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LGBT+を扱った映画🎬第3弾

こんばんは、Gradation.Ink.こと、現在休学中の しょうや(Twitter:@sf_nigella)です🙇

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こちらの映画を3週にわたって紹介しています😀

①リリーのすべて
②カランコエの花
③ある少年の告白
④RENT
⑤ムーンライト
⑥君の名前で僕を呼んで
⑦キャロル
⑧わたしはロランス
⑨シングルマン
⑩恋人たち
⑪レター・デイズ
⑫彼らが本気で編むときは、
⑬アバウト・レイ 16歳の決断
⑭キンキーブーツ
⑮ジェンダー・マリアージュ

(すべて邦名、紹介ゾーンでは原題も書きます)

映画紹介ラストの第3弾は、こちらの5つを取り上げます!

⑪レター・デイズ
⑫彼らが本気で編むときは、
⑬アバウト・レイ 16歳の決断
⑭キンキーブーツ
⑮ジェンダー・マリアージュ

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レター・デイズ / Latter Days

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端的にこの映画を説明するとしたら、「モルモン教徒(キリスト教系の新宗教)のアロンとゲイゲイしいゲイのクリスチャンの恋物語」ですかね。

神の下、品行方正で信心深く道徳的な生き方に育てられ、ゲイである本当の自分を封じ込めていたアロンが、宗教団体の一員として布教に来た町で、解放的に遊びまくってる魅力的なクリスチャンと知り合う。彼らは図らずも本当の恋をしてしまう。

アロンとその家族の関係性の変化や惹かれあっていく二人の様子といったかなり深い内容があると同時に、血をみてアロンが倒れたりするといったコメディー的な要素を持っていて、かなり見やすい映画です。

人間的には正反対のふたりが惹かれあっていく描写がかなり秀逸でした。

多くの人のおすすめできる作品です✨

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彼らが本気で編むときは、

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テーブルに置かれたカップ味噌汁とコンビニのおにぎり、そしてゴミ箱に一杯になっているおにぎりの包装紙。更に、母親の下着を含めた洗濯物を一人畳む小学生の女の子トモ。

冒頭1分で全体状況を無駄なく説明し、この女の子の置かれた環境を、瞬時に観客が理解できる。

夜遅く酒に酔って帰宅し、そのまま布団で眠ってしまう母親との間には会話も無く、もはや母親がトモに視線を向けることも無い・・・。

どうしてもトランスジェンダーや同性愛的な側面が注目してしまうが、重大なテーマは、「母親が自分の子を理解し十分な愛情を注ぐことで、その子もまた我が子に愛情を注げる」ということにある。

主人公である女の子、小川トモとその母ヒロミ、そしてヒロミの母親であるトモのおばあちゃん。
かつて自分の母親の愛を拒絶した経験を持つヒロミ。その原因として叔父のマキオの口から語られるのは、子供の時に姉のヒロミだけが厳しく躾けられたということ。その結果が、わが娘であるトモへの冷たい態度の原因になっているという、正に「母娘三代に渡る負の連鎖」と呼ぶべき、厳しい現実が描かれていました。

トランスジェンダーであるリンコがトモに対して、「悔しいことや、どうしても我慢出来ないことがあったら、私はこうするの」と、編み物のやり方を教えるシーンは、過去の一番辛い時期に、自身の母親から受けた大きな愛情が確実に彼女自身の支えとなり、他者にもそれを分け与えられる程に成長したことを意味しているように感じられた。

映画を観終わったあと、僕は、タイトルの「彼らが本気で編むときは、」の読点のあとに続くものを考えてしまった。

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アバウト・レイ 16歳の決断 / 3 generations

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圧倒的、邦題のために内容がいまいち伝わってこない問題。

映画を観終わると、邦題ではなく原題が映画のテーマといい、すべてを物語っていることがわかる。

主人公のレイ、その母親であるマギー、さらにその母親であるドリー、この3世代がそれぞれの価値観を乗り越え、成長してゆくストーリーとなのだ。

ドリーは、女性の権利が今よりもっともっと抑圧されていた時代、レズビアンという自覚をもち、女であることを誇りにして生きてきたからこそ、人工的な手法で体の性別を変えるという行為は、彼女にとって理解するのがむずかしいもので、レイをうまく受け入れることができない。

