タイムフリーが終わる前に♪9の音粋(#キュウオン)「新人類がやってきた1986年特集」2023,8,28つまみ聞き

’86は上京したて、自分の中に新人類的’80代要素が入ってるのを今さらながら自覚するDJとファミコンを持つリッチな幼稚園年長児DJ2人の音楽トーク番組bayfm9の音粋(#キュウオン)月曜日。2023,8,28《新人類がやってきたヤァ!ヤァ!ヤァ! 1986年特集》タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここではちょっとつまみ聞き。DJはスージー鈴木(スー)ミラッキ大村(ミ)

スー)8月28日夏も終わります、第178回。178イナバ100人乗っても大丈夫178回!今晩は音楽評論家のスージー鈴木でございます。
ミ)ミラッキ大村です。
スー)さてさて、夏が終わりますね。甲子園が終わりマリーンズはオリックスに1回も勝てず、今年も優勝は無理ックスって感じですね。
ミ)フフフフッ。
スー)元気出してやって行きたいと思います。
ミ)やって行きましょう。
スー)今日は《新人類がやってきたヤァ!ヤァ!ヤァ! 1986年特集》。私が大阪から関東に上京し、ミラッキ大村さんがファミコンに夢中だったと。
ミ)私は幼稚園年長さんですから、だいぶギャップがありますね。
スー)私は大学1年、でも同じX世代に分類されますから。
ミ)アハハハハッ。
スー)我々が昭和61年’86、これまでどんな選曲をして来たか。いつもの公式記録員きっくんさんが(※常連リスナーさん、月9の選曲を1回目から記録してデータベースにしている)’86楽曲の今までの選曲ヒストリーを上げています。今まで最も多かったのは私は5回佐野元春の’86を選んでますね。以下4回斉藤由貴、チェッカーズ、THE東南西北フフッ『内心、Thank You』ですねアハハッ吉川晃司と続いて行くみたいなんです。かけてはいるんですけれど、’86と区切った特集は初めて。
ミ)そういう事ですね。
スー)あと「新人類がやってきた」という事なんで、「新人類」やら「ファミコン」やら、今日の番宣で流れてた、土井たか子マドンナ旋風など時代の話も注入してやって行きたいんです。まず9時台前半は、ちょっと個人的な話なんですけど、私が上京したてで人生の中で最も変化があったと言っても過言ではない。’86、37年前の春というのを極めて強く覚えてるんですよ、。あん時聞いた曲だと。スージー鈴木が上京したての、あの春に流れた曲をかけて行きたいと思います。新人類の末端かなと思う私が上京したのが’86の4月。その前後、一浪の受験勉強をしてる内にたくさん知らないバンドが流行っておりました。そのバンドの名前はレベッカ。高崎のBOOY同様、埼玉・北関東から新しいムーブメントが発して来たという事ですね。『RASBERRY DREAM』が5月に発売されております。続いて、原田知世の『どうしてますか』というシングルがありまして、これ3月(発売)なんですけど、これもようかかってたんですよ。これは林哲司作曲・大村雅朗編曲で“シティーポッピー”^^;な響きでもあります。レベッカ『RASBERRY DREAM』から原田知世『どうしてますか』スージー鈴木、上京したての春!
