![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/130125390/rectangle_large_type_2_60db16c74d44163795989cf97cea6de1.jpeg?width=1200)
#23. 切り離すポストカード
ミシン目でパーツを切り離して遊べるポストカードも好きだ。
これは白無地のジグソーパズル。
![ジグソーパズルのポストカード(PuzzleFun)](https://assets.st-note.com/img/1707299520160-8zjmadB8qO.jpg?width=1200)
サイズ:150 × 105 mm
採取場所:東京(日本)
採取年:不明
詳細情報:PuzzleFun/www.courtesy.nl/株式会社アームカンパニー
メッセージを書いたあとにパズルのピースをバラバラにして、同梱の封筒で送れるようになっている。
これを好きな女性からもらったら、きっとうれしいだろうと思う。
自分で使うとなると「美大を出ているんだからそれなりの絵も描かないと」などという余計なプレッシャーを感じてしまうから、ちょっとしんどい。
ここに書かれているURL「www.courtesy.nl」を見てみると、「The Amazing Card Companyのウェブサイトに行くように」と促された。
『The Amazing Card Company』はオランダの会社で、その名の通りアメイジングな(驚くような)カードをいろいろと制作しているようだ。
白無地ではなく絵柄が入っているジグソーパズルのカードや、ステレオビューアーになるカードなども紹介されている。
![](https://assets.st-note.com/img/1707299721009-AvArhAv18T.png?width=1200)
一方こちらは、ベニヤ板の表面に使われている木材(レッドラワン)で作られたカード。
子供の力でも簡単に割れてしまいそうなくらいに薄い。
![ベニヤ板(レッドラワン)のポストカード。切り離して鳥が作れる。](https://assets.st-note.com/img/1707299792908-UorBxGuFaP.jpg?width=1200)
サイズ:105 × 148 mm
採取場所:東京(日本)
採取年:不明
詳細情報:formes-berlin.com
線が裏面まで抜けている部分を切り落とし、それを組み立てると鳥のオブジェが作れるようになっている。
カードに記されている「formes-berlin.com」を訪れてみると、こんどはドイツの会社だった。
レーザー技術を使い、ポストカード、グリーティングカード、バッグ、装飾品などを作っているようだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1707299925071-2w6ONgOlkj.png?width=1200)
最後は大麻(cannabis)のカード。
以前『#7. 変なポストカード』の記事でも紹介した、ドイツの『BIZARR』という会社が作っている。
![](https://assets.st-note.com/img/1707300594998-e7Yem5LpSu.jpg?width=1200)
サイズ:105 × 146 mm
採取場所:東京(日本)
採取年:不明
詳細情報:© BIZARRWORLD 1663/PRINTED IN GERMANY
描かれている葉っぱは大麻で、このカード自体も大麻から作られている。
大麻というとちょっと物騒な感じがするが、『麻紙』は中国や日本で12世紀ごろまではよく使われていて、紙の起源ともいわれている。
![](https://assets.st-note.com/img/1707300855992-5w3uk4GwLH.jpg?width=1200)
さらに、「FILTER CARD」、「makes 14 filters」とも書かれている。
ミシン目で切り取ると8枚の紙片ができるが、その切り残しを使えば、たしかに14枚の紙片ができそうだ。
しかし「フィルター」とは何のフィルターであろうか?
大麻だけに、なにか怪しいものではないのかと少し心配である。
関連記事:#7. 変なポストカード