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スペイン留学中に行く!ヨーロッパ大旅行[ドイツ🇩🇪]ベルリン②金メダルを触る
東ドイツと西ドイツ
チェックポイント チャーリー
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チェックポイントチャーリーとは、ベルリンが分割統治されていた時代の国境検問所のことです。第二次世界大戦に負けたドイツは、西ドイツ(アメリカ・イギリス・フランス)と東ドイツ(ソ連)に分けられていました。
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すぐそばには、看板があります。これは西ドイツ側からみたもの。
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こっちは東ドイツ側からみたもの。なんとなく、こっちの看板の方が文字数が多い気がします。厳しめにかいてあるのでしょうか。
ベルリンの壁
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西ドイツと東ドイツ、と聞いて一番にイメージするのは「ベルリンの壁」ですよね。私は中学の時に、歴史の教科書にベルリンの壁が崩壊した時の写真が載っていて見たことがあります。教科書で見たあのベルリンの壁を見られる日がくるとは思ってもいませんでした。
ベルリンの壁は1989年に崩壊しましたが、一部は歴史を伝える観光スポットとして残っています。有名なのがこのイーストサイドギャラリーです。長さは1.3キロの壁画ギャラリーで、現存するベルリンの壁では最長です。20カ国以上のアーティストによって、壁に思い思いの絵が描かれています。
旧東ドイツのホーネッカー書記長とソ連ブレジネフ書記長がキスしている絵が見どころです。お気に入りの作品を見つけてみてください!
壁ができた理由
西ドイツは資本主義国のもとで経済成長を続け、東ドイツは共産主義のもとで経済が悪化していきました。東西ドイツの格差は広がり、西ドイツへ逃亡する人が増えていきました。東ドイツ国民を西ドイツに逃さないために、1961年に東ドイツは、壁や有刺鉄線で西ベルリンとの境界線をつくりました。そして28年後の1989年にベルリンの壁は崩壊しました。
ホロコースト記念碑
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ブランデンブルク門のそばに、「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」があります。これは戦時中のホロコーストで犠牲になったユダヤ人たちに捧げられた記念碑で、高さや幅の違う2711基の石碑があります。
この石碑のなかを進むと、だんだんと石碑に囲まれていき迷い込んだような気持ちになりました。
ベルリン大聖堂
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現在の建物はドイツ帝国最後の皇帝ヴィルヘルム2世の命によって20世紀初頭に建てられました。ベルリン大聖堂も第二次世界大戦で被害を受けており、40年ほどかけて修理されました。右に写るのはテレビ塔です。
スペインにある大聖堂とは全く違う外観に、とても驚きました!
スペインの大聖堂はゴシック様式が多いです。全体的に茶色っぽく、ツンツンした塔があって、高い天井とステンドガラスが特徴的だと感じます。
バロック様式は16世紀にイタリアではじまり、17~18世紀にヨーロッパ全土で広まりました。曲線・曲面の組合せが特徴です。
ベルリン大聖堂はネオ・バロック様式といって、新古典主義に反抗して19世紀後半にフランスから始まった様式になっています。
また、左右対称になっているところは、ルネサンス建築が影響しているかと思います。ターコイズブルーのドームが素敵ですね。
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中に入るといきなり聖堂の厳かな空気があらわれます。天井の装飾も高級感があります。入口の正面に祭壇があるのは、スペインと違うところです。
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大聖堂の地上階に、2つの黄金色の棺があります。初代プロイセン王フリードリヒ1世とその妃ゾフィー・シャルロッテのものです。
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ドームの周りを一周することもできます。ただ、エレベーターなし、狭すぎる螺旋階段なので結構怖かったです。
ブランデンブルク門
「ブランデンブルク門、行くなら夜のほうが綺麗じゃない??」という意見から、夜に訪れました。地下鉄の駅から地上に出た瞬間、花火がはじまりビックリしました。どうやらイベントのフィナーレだったようです。
