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a Brand New Day's Eve.

どんよりとした梅雨空が続く。

この世界は、せわしなくうっかり見過ごしていると
いつの間にか欲の皮が突っ張った傲慢で野蛮なヒト達が
分断と差別を吹っかけて、あたかもヒトとヒトが殺し合う
ゲームをはじめようとする。

気づいて不条理に立ち向かうヒトビト。
いつでも何故か押しつぶれそうだ。
あぁ、ママ  ぼくはここにいていいのか?
日に日に魂のネジがゆるんでいく。

誰かが いにしえの愚かな弾み車を回しはじめようとしている。
限られた階層の喜ぶ顔が目に浮かぶ、
馬車馬が駆り出され、もとの木阿弥。

低層構造の俺は超高層ビルに切り取られた
隙間から覗く青空に胸を掻きむしられ、
もつれる足は入り組んだ地下鉄の
迷宮でみっともなく足踏みをし続ける。

街の片隅で鳴り響く小さいけれど力強い鐘の音色、
あの音がきみをここに引き留める。

嵐からの隠れ場所を用意しようか?

もっとギターを歪ませてくれ、
いつまでも世界の果てから聴こえてくるかのような
そのハープの音色を奏でつづけてくれ。

いつだって俺はつたないことばだけど
あなたに話しかけたい。

「終わりははじまり」であって
「終わりのはじまり」ではない。

Let me hear Your Blues.
Give me Your Blues.

ダメージはない。
まだ大丈夫だ。

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