今年も終わり(雑感)
こんにちは、あるいは、こんばんは。
文系大学院生のアーニャます。
2023年ももうすぐ終わろうとしています。
「アーニャbot」開始が昨年2022年6月でしたから、約1年半もの間つぶやき続けてきたことになります。
もともと飽きっぽい性格の私が、これほど長く何かを続けられるとは思いませんでした。研究や学生生活に並ぶような、「長続きしているもの」かもしれません。
「Twitter上に流れてくる大学院生情報は理系ばかり。文系だって…!」の思いからスタートしたこの「アーニャbot」アカウント。
文系理系、現役学生・社会人、多くの皆さまにフォローいただいていて、私自身その反響に驚きながら一年を過ごしてきました。
私個人の話ですが、嬉しいこともあれば、辛いことも悲しいこともある一年でした。それでも、あたたかい声に励まされて、力をもらって、今年も一年過ごすことができました。改めて御礼申し上げます。
さて、今年一年を簡単に振り返ってみたいと思います。
・マシュマロでの質問募集
文系大学院生のアーニャbotアカウントは、「Twitter上で文系大学院あるあるをつぶやく」ことを目的としていました。
昨年も今年も(おそらく今後も)その方針に変わりはないのですが、今年はよりリアルな世界や、フォロワーの方々との交流も増えた1年でした。
なかでも大きかったことは、昨年末ごろに開設した「マシュマロ」(匿名の質問を受け付けるサイト)かもしれません。
それ以前から、DMなどで直接やりとりする形で、進路相談や悩みなどを送っていただいていましたが、より気軽に質問できるように開設しました。
結果として、1年間で651件(12月30日現在)の質問をいただきました。
ただ、この650件のなかには、「質問に対してのアドバイス」などもたくさん含まれています。アーニャのマシュマロを通して、多くの皆さんが知識や大学院進学の経験を共有しあう場もつくることができたこと、とても嬉しい限りです。
もちろん、私自身の経験談にも限りがありますし、社会人入試のような経験をしていない分、あまりうまくお答えできない質問もあります。そんなとき、フォロワーの皆様のお力がとても支えになっていました。
・学問バー「Kisi」さんでの一日バーテンダー、京都オフ会
店長さんからお誘いを受けて、4月、7月、11月の3回にわたって、「学問バーKisi」さん(東京都新宿区)にて、1日バーテンダーとして登壇させていただきました。また、10月には番外編として京都府京都市にてオフ会(という名の飲み会)を開催させていただきました。
「アーニャ」としてリアルで皆様とお会いすること、お話をすることは大変緊張しましたし、お客さんが来ていただけるのか、大変不安に思っていました。
結果としてはどの回も大変盛況で、多くの皆様にお越しいただけました。気が付いたら「文系大学院生のアーニャ」がこれだけ皆さんに知っていただいていることに、驚きもありました。
リアルのアーニャ(の中の人)が、ツイッターやその他を通じて知ってくださった皆さんとお話できることは、なんだか不思議な思いがしました。
来店いただいた皆さんも、それぞれ「社会人から大学院へ」「大学院か就職か」「ゼミ選びをどうすれば良いか」などなど、おかれた立場や悩みも異なっておられました。
皆さん「文系の大学院」を意識しながら、情報収集や仲間探しの過程で「アーニャ」を知ってくださった方が多く、学問バーのような、こうした「場をつくる」ことで広がる輪もあるのではないかと思うと、自分自身、学問バーに登壇する機会をいただけて、嬉しい限りです。
Vtuber「ゾンビ先生」の生配信に登場
今年はなんと、Vtuberの方とのコラボができました。
Vtuberの「ゾンビ先生」の配信に音声だけですが、登場させていただきました。
ゾンビ先生は大学の教員(准教授)をされながら、Vtuberとしても活躍をされておられて、 現役の大学教員と一緒に「大学院進学相談」をするという、なんだか恐れ多い生配信をさせていただきました。
そのきっかけも、ゾンビ先生が私の「マシュマロ」での質問の回答をみてくださっていたことがきっかけでした。