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ブランデンブルク門は、税関壁として利用されていました。門の上にあるのはヴィクトリア像と馬車を引く馬たちです。
このヴィクトリア像ですが、ナポレオン・ボナパルトに盗まれたことがあるらしいです。
プロイセンがナポレオン軍に敗れ、ベルリンを支配されると、ナポレオンはその戦利品としてヴィクトリア像をフランスに持ち帰ったと。
しかし、その後のナポレオン戦争でプロイセンは勝利してヴィクトリア像を奪い返し、ブランデンブルク門の上に再度置かれることになりました。
スペシャルオリンピックス
前述のとおり、ブランデンブルク門で花火があがりました。
そのイベントというのがスペシャルオリンピックス(以下SOという)です。私たちも着くまで何も知りませんでした。
それは、大型の画面にspecial olympicsの文字を見つけたことでわかりました。
まず、SOってなんだ??と思っていたのですが、国際オリンピック委員会から正式に、オリンピックの名称使用の許可を得ている、国際的でインクルーシブなスポーツ組織のようです。
ユニファイドスポーツという、知的障害のある人(アスリート)とそうでない人(パートナー)がチームメイトとなり一緒にスポーツ(たとえばサッカー)をする、SO独自の取り組みもあります。
スペシャルオリンピックス(英語: Special Olympics、略称:SO)とは、知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。
そのSOの2023年の世界大会がベルリンで行われていて、閉会式のあとに居合わせたというわけです。各国の選手団が続々と帰っていく様子をみながら、「絶対日本代表がいるはずやから見つけて写真撮ってもらお!」と友達がノリノリで言うので、柵の外から目を凝らしてみんなで探しました。
その直後、日本語を話す男性の集団を見かけたので凝視していると、二度見され「日本人ですか??」と話しかけられてしまいました!なんだか見つかった気がして恥ずかしい!ですが、選手の方たちも、まさかベルリンでの閉会式直後に関係者じゃない日本人に会うとは思ってなかったのでしょう。少しだけお話することができました!
金メダルをさわる、人生で一度の経験
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着いてすぐの出来事だったので、「SOのこともさっき知りました」と正直にお伝えしました。こちらの選手たち、サッカーの代表で金メダルを獲得したそうです!金メダルです!!!こんなことが本当に起きるんですね、ビックリ。それを聞いて私たちのテンションが急上昇して「ええええええええええええ!」と発狂してしまいました。
(余談)
旅行先で日本人に会って話しかけられるときのお決まりの会話をしました。
「旅行中ですか?ドイツに住んでるんですか?出身は?」
「スペインに留学に来ていて、休暇でヨーロッパ旅行をしています。広島出身で京都の大学に通っています」
留学あるある、「いちいち複雑な会話」です。
(イーストサイドギャラリーでも神田外大のスペイン語科の先生と出会いました)
そのあと、よかったら金メダル持ってみてください!と仰ったので、持たせてもらいました。重さはずっしりしていたけど、でも思ったより重くない。記念に写真も撮ってくださいました。
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お気に入りの写真です。選手が写真に入ってないのに、自分のメダルのように金メダルをもって。。。
ごはん
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ブランデンブルク門の近くにとても大きいショッピングモールがあります。フードコートでそれぞれご飯を選びました。どうしてもカレーが食べたくて、チキンカレーをチョイス。
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これはスーパーのクノール売り場です。ドイツはクノールの素の種類が豊富とリサーチしていたので、スペインに帰ってからの自炊のために、いろいろ調達。
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ベルリン中央駅にあるソーセージ屋さん。1本とポテトのはずなのにお腹いっぱいになりました。おすすめ!!
さいごに
ベルリンにたどり着けないかもしれない、から始まったドイツ編でしたが、力を合わせて乗り越えられたり、そのご褒美なのか金メダル選手と直接会うことができたり、ある意味濃いすぎるベルリン滞在になりました。歴史に直接触れ、考えることで自分の価値観もまたブラッシュアップされたことでしょう!
次は夜行列車でウィーンにいきます!