♪レベッカ『RASBERRY DREAM』♪原田知世『どうしてますか』
スー)今これを聞いてる皆さんの部屋が’86の春になったんではないかと思います。土井たか子が(※急にモノマネ声^^;)「やるっきゃない!」って言ってて、カタカタカタって高橋名人がフフッ。私は上京したてはテレビが無かったんで、こういう曲がラジカセから聞こえてきましたね。えーっと、そん時はあんまりかからなかったんですけど、後から聞いて「これイイ曲だなあ」っていうのが6月に発売されておりました。今やbayfmというと山瀬まみさんだ、という説もあり。
ミ)火曜日の「It!」ですね(※12:51-15:51 DJ春原佑紀・火曜パートナー山瀬まみ)。
スー)お昼の番組「It!」ですね。デビュー曲が『メロンのためいき』って曲なんですが、2枚目のシングルが松本隆作詞・作曲がチューリップの宮城伸一郎・編曲船山基紀の『セシリア・Bの片想い』って曲があります。この「セシリア・B」ってのはよくわかんないですね。阿部B鈴木BセシリアBという事でよくわかんないですが、すっごく上品な曲で、今聞いたらあぁ!’86を代表する1曲かなと思いました。ちょっとbayfm「It!」にも敬意を表して。で、山瀬まみさんがいかに歌が上手かったか、音程がピチッとしてるかっていうのを是非聞いて下さい’86,6発売。
♪山瀬まみ『セシリア・Bの片想い』
スー)すばらしいですね。是非ちょっと明日の「It!」でもかけて欲しいですねフフフッ。素晴らしいシンガーでございました、山瀬まみさん。テレビ探偵団っていう番組(※’86-92 TBSバラエティ番組)がこの頃ですね。10代の山瀬まみ20代泉麻人(当時朝井泉名義)30代の(急にモノマネ^^;)えー三宅裕司です。その3人が懐かしい番組を語るという。
ミ)私それ見てましたよ。そこで仕入れた知識で喋ってることたくさんあります、昔のCMとか。
スー)ハハハ。その泉麻人が後に「新人類」の話で出て来ます。で、三宅裕司の名前が出て来ましたけれど、当時ラジオ、私テレビがないのでラジオばっかりニッポン放送聞いてたんですね。「ヤングパラダイス」(※’84-90バラエティ番組月~木22:00-24:00)上柳昌彦「FAN!FAN!TODAY」(※’86-90音楽情報番組月~木24:00-24:30)とか「おニャン子のアブない夜だよ」(※’85-87「ヤングパラダイス」内で月~木23:43-23:53)とか’86のニッポン放送でよくかかってた曲。ちょっと洋楽なんですけれども。
ミ)出た!(※9の音粋は一応「邦楽選曲番組」^^;)
スー)邦楽的なのは、これフジテレビの春のキャンぺーンに使われてたんですよ。楠田枝里子と(※モノマネ出動^^;)幸田シャーミンです、が出て来て、春のキャンペーン「しなやか盛り春のフジテレビ」CMのバックでこの洋楽がかかってた。日本では’86,3,21発売されてオリコン30位まで上がったんですよ。だからちょっと日本的に盛り上がってた。あとね、当時の懐かしい感じがしますんで、’86の春エイス・ワンダー『ステイ・ウィズミー』って曲なんですよ。で、エイス・ワンダーって私に言わせると“イギリスのレベッカ”。
ミ)ハハハッほほう。
スー)ボーカルのパッツィ・ケンジットはイギリスのNOKKOって感じなんで、まぁレベッカ好きならこれもアリかなという事で。懐かしい!
♪エイス・ワンダー『ステイ・ウィズミー』
スー)懐かしい!パッツィ・ケンジットってこれですよ、このジャケット。NOKKKOの方が可愛いでしょ。
スー・ミ)ハハハッ。
ミ)これは良く聞きました、もう日本に溶け込んだ曲だからイイでしょう。
スー)当時のニッポン放送思い出しますよ。「ドカーンクイズ一問目行く、ドカーン!」フフありがとうございました。
ミ)ハハハ。
スー)10時台1曲目クイズのヒント、ちょっと難しめにします。DCブランドブームってありましてね。何かっていう説明は避けますけれど、そのDCブランドブームをおちょくった’86の曲と言えばこの曲と。コムサデモードとかね、そういう時代でございます。プロ野球選手もオフにはDCブランドの肩パット入ったスーツ着てる、っていう時代ですよね。パンチパーマじゃなくってね、変わりつつあった時代。DCブランドブームを茶化した曲でございます。
ミ)あの曲じゃないかと思った方は、是非メール送って下さい。
スー)今日もシャケ弁当か…。
【告知】bayfmスペシャルウィーク~9/3 メール送ってくれた方の中からタワーーレードギフトカード¥3000分毎日抽選で5名に当たる。

 【ミラッキ・ゾーン】
スー)ラジオネームごっちゃん《原田知世『どうしてますか』シングルレコードについてた応募券を送ったら直筆サインポスターが当たった。今でも知世さまのファンです》直筆サインポスター!ホントに直筆かな?フフいや直筆でしょう!《新人類がやってきたヤァ!ヤァ!ヤァ! 1986年特集》ここからは1986年は幼稚園年長さんX世代ミッラキ大村さんの選曲でございます。
☆おニャン子全盛の中ソロシンガーとして立ち向かった。作・編曲林哲司。曲中スージーさん「これレベッカ『フレンズ』に近いよね」。
♪菊池桃子『Broken Sunset』
☆髪の色を黒くして出した曲。作曲筒美京平。
♪C-C-B『元気なブロークン・ハート』
☆’86筒美京平もう1曲。スー)これもう一生聞く事無いと思ってましたよ^^;
♪藤井一子『チェック・ポイント』
ミ)6歳ファミコンに夢中時代の選曲いきます。
スー)私はゲームとアニメは通ってないんです。
ミ)じゃあファミコン史についてお話してもいいですか?
