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少女トラベルミステリ

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「星子ひとり旅シリーズ&幽霊事件シリーズの研究本を出そう」から始まった『少女トラベルミステリ』──『少女』『トラベル』『ミステリ』の視点で少女向けミステリ、少女探偵、女性向けトラ…
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#幽霊事件シリーズ

韓国語版『クリスマス幽霊事件』購入レポート

以前に『清里幽霊事件』『スキー場幽霊事件』コミックスが中国語翻訳されて刊行されたものを入手した記事を書きました。 この時に購入代行というものを初めて利用し、大変スムースに本を購入して記事を用意しました。我ながらびっくりです。一応中国語はDuolingo英語版の方でその時に登録されている分のカリキュラムは終えていたので初歩的なところはかじっていて、台湾で使われている繁体字には馴染みが少なかったものの、戦前の日本でも使われている字が多く、ある程度推測もできたのが大きかったです。

『清里幽靈事件』『滑雪場幽霊事件』購入レポート

前回、壮絶な長さの記事を書きましたが、この時点では「海外版の本の情報、画像については確認できた」状況でした。(この記事の執筆後に台湾版コミックス情報を反映させています) 今回は台湾版のコミックスを両方入手したのでそのレポートです。 前回はこちら。 この時に見ていたページはオンライン古書店のページとオークションサイトのページでした。本の画像を見ることができるので実在していることは解ります。最初はそれで充分だと思っていたのですが、どうしても解らないことが多く残ります。 まず

星子ひとり旅シリーズ、幽霊事件シリーズ関連作品

星子ひとり旅シリーズも幽霊事件シリーズも、どちらも人気作品なので関連作品があれこれ出ています。今回はそのご紹介の記事です。 ただし公式で出ている作品は時間も経っていることもあり、新品で入手することは星子シリーズFC刊行の同人誌以外は全ての作品で不可能になっています。未入手の刊行物もあるので、そちらについては情報をお寄せくださると嬉しいです。もちろんここで扱っていない作品についての関連作品情報についても歓迎です。 あと、当時は販促用にイラストを印刷したテレホンカードなどをプレ

トラベルミステリにおける幽霊事件シリーズの独自性について

前回予告した通り、少し時間は経ちましたが幽霊事件シリーズについて語る回です。 電書で今もがっつり読むことのできる星子ひとり旅シリーズと違い、作者の風見潤先生が生死不明という状況もあり、入手はとても難しいですが、序盤の方の巻ならある程度入手しやすいので、リストのリンクも貼っておきます。(後の方の巻となるとちょっとアレなレベルのプレミアがついています) 一作目『清里幽霊事件』が出た1988年07月には、星子ひとり旅シリーズは十作目『ワンペアは殺しの花言葉』まで刊行されていて、

【比較】流星子と水谷麻衣子の違い

幽霊事件シリーズは先発の星子ひとり旅シリーズとかなり差別化した形で企画が作られているようです。 こちらでもある程度取り扱いましたが、特にはっきりと出るのが主人公の造形です。かなり意識して「かぶる部分を極小にした」ように見えます。こうして並べてみると結構がっつり違います。 スポーツ好き少女 vs 文学少女 流星子は合気道部に所属していて、本人のアクションシーンもあります。逆に水谷麻衣子はミステリ好きで推理小説研究会の会誌で自分も文章を書いたりしています。スポーツはスキー以

幽霊事件シリーズ作品リスト

『少女トラベルミステリ』で取り扱う『幽霊事件シリーズ』作品のリストです。 幽霊事件シリーズは風見潤先生の少女向けトラベルミステリのシリーズです。幽霊事件シリーズの後は幽霊事件・京都探偵局シリーズと展開しています。『少女トラベルミステリ』では幽霊事件シリーズのみを取り扱います。 なお、幽霊事件シリーズは風見先生がご存命ではないらしい(公式情報が出ていません)こともあってか、復刊や電子書籍での刊行もなく、古本を入手する以外の読む手段がありません。 風見先生の情報、お身内の方に

本で言及するだろう作品

星子ひとり旅シリーズ殺人切符はハート色 死神の時刻表はスペード色 恋の危険信号はダイヤ色 京都迷路地図はクローバー色 殺人占いはJの罠 魔女特急はQの罠 夢ハネムーンはKの罠 ヴァージン・ロードはAの罠 ハッピーエンドはJkの罠 ワンペアは殺しの花言葉 ツーペアは魔少女の呪い スリーカードは愛の殺人案内 殺人ゲームはポーカーで フォーカードは悪魔の招待状 フルハウスは殺しの予言者 上 フルハウスは殺しの予言者 下 フラッシュは恋の殺人迷路 ハートストレートは天使のささやき ダ

少女トラベルミステリ

いつ刊行するかは完全未定というか、企画が始動したばかりなのですが、前々からやりたいと思っていた「少女、若い女性主人公のトラベルミステリの研究本を出したいと思っています。 コバルト文庫でリリースされていた山浦弘靖先生作『星子ひとり旅シリーズ』と、ティーンズハートでリリースされていた風見潤先生作『幽霊事件シリーズ』をメインに採り上げた本になる予定です。 多分めっさ売れないはずなので、電子書籍でリリースするか、せいぜい少部数の印刷に留める予定です。 でも、こういうの好きな人っ