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天空橋のたもとで…。(離陸するジェットとコヨーテ)

Now&Here #34
2024年7月13日(土)
ZeppTourで逢いましょうat Zepp HANEDA

京浜急行 天空橋駅から少し構内を
歩いてほぼ直結
ここにもライヴハウスが出来て
いたんだな。
となりのビルの屋上では小さな足湯が
出来る施設があり
そこから羽田空港の滑走路が
眺められた。(足湯はしなかった)

ライヴハウスの開場までの時間
本当に久しぶりにジャンボジェット機が
滑走路を走り離陸していくのを
見ることが出来た。
離陸の瞬間、機体が地面を蹴り
ふわっと浮かび上がる!
そして灰色の曇り空の中を
小さくなっていくのを何か物凄く
ワクワクしながら眺めていました。

当初の予定ではこの日はツアー最終日。
各地でもチケットが早々に完売との事で、
ここ数年の佐野元春の人気の
盛り上がりを感じる。
今回の席は2階のはじっこ。
こういう巡り合わせもある。
大きめではあるけどライヴハウス。
2階でもそれほど見づらかったり
遠い感じは全くしない。
かえって全体を見渡せて佐野元春の事が
大好きなみんなに混じって
まさしくLIVEを実感できる
ロケーションだと思った。

ショウの進行は前回の横浜公演で
感じ取っていてほぼ把握していた
つもりでしたがサウンドを聴く
立ち位置にもよるのでしょうか?
とてもタイトで2階席でも十分な
ロックサウンドで揺れまくることが
出来たうえに 離れて観て感じるのは
ステージ上の照明効果!!
楽曲の細やかな言葉やサウンドで
表現される照明の色彩やそのタイミングに
思わずグッときた。

コヨーテバンドは結成以来、
自ら築き上げた楽曲と共に
コヨーテバンドのメンバーたち自身が
かつて影響を受けて慣れ親しんでいた
楽曲を佐野元春のもと
バンド自ら再定義させて
この現在に鳴らすという誇りと自信。
そして何より自らの手で演奏できる
喜びみたいなものを傍からでも
感じることが出来た。

中でも「欲望」の楽曲再定義
みんながいろいろな感想を述べているように
この楽曲の本質と現在の空気を
的確に吸い込んだアレンジであり
演奏であることをこのZeppHanedaでも
あらためて感じました。

ショウの中盤からは
コヨーテバンドが築き上げた
楽曲をメインにしたとびっきり
ロックな演奏の数々は、
すべての観客たちの魂を舞い上がらせて
2階席の連中は今にも天井を
突き抜け行くかの勢いで
思い思いに口ずさみ、
ダンスしまくっていました。

帰り道 
今しがた 目の前で炸裂していた
サウンドの余韻にまどろみながら
滑走路の誘導灯火を横目に
何処かに寄り道でもしてみたいけど、
そんな余裕もなく
いつもの日常へ無事に着陸するための
支度をはじめるのは
明日にしようと考えながら
自宅近くまでの急行電車に飛び乗った。

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