スー)いいですよ~短めにね!^^;
♪高橋名人『スター・ソルジャーのテーマ』
☆’86,12デビュー、デビュー曲で既に完成されてる印象。
♪岡村靖幸『Out of Blue』

【22:00前半 新人類】
【告知タイム】
△スージーさん:明日8/29(火)南青山BAROOM19:00スージーさん月イチイベント「レコード研究室」《イントロの音粋『レイト’70’sVSアーリー’90’s』feat.藤田太郎》イントロクイズ付のイベント。70’sとしてJポップぶっ潰す^^;!残席少数。
△ミラッキさん:9/1(金)19:00代々木woofer with藤井青銅・入澤華子「三人寄れば無駄な知恵」トークライブ。席に余裕あり。

スー)10時台1曲目、DCブランドを茶化した歌、シャケ弁当、割と簡単やったみたいですフフッ(ヒントの)簡単さが難しいですね。今日は正解者が続々と。今ここで赤いステッカーが当たらなくとも、さっきのレコード…。
ミ)ギフトカードね。
スー)レコード券って言おうとしたフフフッ。皆さんにチャンスありますので、応募ありがとうございました。(ステッカー当選者は)この方にしたいと思います、ピアノで猫ふんじゃったさんおめでとうございます。《ミラッキさんスージーさんキュウオンファミリーの皆さん今晩は。DCブランドのヒントで分かりました。大学生の頃にメンズビギやメルローズにハマっていました。コムサデモードはワンランク上のブランドでした。1曲目はやや『夜霧のハウスマヌカン』ですね。DCブランドが流行っていた時にとんねるずがセーラーズの服を「夕焼けニャンニャン」で着ていました》着てましたね~《そのセーラーズで相本久美子さんが働いていたと思います。懐かしいです》。という訳で『夜霧のハウスマヌカン』。
この30分は「新人類」という言葉の話をしたいと思います。
ミ)お願いします。
スー)まぁ定義は曖昧なんですけれど、僕のイメージで言いますと“昭和30年代生まれ”っていう感じ。もうちょっと意味論を言いますと「生まれた時からテレビがある」テレビっ子と。
ミ)ほぉー。
スー)もっと言うと“団塊の世代”に対するアンチ”って事なんですよね。だから大学卒でも大学紛争とかあんまり知らない。文化人で言うならば田中康夫・泉麻人・秋元康・いとうせいこう的な。お笑いで言えばもう圧倒的にとんねるずですよね。第三世代って事ですよね。まずは、いとうせいこう、このややの作詞とプロデュースなんです。さっきマルチって言葉がありましたけれども、ホントに’80代後半何やっても上手く行くっていうね。何やっても新しいって感じでしたね。ラップもMCもお笑いも小説やっても何やってもできちゃう。でねポイントはこの新人類、田中康夫や泉麻人もそうなんですけど、批評的な視点っていうんですかね。
今からかけるこの曲は当時のDCブランドブームっていうのを茶化していて、ハウスマヌカンっていうのは洋服やの女性店員の事なんですよね。それが実はシャケ弁当を食べてるとか、こういう軽薄な茶化し方をしてるんだけれど、言ってる事はDCブランド自体が軽薄なんじゃないの?世の中の軽薄、軽いモノを軽いタッチで批評するっていう二重にも三重にもねじれていたんですけれども、その辺がカッコ良かったって話もあります。
今から聞いて貰います、演歌のパロディなんですけれど歌詞の内容聞いて下さい。お洒落なブランドのお洒落な刈り上げてるお洒落な黒い服着てる店員っていうのが、実は案外ひもじかったんだよっていう感じを半笑いで歌ってます。作詞いとうせいこうでございます。
♪やや『夜霧のハウスマヌカン』