マギーは、シングルマザーとして、マギーはレイのことを誰よりも愛してきました。彼女はレイの葛藤を最も近くで見てきたいちばんの理解者ですから、男になりたいという彼の意思を最大限に尊重しています。しかし、誰よりも大切な存在として深く愛しているからこそ、レイが16歳という若さで下そうとしている不可逆な決断に、一人では抱えきれないほどの責任を感じてもいるのです。同意書にサインをすれば、ホルモン治療がはじまる。でももし、レイが後悔するようなことがあったら? 子供の人生を変える選択に、マギーはなかなか踏み切ることができません。

最後に、16歳、学生生活まっただなかのレイは、口癖のように「普通になりたい」と言います。毎日毎日、“普通” の同級生たちの学校生活を見ているレイ。好きな女の子だっています。彼にとっては「ゆくゆく」ではなく、今、このタイミングで、みんなと同じになること、“普通” になることが大事なのです。でも、大人たちは「父親がサインをくれない」だの「レズビアンでいいじゃない」だのとグダグダ理由をつけて、いつまでもモタモタしている。

この映画で描かれるのは、世代間の問題だけでなく、主観的な時間の流れ方、「今」という時間がもつ意味の大きさもまた、世代によって異なっていることが浮き彫りになります。

セクシュアリティを考えるうえで無視することのできない「世代」の問題に焦点を当てた『アバウト・レイ』。個人の話かと思えば家族の話であり、さわやかな人間賛歌かと思えば時おりハッとするような鋭い描写を見せたりもする、たいへんに懐の深い映画でした。

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キンキーブーツ / Kinky Boots

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「自分だってひどい目に遭わされてきたのだから偶にやり返して何が悪い」ではなく、「自分が味わったような苦しみを誰にも経験させたくない」というローラの信条、本当に見習いたい。

あらすじは、突然の父親の死で、伝統ある家業の靴工場を継ぐことになったチャーリー。経営回復を目指すものの、優柔不断なチャーリーは八方塞がりに。そこに現れたのが、美のカリスマ、ドラッグ・クイーンのローラ。 二人はドラッグ・クイーン御用達のSEXYブーツで工場の立て直しに挑む。冷たい反応を示す保守的な熟練職人たちを相手に、チャーリーとローラの大奮闘が始まった! 前途多難な二人三脚、果たしてふたりは立ちふさがる数々の壁を乗り越えられるか? 倒産寸前の靴工場が一発逆転の再起を狙う。
実話に基づいたお話で、ミュージカルにもなっていますね。

ドラッグクイーンたちのくせになるルックスと歌と踊りも素晴らしかったです。

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ジェンダー・マリアージュ 

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同性婚が合法とされていたアメリカ・カリフォルニア州で、2008年11月、結婚を男女間に限定する州憲法修正案「提案8号」が通過。同性婚が再び禁止されることになった。
この「提案8号」を人権侵害であるとして州を提訴したのが二組の同性カップル。クリス&サンディとポール&ジェフ。
アメリカ合衆国最高裁判所で婚姻の平等が初めて争われるこの訴訟のもと、かつてブッシュ対ゴアの大統領選で敵同士だった2人の弁護士、テッド・オルソンとデヴィッド・ボイスも手を取り合う。
愛とは、家族とは、人権とは、そんなことを考えさせられる作品でした。

性的マイノリティ、ゲイやレズビアンの人がどういう思いで今まで過ごしてきたのか、同性婚を認めるデメリットは本当にあるのか、誰か損害を受けるのか、子供への悪影響はあるのかなど、専門家の意見も交えながら、男女間の結婚となんら変りないことが証明されていきます。

ぜひ多くの人に見てもらいたいです。

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映画紹介いかがだったでしょうか?

少しでも皆さんに「観たい!」という気持ちになっていただけてたら、幸いです。

次回の記事もお楽しみに🤗

P.S.

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