Sweet61の 新しい航海 2018/02/02 日本青年館
Now&Here#18
夜半から雨は雪になり、ご近所は薄っすらと
白い雪が積もりはじめていました。
この日、父親の入院先での打ち合わせも兼ねて
有給休暇を申請してあったのでそんなに早起きを
することもないけど、いつも通りに目が覚めたので、
「先週ほどのドカ雪ではないかなぁ」なんて思いながら、
しばらくボンヤリとご近所の雪景色を眺めていました。
こまごまと雑用を済ませて 本日のメインイベント!
日本青年館へ電車を乗り継いで向かう。
ツアーの初日に立ち会うのは初めてです。
この日本青年館には32年前、東京マンスリーの時に
1度訪れています。以前の場所は通りを挟んで向こう側でした。
国立競技場が新しく建設される関係で移転となっています。
真新しい日本青年館はリニューアルされ、
とてもきれいで居心地がよさそう。
今回は2階席からの観覧。天井がすぐそばで天空から
ステージを見下ろす感じ。
でもそんなに大きな会場ではないので
見づらいことはまったくなかった。
定刻が少し過ぎてからメンバーがステージに
上がりハイハットのカウントと共にサウンドがなだれ込む。
「境界線」 の印象的なピアノのリフに
思わず前のめりに引き込まれていく。
黒のシャツ、黒のパンツ、グレーのジャケット シュッとしたスタイル!
第1部 コヨーテ サウンドで口火を切り、
今ここの空気に共振するかのようにロックワールドへ誘う。
「空港待合室」で最初のピークを迎え、
「優しい闇」で締めくくる。
すげぇ !!!
今この現在の空気をグッと吸い込み、
取り留めのないこの世界の鼓動に同期しながらロックしていた。
第2部 メインのマニジュ サウンド!
ライブならではの臨場感でこのバンドのユニークなサウンドが、
このささくれたぼくらの心をかきむしる。
芯のところに「La Vita e Bella」「世界は慈悲を待っている」を
添えるところに、この期間に渡るツアーの意味が垣間見える。
手を差し伸べて忘れちゃいけない心の奥底を揺さぶる。
光の小旅行 光のありかは君の中 そして君は
ぼくの中の宇宙に続いていた。
誰のものでもない、ぼくだけの物語は続いていく。
この後は、アンコール扱いかもしれないけど
第3部として成り立たせていたとぼくは思う。
それらはぼくがずっとコヨーテ・バンドの演奏で
聴きたかった楽曲が奏でられた。
サウンドはきっともっともっと
研ぎ澄まされていくでしょう。
次回は藤田顕が加わったツインギターの
オリジナルのコヨーテバンド・バンド サウンドで
聴けるのが楽しみです。
ここのところずっとどうも異様な感じが
まとわりついて離れない。
とてつもなく深い闇の中で誰かが
妙なシナリオを書き続けている。
その一端を自分も担っているのか?
シャレにならないギャグをただ眺めてるだけの
ぼくもこの物語の共犯者。
組み敷かれてしまう構図。
既視現象。
ぼくの見える世界の外れで言葉もなく、
もがいている人々がみえる。
いつか滅びることも知らずに確実に本気で
駒を進めている気になっているのか⁈
胸の奥底のイやなしこりが膨張する。
世界がギシギシときしむ音をさせて、
まだ見ぬ明日の扉をたたく。
奇妙な日々。 どこへ向かっているんだろう......。
ただ、どうか、どうか誰もが正気を保てますように……。