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【2025.1まとめ】UTAGEでできないこと一覧

実際に利用してみたら、「思ってたのと違う」「こんなはずじゃなかった」「これができると思っていたのに…」こういったことのないように、あらかじめ知っておいていただきたいことを、あえてマイナス面も含めて正しくお伝えします。


ファネル(LP)機能

UTAGEのLPテンプレートのデザインがダサいです。どうにかなりませんか?

 UTAGEに事前に用意してあるLPは「デザイン」テンプレートではありません。あくまでも販売に必要なWebページを作るためのスケルトン(骨組み)となっており、利用のサンプルとして画像などの設定がされているだけです。
 見栄えが良いデザインにしたいのであれば、それなりに見栄えのする画像を別途制作する必要があります。Canva(キャンバ)を利用して画像制作するか、または、デザイナーさんに見栄えのする画像を作ってもらってください。最近は、UTAGEに納品してくれるLPデザイナーさんも増えています。

Canva(キャンバ)
https://www.canva.com/

ホームページは作れますか?

 UTAGEで作れるのは、販売に必要なLP(Webページ)です。デザインによってホームページっぽく見せることはできますが、公式ホームページとして使えるか?と言われると疑問です。ホームページ風のLPテンプレートはデフォルトでは用意がないので、他社提供のファネルテンプレートを導入すると良いです。
 なお、公式HPとしておすすめはGoogleSiteです。無料で使えて広告が表示されないのがメリットです。

Googleサイト
https://sites.google.com/

メール・LINE配信機能

LINE配信料もUTAGE利用料に含まれますか?

 含まれません。LINEメッセージ配信数に応じて、別途、配信手数料がかかります。なお、メールのステップ配信・一斉配信についてはUTAGEの利用料に含まれています。LINE公式アカウントとUTAGEなどのLINE拡張ツールとの関係性については書籍で解説しています。
 なお、SMS(ショートメール)配信も別途配信手数料が必要です。

Lステップなど別のLINE拡張ツールを利用しています。UTAGEと併用できますか?

 そもそもの前提なのですが、1つのLINE公式アカウントは、1つのLINE拡張ツールと接続することができます。逆にいうと、複数のLINE拡張ツールで、同時に1つのLINE公式アカウントを操作することができません。
 このため、現在ご利用中のLINE拡張ツールを引き続き利用し、UTAGEはメールのみの運用にするか、または、LINE拡張ツールをUTAGEに乗り換えることになります。なお、システム乗り換えよりも、新規の公式LINEをUTAGEに接続して運用開始することをおすすめしています。

会員サイト機能

会員サイトで、課題を提出したら次のレッスンが届くようにできますか?

 受講スタイルの設定で、「受講完了にしたら、次のレッスンが開く」という設定はできますが、本記事執筆時点では、課題提出したら次のレッスンが届くという機能はありません。また、レッスンの開放に伴うメッセージ配信機能もありませんし、次のレッスンに進まない人に対してフォローアップのメッセージをお送りする機能もありません。あくまでも現状では、コンテンツ倉庫の意味合いが強く、学習支援の仕組みは弱いと考えてください。
 コース分けしている場合は、シナリオと組み合わせることで次のコースを解放するという使い方ができます。

会員サイトにSNSのような相互にコメントしあうコミュニティ機能はありますか?

 会員サイトではレッスンの下にコメントする機能がありますが、機能として最低限の状態であり、コミュニティ機能とは呼べないと思っています。開発に尋ねたところ、いずれ実装予定とは聞いていますが、いつ搭載されるか、どのような機能になるかはわからない状況です。あくまでもレッスンの中身に関する相談の受け皿としてコメント受付機能がある状態だと思ってください。
 コメント機能はファネル(LP)にもありますので、こちらと組み合わせると実現できる場合もあるかもしれません。

イベント機能

セミナー・説明会イベントで、申し込み人数ごとの値上げ設定はできますか?