ゾンビ先生からは、「研究のテーマはどう決める?」「研究室訪問はいつ行けばいい?」といった基礎的なところから、「文系大学院は就活に不利なの?」といった、ちょっと深いテーマまで、アドバイスを頂戴しました。
※第二回を年始の1月8日に配信予定です。
私が学部生のころ、大学院進学にあたっての相談相手がいませんでした。
不安にかられて、「文系 大学院」とネット検索で情報を調べては、「就職に不利!」といった就活サイトしかヒットせずに、入試の情報一つ手に入らない状況で大学院入試を戦いました。
「マシュマロ」でいただく質問も、大変重いテーマから、研究テーマや研究室訪問、教授へのメールなど、簡単な質問までさまざまありました。
それだけ、文系の立場で大学院進学をしようと思うと、大学院というのは「未知の世界」であることも多いのだと思います。
今後も何かお役に立てることがあれば、ぜひお力になりたいと思っています。どんな内容でも結構ですから、質問があれば送ってください。
・辛かったこと 「やめる」勇気
今年の夏場には、心身ともに限界を感じて少し仕事をセーブしたり、苦しい選択を迫られることもありました。
仕事をやめるという決断は、大変大きな決断でした。
職場環境も悪いわけではなく、特に研究者というキャリアを考えた時に、決して悪くはない実務経験を積むことのできる場であったことも、私の決断を迷わせました。
ただ、精神面でのキャパシティや、「限界」を超えてしまった後そこから立ち直る時間は人それぞれです。
私は、おそらく人以上に時間がかかるタイプなのかもしれせん。大学院入学後~修士課程の間は、調子が悪いままに過ごしてきました。
※いつかnoteにまとめます。
そうした、過去の経験もあって、「限界」を感じてしまったタイミングで職を辞する決意をすることとなりました。多くの方に応援されて、そして気遣ってもらって働いてきた分、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
そんな私の個人的なつぶやきをした際にも、多くの方々から励ましや応援のメッセージをいただきました。そのメッセージの一つ一つが、私の背中を押してくれていました。
あなたは、私にとっての恩人です。
ありがとうございました。
・フォロワー数
今年初めのフォロワー数を数えていませんでしたが、おそらく倍増くらいはしたでしょうか。記録のためにメモしておきます。
・最後に Xのつぶやきや今後について
SNSをみていると、心が荒むような、そんな気持ちがします。
誰かの怒りや嘆き、嘲笑、誰かによる誰かへの攻撃を目の当たりにして、共感しているのか、それとも悲しいのか。自分自身、心が苦しくなってきます。
SNSというのはそのようなものですから、彼ら彼女らが悪いわけでは決してないのです。毎日SNSを開いている自分が言えたことではないですが、あまり他の方のつぶやきを見ないように心がけています。
「中の人」(そんなもの存在しません)の考えがどんなものであれ、「文系大学院生のアーニャbot」という存在は、ツイートをもってして何かを強く主張したり、誰かをけなしたり、嘲笑ったりするようなことはしたくありません。
たぶんSNS上では、何かに対して賛否を強烈に打ち出し続けると、それに賛同する人や反対する方が、いずれもたくさん増えるんだと思います。そうしたことをどんどんやればやるほど、バズったり、フォロワーを増やしてゆけるのかもしれません。
私は嫌なので、そういうことはしません。
だからこそ、今後もあまりフォロワーが増えることもないだろうし、ツイートが大拡散されて「お前、人気者じゃん!」みたいなことは来年も起きないのではないかと思います。
けれども、このアカウントをみてくれている人に、文系院生あるあるの笑いや、大学院への情報をお届けできたら嬉しいです。
私は、単なる一大学院生です。「文系大学院生のアーニャbot」も、ちっぽけなアカウントです。
それでも、「アーニャ」のツイートや様々な活動を通して出会ってくれたみなさんが、この世界のどこかで、ほんの少しでも笑ってくれているのなら、私はそれで十分な気がします。
それだけで、私は力をもらえている気がしています。
来年も、一緒にがんばるます!!
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