突然の失速
noteに記事を書きはじめてから、体調(うつ病/気分変調症/適応障害)が劇的に改善してきている。
書き始める前日、昨年の大晦日まで、私は朝から夕方まで通して起きているということができなかった。
昼食を食べるとまもなく体力の電池が切れてぐったりとし、やむなく1〜2時間の昼寝をするという生活が10年以上続いていた。
食事、運動、薬……考えうるあらゆることを試したが、いっこうに改善される気配はなく、これはもう精神的というよりも年齢的な問題であって、一生このままなのだろうとあきらめていた。
日中にいったん寝ないといけないというのは、思いのほか行動の自由を制限される。
勤めの仕事をするといったようなまともな社会生活は、当然できない。
そんなとき、今年の元日は「天赦日」かつ「一粒万倍日」というまれな吉日だと聞いた。
そういった縁起を担ぐタイプではないのだが、これはいい機会だと思い、思い切ってnoteを始めることにした。
(林美沙希さんの投稿を見るために、同日にインスタグラムも始めた。)
すると、書く作業に集中して脳が興奮しているせいなのか、その日を境に突然、日中を通して起きていることができるようになった。
昼寝をしない状態はもう1ヵ月半続いており、心療内科の担当医も驚いている。
思いのほか多くの方が記事を読み、「いいね」をつけてくださっていることも大きい。
一日中部屋に閉じこもっているような人間が書いたものをこんなにたくさんの方が読んでくれるとは、まったく予想していなかった。
どれほど励まされているかわからない。
大好きな林美沙希さん、片山美紀さん、岡田有希子さん、宮坂久美子さんについて書いているときなどは、何年も味わったことのなかったくらいの大きな「楽しさ」を感じた。
これはもう『ブログ・推し活療法』と名付け、同じ症状で苦しんでいる人たちに広めたいくらいである。
ところがここへ来て、書くことへの意欲が急速に減退してきた。
それのみならず、林美沙希さんの「推し活」への気力も急激になくなってきている。
これはうつ病の周期として好ましくない時期に入っていくときの、典型的な兆候である。
私にとって「書くこと」の最大の目的は、自己表現をすることでもアフィリエイトで収入を得ることでもなく、うつ病治療のための「リハビリ」である。
書く意欲がなくなり、再びあの「昼に寝てしまう生活」に戻ってしまうことがなによりも怖い。
なんとか書き続けたい。
しかし、書いていてしんどいようでは逆効果だ。
あれこれ考えた末、なんとか自分が苦痛なく続けられそうで、かつ、読者の方にも楽しんでもらえそうなプランを思いついた。
明日からはその方向でやっていこうと思う。
トップ画像:Pexels/Brett Sayles