 お申し込み日時による金額変更は自動化できますが、申し込み人数に対しての金額設定は、本記事執筆時点ではできません。対応予定とのことです。

商品管理

いくつかの商品をまとめ買いしてもらうことはできますか?

 UTAGEには、Amazonや楽天市場のようなショッピングカート機能はありません。あくまでも、1LPにつき1商品を販売することが前提になっています。特に詳しい説明が必要ない商品サービスをついで買いしてもらうオーダーバンプ機能や、ミドルエンド商品やバックエンド商品をアップセルするためのワンタイムオファー(OTO)ができますので、別の機能と組み合わせて近いものを実現可能なケースはあります。

Paypal(ペイパル)に対応していますか?

 対応予定なしです。Stripe(ストライプ)には対応していますが、他のクレカ決済代行サービスをご利用になるのを強くおすすめします。

海外時間、現地通貨に対応していますか?

 いいえ。カレンダーは日本時間、通貨は日本円で固定です。現状は、海外にお住まいの日本人向けの商品サービスを海外通貨で販売したい場合は不向きです。

その他機能

動画をどこまで視聴したかを計測できますか?

 UTAGEに動画をアップロードしていた場合に、視聴維持率を計測できます。この他、Vimeo(ビメオ)という動画保管しておけるサービスに設置した動画の場合も、Vimeoの機能で視聴維持率を確認することができます。なお、Vimeoご利用の場合は別途Vimeoの有料プランをご契約ください。
 ただし、いずれのサービスも、誰がどこまで見たのかなど詳細な情報は取得できません。視聴終了時間にボタンを表示させて、次ページに遷移してもらうことで(アクション機能利用)視聴完了データを取得できる場合があります。

Vimeo(ビメオ)
https://vimeo.com/

インスタアカウントと連携しますか?

 UTAGEにできるのは、メール・LINE情報を統合して、2つのプッシュ媒体で日時を相互同期させたメッセージ配信ができることです。インスタアカウントとは連携しませんし、私の知る限りではありますがインスタアカウントとLINEが連動するサービスは存在しません。理由は、Instagramそのものにアカウント同士で個別にやり取りできるDM機能があるからです。インスタ集客がメインの方は、インスタDMをより便利に使えるようになる、iステップやエルグラム、ManyChat(メニーチャット)を合わせてご活用いただくとよいでしょう。

iステップ
https://istep.click/

エルグラム
https://lgram.jp/

ManyChat(メニーチャット)
https://manychat.com/

 なお、見込み客や顧客のインスタアカウントが知りたい場合は、UTAGEのフォーム機能を使って、入力項目としてインスタのユーザーネームをご入力いただくことで、インスタアカウントの情報を取得&管理することが可能です。

Metaリード広告から自動でリストをUTAGEに入れられないか?

 UTAGE起点で、メールアドレス入力のトリガーが発動すれば、Webhook機能を使って別システムにもデータ連動する機能はあります。ですが、Meta広告の方から、UTAGEに自動でリストインさせる機能は、現状ありません。

注意点

 UTAGEは今も精力的に開発が進んでいる未完成のツールです。上記で挙げた「本記事執筆段階では」できないことも、いずれ時が経過して、お読みになっている未来ならできるようになっているかもしれません。ですので、必ず、UTAGE運営の公式発表をご確認ください。

 また、なんでも思い通りに作れると過度な期待も禁物です。あくまでも、機能制限がある中で組み合わせが自由にできるだけで、理想通りの実装ができるかどうかは別のことだからです。

最後に

 UTAGEは、売れなくなった/そもそも売れていない商品サービスを、UTAGEを使いさえすれば、必ず売れるようになる魔法のツールではありません。

 最新のファネルビルダーや優れたマーケティングオートメーションツールを使いさえすれば、売れていないものが売れるようになるということではなく、あくまでも伝える価値のある情報を、メールやLINEを使ってニーズがある方を対象に丁寧にお届けすることで適切に需要喚起でき、結果、売れやすくなるということです。この一助としてUTAGEを利用することは良い選択です。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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