連敗が続けば雰囲気を良くするのは難しい
例によって前回更新以降の一軍試合結果から。
5/ 9 ● 0 - 1 広
5/10 ● 0 - 4 広
5/11 ● 2 - 3 広
5/12 ○ 7 - 1 ヤ
5/13 ● 1 - 4 ヤ
5/14 ● 5 - 8 ヤ
5/16 ● 4 - 9 神
5/17 ● 1 - 3 神
5/18 ● 1 - 4 神
5/20 ● 2 - 6 巨
5/21 ● 2 - 5 巨
最初に毎度の垣越くん情報。可児の試合(13日・カープ戦)で登板するのか…ということを前回書いたが、可児と高山では地理的にも離れた土地とは言え岐阜県という括りでは一緒なこともあってか先発。
詳しい状況はわからないものの5回3失点・93球という成績だけ見ればなかなか苦労している感じはある。四死球で自滅しているという感じではなさそうなので、単純に力をつけていってほしいところ。間隔的に今週のナゴヤ球場で登板があってもいいだけに、そこで改めて注目か。
根尾くんについても触れておくと、この期間中のファーム8試合で可児の試合を含む5試合に登板。先発を目指しているのに中継ぎばかりとはどういうことか…という声が多く出ているのは理解できるものの、現状では実戦の機会を増やすなど何か意図があるんだろうとしか言えない。
一応はファーム防御率も3.27まで改善されているので、結果も出していけば次のステップに…ということもあるかもしれないが、どういうことになるかはその時になってみないと…。
問題の一軍ですけども、まぁ先制されたらご臨終…という感じ。事実この2週間で先制したのは2試合(5/12・13)のみだし、追いつかない程度の反撃・頻発するエラー…という姿を見ると、すぐそういうのを揶揄したがるネットのプロ野球ファン(と敢えてぼかす)がイカすネーミング()をするんじゃねえの…という気がするが、個人的には知識として持っておく程度であまりそういうのに積極的に絡もうと思わないのでこの辺にしておく。
あまりに点が取れないから投手がプレッシャーを感じているだとか、ポジションも打順もコロコロ変えるから役割がわからない・混乱を引き起こしているだとか、結局のところ“勝てない”という結果を受けてああだこうだ言ってるに過ぎない訳で。
これで勝ってたら文句なんか出ないどころか“○○マジック”などと言って称賛の嵐だろうから、このような論調にあまり意味はないと思っている。
コーチ経験無しで監督をやってるのがダメだとか、直接指導がどうとかいろいろ言われているものの、断片的な情報だけで全てをわかったつもりになることは自分にはできないので、それこそ何かしらちゃんと意図があっての選択なのだろうとしか言えない。
まぁ、ベンチのミスだというコメントがあった21日の試合のサインミスの件については、そもそも相手に読まれていた(と思われる)ことを含めて擁護しようがないのは事実だけども。
勝てないなら同じことやってもダメだろう…という考え方をするなら、打順・ポジション・選手をいろいろ変えてみるのも、それ自体は非難されることだとは思わない。
それこそ石川昂弥に立て続けにエラーが出ていて、でも打撃面では使いたいと考えたときに捕球機会の多いファーストを守らせるというのも(他にある程度目処が立つ選手がいることを含め)理解できない考えではないし、長打を打てる選手であることは間違い無いという意味でもできる限り使い続けたい意図は感じる。
まぁ、(これは与田監督の頃もそうだったが)ファームとの入れ替えが相変わらず少ない点については個人的にも疑問に感じることはあるものの、監督・コーチ陣が入れ替えるに至らないと判断しているから入れ替わりがないはずで、ファームも低迷している現状ではしょうがないかなと思う。
じゃあ何が問題で勝てないかと言われたら、点が取れないに尽きる訳で。
CSプロ野球ニュースでも取り上げられていたが、連敗中でも細川・石川昂弥の両名は打撃面での成績(打率もホームランも出てる)をちゃんと残している。
もっとも、18日の試合の“走塁ミス”の話を持ち出すとややこしいことにはなるが、あれは走者二人だけの問題とは言えず別の問題としてここでは多くは触れないことにする。
問題はそれ以外の選手のときにあまりに一本が出る感じがしなくて、でもそれって監督がどうのこうのという以前にもう何年も同じ課題を抱えたままな訳で。
技術が足りないのか、ボールを弾き返すだけのパワーがないのか、精神面でマイナスの感情が強いのか、それとも別の要員なのかはわからないけども、以前にも似たことは書いたもののチームそのものに問題があるようにしか思えない。
という書き方をすると、今度は中日新聞社は球団を手放すべきだとかそういう話をしたがる“ファン”が大勢出てくる気がするけども、そういう問題じゃないとは思う。
ただ、書籍やコラムなどで伝わってくる話として、例えばベイスターズがDeNAに買収された後の、役員レベルから現場への意識改革みたいなことができないのであれば、それは中日新聞社に問題があると言えるだろうし、じゃあベイスターズと同じ取り組みをすれば“すぐに”勝てるようになるかと言われれば、それこそ何言ってんですか?という話だろう。
個別の選手、監督(・コーチ)、フロント、親会社…みたいな単位で毎日のように大騒ぎすることには何の意味もなくて、現状(目先の連敗、点が取れない打線、ファームからの突き上げが少ない選手のレベルなどなど)を打破しなければいけないという“危機感”をどれだけの関係者(フロント・親会社はもちろん選手・監督・コーチも含めて)がどのようなレベルで持ってて、具体的に何が問題なのか・どうすれば良い方向に迎えるのか…ということを根性論以外で唱えられる人物がどれだけいて、それらの人材でチームを動かすことができるのか…という点が最大の問題だと考えるがどうだろうか。
早ければ今週中にも自力優勝消滅という話題もあるが、ひとまず次回更新の6月5日までの一軍試合日程を最後におさらい。
今週は広島でのカープ戦・名古屋でベイスターズ戦はいずれも3連戦。
来週からは交流戦に突入し、今年もホークス3連戦@福岡からスタートし、名古屋でバファローズと3連戦…というスケジュール。
とりあえずどういう形でもいいので連敗が止まらないことには話が進まないが、いちファンとしてはただ見守るのみ。
(本文中一部敬称略)