺人迷路
読み ふらっしゅはこいのさつじんめいろ
1989/09/10発行
コバルト文庫
星子、両親のアメリカ旅行のお伴ができず、今回は葉山のリゾートマンションでひとり暮らし。葉山ならショーナンのいい男をまとめてハントできるかも……なんて気分ワクワクだったけど、ただではすまない我らが星子。宙太との同棲、不倫の恋、そして恐ろしい殺人事件。あげくのはてに東北大追跡と並べきれない忙しさ。夏は女の子が狙われるアブナい季節――今年の夏はホントにアブナいっ!!
♥ストレートは天使のささやき
読み はーとすとれーとはてんしのささやき
1989/11/10発行
コバルト文庫
なんてたって食欲の秋!! ってことで、3キロも太ってしまった星子サン。今回の旅行の目的は、男さがしじゃなくて、ダイエット!! 西伊豆は堂ヶ島まで出かけることにしたんだけれど、途中、宙太と春之介が連携プレーで邪魔ばかりしてくる。なにがなんでも堂ヶ島へはやらないぞって感じでね。これは、なにかあるぞとふんだ星子サン、旅の先で見たのは、記憶を失ったマサルの哀しい姿だった!!
♦ストレートは京都恋殺人
読み だいやすとれーとはきょうとこいさつじん
1990/01/10発行
コバルト文庫
「貴女がスターになれるチャンスをプレゼントします」という手紙とともに送られてきたのは新幹線の切符と映画『新撰組』の台本。沖田総司役はあこがれのスター・小野寺涼。この機会を見逃す星子チャンじゃありません。キャッホーとばかりに、いざ京都へ!! しかし、そこには凶悪犯罪が待っていて……。オールスターキャストに久々登場のゲンジロウ、新キャラを加えて、全山浦ファンに贈る超新作。
♠ストレートは死美人の恋
読み すぺーどすとれーとはしびじんのこい
1990/03/10発行
コバルト文庫
小春日和の熱海の岩陰で、肩を抱き合い、語り合っているカップルは――ご存じ、宙太と、星子、じゃなくって、亜利沙サン。なんと、宙太の浮気現場を目撃してしまったのが、我らが星子。……夢よ、絶対、夢よと必死で言いきかせても、穏やかじゃありませんっ!! ウサ晴らしに恒例のひとり旅、いざ九州へ。ところが、またまた殺人事件。右京につながりのある女子大生がふたりも殺されて……!?
♣ストレートは涙の花嫁人形
読み くらぶすとれーとはなみだのはなよめにんぎょう
1990/04/30発行
コバルト文庫
祝・ひとり旅シリーズ20作目!! いつにもまして大ハリキリでいい男さがしの旅に出ようとした星子のところへ、緊急事態発生のTEL。リツ子の話だと、宙太が結婚して、奥さんとふたり、自由が丘であま~い新婚生活を送っているらしい。――キ~~ッ、あたしというものがありながら、あのペテン師めッ――さっそく、コトの真相をつかむべく、宙太の新婚家庭へ潜入した星子サンだったが……!?
ハネムーン探偵は7カードで
読み はねむーんたんていはせぶんかーどで
1990/08/10発行
コバルト文庫
|星子《せいこ》、ハワイで結婚式!! ついにやったか宙太サン、と思いきや、ハネムーンに出かけたカップルが現地で次々と姿をくらますという怪事件。星子と宙太が、新婚カップルになりすまして、オトリ捜査ってわけ。星子、不謹慎にも、プレスリーのようなステキでセクシャルな男の子がいるかも…なんて思って、出かけたところが、またまた凶悪事件発生!! おまけに不死鳥まで登場してきちゃって……。
トランプ刑事の恋は♥色
読み とらんぷけいじのこいははーといろ
1990/11/10発行
コバルト文庫
星子は「自分を見つめ直したい、宙太との愛を原点に立ち返って考えてみたい、探さないで下さい」と言って旅立ってしまった。宙太は星子が自分のところに帰ってこないのではないかと不安になり、彼女が長崎へ行ったのだろうと推測して、後を追った。その車中で殺人事件が……。そして長崎には、星子をとりまくライバル全員が顔を揃えたばかりか、星子に瓜二つの月子という子までも現れた。
幻の恋人は♠の殺人者
読み まぼろしのこいびとはすぺーどのさつじんしゃ
1991/02/10発行
コバルト文庫
御無沙汰している間に、星子、宙太と新婚生活。今度ばかりは嘘じゃなさそう。春ちゃんをはじめ、メンバーの全員が祝福してくれたりして。だが、当の星子サン、結婚式の写真を見ても、なんにも覚えていない。そう、あの記憶喪失とやらにかかってしまったノダ。思い出せるのは、黒紫の百合の花、笑うミッキーマウス、そして謎の男……ああ、世にも恐ろしい恋の冒険旅行がはじまる予感がする!!
恋祭りは♦の悪魔
読み こいまつりはだいやのあくま
1991/04/10発行
コバルト文庫
宙太とナンシーの熱烈キスシーンに激怒した星子サン。宙太への当てつけの旅に出ようと東京駅にやってはきたが、そこで出会ったのが、耳が不自由な高3の女の子。彼女、岐阜の下呂温泉にいるお母さんを訪ねるところだという。どうも複雑な事情があるらしい。彼女のことが気にかかる星子、ふたりで下呂温泉へと向かうが、それが星子の大切な人を奪う、あんな恐ろしい結末になるとは……!!
