ひとつ小屋の下2

どうも、杉崎シュンペーターです。

以前にもnoteで触れたことがありますが、僕の実家の前には車庫としては使っていないけど車が入れるくらいには広い小屋があります。

うちでは何でだか下小屋(したごや)って言ってます。

基本的には板金職人の父が住宅や店舗などに取り付ける材料を加工する作業場です。

まっさらの平らな金属板を、ハサミや金鎚や色々な道具を使って飲食店用のドデカい換気扇フードにしたり、屋根の天辺に取り付ける棟(むね)を作ったり、子どもの頃は興味津々でくっついて見てました。

加工してるときの父のTシャツ姿はとてもカッコ良くて、長男の僕は当たり前のように父の跡を継ぐものだと思っていたし、父にもそう言われていました。

いつの頃からか芸能界に憧れを抱いて、父との約束は反故にしてしまいましたが、今は末っ子の弟が跡を継いでくれてます。弟よ、ありがとう。

話しが逸れましたが、下小屋では父の趣味で色々な生き物を飼っています。

下小屋の中は沢山の水槽が置いてあり、近くの川で採ってきたフナやザリガニ、海で釣ってきたイシダイやベラ、ペットショップで購入したスッポンやスッポンモドキなどが入っていて、特に父の自慢が縁日の金魚すくいで持ち帰った金魚が今では30センチを優に越える大きさに育っている事です。

以前は犬も下小屋で飼っていました。犬種はパグで名前はバズ、この犬種ではあるあるですがいびきをかいて寝る犬でした。

小型犬なので最初は家の中で飼ってたのですが、先住猫と仲良くなれずに可哀想でしたが下小屋に住むことになりました。

父のことが大好き過ぎて遠くからの車の音で一番に気づき小屋から飛び出して尻尾振りまくりで父がバックで駐車させるのを待つ姿がとても可愛かったです。一度車の近くで待っていたら、近すぎて後輪で前足を踏まれて病院に直行したこともありました。骨折はしてなかったので良かったです。

元美容師の母に髪を切ってもらった思い出や、夏に家族全員で焼き肉をした思い出、中学二年の時に隠れてエロ本を見ていたのがバレた思い出、沢山あります。

建ててから三十年以上経っているので結構ボロボロですが、僕はそんな下小屋が大好きです。

最後に、何枚か写真を。

バカでかく育った縁日金魚、フナもいるよ。

若かりし頃のバズ、真っ黒だね

晩年のバズ、白髪交じりだね。

父の膝の上が大好き。

この子たちは先住猫じゃありません。ちなみに親子です。先住猫は18歳まで生きたんですよ。

にゅん

にゅーーーーん

それではまた~!

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