囲いを作る僕ら
様々なトピックについて、みんながさらっと知っていることがきっとある。
人によって意見や考えは違うし、一致しているように見えてもそこにある背景や方向性は全く違うということだ。
セクシャリティはそれが顕著に出るものだと思う。
だからこそ、考えたほうがいいのだ。
<目次>
囲いを作る僕たち
一人一人違うことを再認識しないといけない
セクシャリティは一つの解決策
囲いを作る僕たち
僕たちはいつもいろーんな囲いを作る。
真面目とか外国人とか肌の色とか、それは様々な名前がついている。
自分がどこかの囲いに属しているという安心感は圧倒的なものだ。
だけれど、昨今たくさんのトピックが語られる中でこの”囲い”の存在が本当に必要なのか議論されることが増えた。
僕はバイセクシャルだ。
LGBT+という囲いに入ることができるし、両性を好きになるという一点に関しては圧倒的マジョリティある異性愛者とかストレートとかの囲いにも属している。
それにXジェンダーなわけで、そうなってくると、男性という囲いにも女性という囲いにも属せない。
じゃあ、僕は人外なのだろうか。人の皮をかぶったあなたたちとはちがう存在なんでしょうか?
きれいごとを言う人とか抜きにして、きっとあなたは「そんなことない」というでしょう。
でもそうじゃないんです。実際問題、完全に僕と同じではないけれど、どっちにも属せなかったり、囲いに入りきれない人は生きづらいんです。
囲いの外へ出きってしまったら、理解してもらえない。
かといって、囲いの中に入るには自分は当てはまらない…
どちらにもなれない。人と衝突しないようにって考えると、時折、自分にすらうそをつくこともある。
一人一人違うことを再認識しないといけない
自分らしくいること。
難しい。それを妨げているのが囲いだ。
誰だって違うのに、違うことを受け入れられない。
囲いがあると、表面上はきれいに繕うことができる。
囲うことで安心しているから。普通でいられるから。
囲うことで違う人がいることにして、囲いの外にいる人を深く知ろうとしない。
セクシャリティは一つの解決策
セクシャリティは比較的新しいから囲いを取っ払うきっかけにできると思う。
いろんな年代の人に根付いていて、自分のもやもやとしていることが関係していることが多々あるトピックだ。
好きになる人とかその関係性とかそういうものだから。その人の人となりが顕著にでるんだから。
ぜひ、改めて思い返してほしい。そのうえで、ほかの人に話してみてほしい。
そこに至るまでの経験や捉え方やいろんなものが違うことを簡単に知ることができるんだから。
明日からできること、それはきっと人と話すことだ。
トピックは何でもいい。セクシャリティに話してくれたら、記事を書いた甲斐もあるけれど。
あなたの深く知っている人でもいいし、知らない人でもいいし、きっと、何か得られるものがあるんだ。
だから、今日もセクシャリティとかについて考える。
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