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社長である父の急死から学び立ち上げた、M&A検索エンジンMANDAなら「家業の値段がトイレでわかる」

「家業を継いでいなければ、家業はまだ関係ないこと」「サラリーマンとして働いているから、家業は関係ない」。こんな常識を一度疑ってみよう。家業と無関係に思えるキャリアや今の仕事にも、ひょっとすると家業が活きているのかもしれない。

今回インタビューするのは、家業を誰かに買ってもらうときに活用できるM&A検索エンジン「MANDA」を立ち上げた森田洋輔さん。自身の体験からサービスを立ち上げるのには、どんな思いがあったのだろう。

プロフィール
名前:森田 洋輔(もりた・ようすけ)
年齢: 39歳
家業:栃木県足利市でソフトウェア開発
代:父親が創業者
現在:M&A検索エンジンMANDA(マンダ)の運営

社長だった父の急死、突然迫られた選択

──まず今までの森田さんこれまでのストーリーを教えてください

父は僕が中学の時に起業し、栃木でソフトウェアの開発会社を経営していました。
それから時間がたって僕がネット系の会社で働いている時、急に父が亡くなりました。当時は仕事がおもしろかった事もあり、今すぐに実家に帰って継ぐ選択は出来ませんでした。
その為、当時、働いてくれていた社員の方や取引先の方には迷惑を掛けたのです。

──MANDAを創業するきっかけは?

3年半前にネット系の会社を退職し、妻のまつげエクステサロンの経営を引き継いだことがきっかけでした。独立した事で、生涯通してやれるような仕事を見つけたいと思うようになり、父の会社の原体験から、中小企業の事業承継の課題解決をしたいという思いが出てきました。実際に事業承継の現実を調べていたら改めて課題の多さに気づいたのです。

60歳以上が経営していて後継者のいない会社、つまり廃業する可能性の高い会社が日本全国に127万社もあるんです。しかしM&Aの成立件数は年間で約4000件だけなのです。これだけの会社が廃業すれば、地方だと就職先がなくなり、経済が立ちゆかなかくなっていきますよね。

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──それだけ廃業する可能性の高い会社が多いのに、なぜ4000件しか成立していないのでしょうか?

経営者が自分の会社が売れると思っていないことが原因の一つです。M&Aなんて大きな会社がやることでしょうとか、なんだか怖いという変な先行イメージがついていることが大きな原因です。だからこそ、改めて売れることを知って欲しいのです。

また、現状ではM&A仲介会社に頼むと手数料が高く、規模が小さな会社だとあまり相手にされないケースが多々あります。社長は決心をして独立をして、覚悟して続けてきたのにも関わらず、今までかけてきた想いをないがしろにされているような気持ちになりますよね。このままでは次の未来に引き継げません、だからこそMANDAではテクノロジーの力を使って、莫大だった手数料を引き下げ、売り手の手元に残る金額を上げる取り組みをしています。


MANDAとはどんなサービス?

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──MANDAは簡単にいうとどんなサービスですか?

メインの機能としてはM&Aの検索エンジンです。
日本中のM&A案件をデータベース化して、誰でも検索可能にしています。

もちろん売る事もできて、MANDAでは自社のM&A推定価格を即座に計算することができます。M&Aの会社に頼むと決算書を二期分持ってきてくださいとか言われることが多いのですが、分厚いファイルを社長がコソコソ持って行ってたら噂になりかねないですよね。MANDAでは誰にも知られずに、トイレでこっそり会社の値段が出せます。
業種や総資産、営業利益などを入力すれば、ブレはありますがだいたいこれくらいという数字がわかります。数字がわかるとイメージもしやすいですよね。ログイン不要で誰でも利用できます。

グラフトプレナーにオススメのMANDAの使い方

─グラフトプレナーにオススメの使い方はありますか?

まずは、ご両親がどんな気持ちで事業を継続してきたか話を聞いたり、実際に決算書を見せてもらったりすると、家業のことがだいぶわかると思います。それを踏まえて、家族で家業を今後どうしていくのか、話し合うことを始めて欲しいですね。

─M&Aをこの先の選択肢の中に入れることからはじめて欲しいですね

そうですね、まずは売れる事を知って欲しいです。
MANDAにはご紹介プログラムもあります。御子息からのご紹介でもMANDAから譲渡価格の1%キックバックさせて頂きますので、この記事を読んだグラフトプレナーの方は是非MANDAの存在だけでも家族の話題にしてみて下さい。

ご両親と家業の話をしてみると、ご家族の人生と家業がシンクロしていて深い関わりがある事がわかります。改めて家業の話を2、3時間するだけでも価値のある時間になります。

いざ、売ろうとなった時は入力や説明文が色々と必要になりますので、そういう部分はグラフトプレナーに手伝ってあげて欲しいですね。
ご両親にとっては会社への想いが強すぎて話がまとまらない場合も多いので、そこは娘さんや息子さんが手助けできる部分です。
70代の社長の会社を買うのはグラフトプレナー世代の30代~50代の社長だったりするので、家業を客観視し世の中の流れを見ているグラフトプレナー世代だからこそ出る事が多いのです。

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─家業を持っているけど継がない選択肢をとるグラフトプレナーにメッセージやアドバイスはありますか?

お父さんやお母さんと家業の話を、未来の話をして欲しいですね。会社はいつか、継ぐか、廃業するか、第三者に譲るかの選択を迫られます。2代目の方達は、継がない選択肢をとっていても、いつかは相続しなければならなくります。その前に僕もそうだったけど、親が死んでから手続きするのはとても大変なんです。突然選択しなければならないとなると、家族の負担が大きくなりますし、たくさんの人に迷惑がかかります。事前に答えが出せている事がすごく大切です。

森田さんのお話を聞いてMANDAが気になった人はチェック

MANDA
日本最大級M&A検索エンジン。売りたい会社の情報を掲載できて、買いたい人とマッチングすることもできる。



最後までご覧いただきありがとうございます😊

本記事の内容・表現は、取材当時の"瞬間"を『家業エイド』視点で切り取らせていただいた、あくまで家業を通して皆様が紡いでいる物語の過程です。皆様にとっての「家業」そして「家業との関係性」は日々変わりゆくもの。だからこそ、かけがえのない一人一人の物語がそれを必要とする誰かに届くことを切に願っております。

運営チーム一同より

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