感傷旅行は♣の誘惑
せんちめんたるじゃーにーはくらぶのゆうわく
1991/07/10発行
コバルト文庫
理事長の娘を相手に暴れまくった星子、久しぶりに停学一週間。マサルとの思い出の横浜にきた星子は、彼そっくりのタケルと知り合った。だが、春之介と星子はタケルにさんざんからかわれてしまった。気分一転、ふたりはマサルを忘れるために北海道へ向かった。最初の殺人現場に出遭ったのは函館の教会、次は札幌近くの岩見沢、いずれもタケルの姿を見かけたが、いったいどんな関係が……。
運命ゲームは♥のJ
読み うんめいげーむははーとのじゃっく
1991/09/10発行
コバルト文庫
ナンシーから宙太宙太のニューヨーク行きを聞いた星子、しばし茫然自失。そんな星子を宙太はふたりだけで旅行しようとサマー音楽祭のある軽井沢に誘った。OKした星子、今度こそと、その気になっていたのに、またもや事件。三日月刑事が脱走犯に命を狙われているとの知らせ。しかも、リツ子とお見合いだなんて、もう最悪。頭にきた星子、ホテルを飛び出したところ、タケルと出会った……。
謎の黄金姫は♥のQ
読み なぞのおうごんひめははーとのくいーん
1991/11/10発行
コバルト文庫
〈今すぐにも、宙太のところへ飛んで行きたい〉星子がニューヨークへ旅立った宙太のことを思っていたとき、春之介から電話があった。宙太のところへ押し掛けろというのだ。早速、星子は成田空港へ駆けつけた、つもりだったが、どういうわけか着いた先は羽田。しかも、いきなりふたりの男に拉致されそうになった。またしても事件。逃げる星子のまえに、頼もしい助っ人が現れた。小次郎だ。
ジョーカーは謎の旅案内人 星子 五つの恋の物語
読み じょーかーはなぞのたびさきあんないにん せいこ いつつのこいのものがたり
1992/02/10発行
コバルト文庫
星子が黄金の矢で胸を射抜かれた。星子の恋のハート殺しの犯人はトランプのジョーカー……といっても、星子が居眠りをして見た夢。いつものように、いい男探し、恋探しの旅に出るが、今回はハート殺しのジョーカー探しになりそう。行き先はトランプ占いで角館に決めた。旅はさらに、伊勢志摩、倉敷、日光、北海道と続き、行く先々でレギュラーのひとりひとりと出会い、事件にも巻き込まれる。
シンデレラ特急で♥殺人
読み しんでれらとっきゅうではーとさつじん
1992/06/10発行
コバルト文庫
スーパー超特急「のぞみ」に乗って、恋のひとり旅の星子。行き先は京都。ひとり洗面所に入ったところ、突然、殺人事件に出くわした。そんな車内で助けてくれたのが、花吹雪と名のる江口洋介に似たいい男。小説家なんだって。さらに刑事に詰問されたのを助けてくれたのが、一宮清人という貴公子のスーパー・エリート刑事課長さん。ところが、なんと、車内に宙太が乗り込んでたなんて……。
小町恋伝説で♦殺人
読み こまちこいでんせつでだいやさつじん
1992/10/10発行
コバルト文庫
多摩川の河原で女子高校生が焼身自殺! これまでにも一週間毎に三人の女の子が焼身自殺をし、彼女達はいずれも百人一首の小野小町の札を持っていた。一方、星子も同じ札を拾い、小町の美貌と才媛ぶりにあやかろうと、小町のふるさと、秋田県の雄勝町を訪ねることにし、山形新幹線『つばさ』に乗った。だが、早くもその車内で、星子は何者かに襲われ、丁度乗り合わせていた春之介に助けられた。
エンゲージリングで♠殺人
読み えんげーじりんぐですぺーどさつじん
1992/12/10発行
コバルト文庫
星子に結婚を申し込んだマサルが『ペガサス』というチームに入り、富士山麓で、ハンググライダーから目標に向かって突っ込む訓練をしているという。その目的は『ドラゴン・サターン』という暴走族を叩きつぶすため。その暴走族はとんでもない悪党どもらしい。星子は、マサルが心配で会いに行くことにした。その途中、彼女と同様に、マサルを気遣ってやってきた宙太と会い、ふたりは富士山麓を目指した。
盗まれた結婚式で♣殺人
読み ぬすまれたけっこんしきでくろーばーさつじん
1993/03/10発行
コバルト文庫
星子、いよいよ、宙太との結婚式の日取りも決まり、心はハネムーン……というところへ『結婚式を盗む』なんて、変な手紙が届いた。星子の心臓はドキリ! そんなとき、なぞの美少女や、右京そっくりのロックシンガー少年が現れたり、ヤクザの卍興業もからんだりして、なにやら事件のにおいがいっぱい。またしても、星子の心は揺れて、ひとり旅へ。宙太との結婚は、いったいどうなるの?
虹の花嫁は♥のエース 上
読み にじのはなよめははーとのえーす じょう
1993/06/10発行
コバルト文庫
清里での宙太との結婚式から姿を消した星子から、『もう一度、はじめからやり直します』という手紙を受け取った宙太。腹を立てたが星子への想いは変わらない。しかし、星子とはしばらく離れていた方がいいだろうと考えた。そこへ、ニューヨークで手配中の殺人犯が北海道にいるので、ナンシーが共同捜査のために日本へ派遣されてきた。宙太は、恋人気取りのナンシーと釧路へ向かった……。
虹の花嫁は♥のエース 下
読み にじのはなよめははーとのえーす げ
1993/08/10発行
コバルト文庫
宙太の初恋のマドンナ小百合の恋人・西田を殺してしまったと悩む星子。一方、宙太はケガのために目が見えないままだ。星子がこれ以上事件に深入りすることを危惧した宙太は東京に帰らせようとするが、その矢先に、星子は西田のペンダントを発見する。ひょっとして、西田は生きているのかも――!? 星子の必死の捜査が始まった。「星子ひとり旅」シリーズ第一部、感動のクライマックスへ!!