スー)メールで鳩を見るさん《「新人類」昔先生に言われました。友人の結婚式では花嫁の上司が彼女の事を「私が初めて遭遇した新人類」と紹介していました》分かる!フフッ。侮蔑的な意味が入ってるんですよ。だから団塊世代は人数が多いとても熱血で日本の高度経済成長期に育って来た、大学紛争して来た。その10年下の戦争も知らない貧しさも知らないテレビばっかり見てる世代って、ちょっと茶化してるんですよ。ま、ずーっと続いてる世代ギャップで「今の若い者は」っていう話なんですけど。かなり団塊の世代との段差が大きいんです。
いとうせいこうの話を続けますと、彼は自分でラップやって凄く新しいラップを作ったんですよね。その前世代の例えば佐野元春の「VSITORS」(‘84)とかと違う所っていうのは、いとうせいこうのラップは全部日本語が聞こえる。ラップなんだから日本語が伝わらないと意味が無いというので、極めて滑舌が良くって明確な発音するんですよね。
次に聞くのは彼の’86アルバム「建設的」いとうせいこう&Tinnie Punx。Tinnie Punxっていうのは高木完と藤原ヒロシ、検索して下さい。藤原ヒロシさん今でもよく雑誌に出てます。『MONEY』って曲なんですけれども『俺ら東京さ行くだ』みたいな七五調とか『オッペケペ節』みたいなラップじゃなくって、英語の音韻に近づけて今のラップの原型。この影響下にスチャダラパーがいて、聞き取れるけどカッコいいっていうラップが出来るんです。その一番初めの世代だと思いますね。『夜霧のハウスマヌカン』を書きながら、こんな曲もラップしてました。
♪いとうせいこう&Tinnie Punx『MONEY』
スー)Run-D.M.Cですね(※ニューヨーク出身グループ、ラップとロックを融合した先駆け的存在)。確かこの年の冬に「笑っていいとも」にRun-D.M.Cが来て、タモリが中国語ラップで応戦するんですよねハハッ。
秋元康の話をしたいと思います。さっき言った文脈でのThe新人類。’85.’86はThe秋元康yearsなんで、おニャン子を中心にやる事なす事全て当たった感じ、破竹の勢い。
この説明わからないかもしれませんけど、一応チャレンジします。早瀬優香子の『サルトルで眠れない』って曲かけるんです。一応自分で書いたメモを読みますね、当時“ニューアカデミズム”っていう気持ち悪い^^;ブームがありました。浅田彰なんかがその象徴なんですけれども、若者の間でアカデミズムを語る事がお洒落みたいな、文科系大学生の気持ち悪いムーブメントがありました。
ミ)アハハハッ。感情乗っかってんなあ。
スー)今、目の前にあります週刊本っていう朝日出版の「野々村文宏+中森明夫+田口健司 卒業KYON2に向かって」っていう本がありまして、そん中でヘーゲルの本(※画像によるとヘーゲル全集)「精神の現象学」)に松本伊代がサインして「ヘーゲル大好き」って書いてる、ってもうわかんないでしょ⁉で、ここで秋元康が登場するんです。そう言う話を嗅ぎつけたんでしょうね。だから今、『サルトルで眠れない』って言うのはいいんじゃないかっていう、あざとい!バズる感じ。私よく知りませんけど、欅坂46『月曜日の朝、スカートを切られた』って言うのと、一緒です!『サルトルで眠れない』っていう単語だったら、いけるんじゃないかな、っていう事を考える訳です。私はもうこれ、秋元康、正体見たり!みたいな感じでハハ。
ミ)アハハハッ!
スー)ハハただねぇ、レコード聞いたらイイ曲なんですよ。作詞秋元康・作曲大村健司でどういう組み合わせなんだってハハッ。当時女子大生ブームってのがしたたかにありまして、女子大生の物語だと思います、論文書くとか出て来るので。もう訳わかんないかもしれませんけど、そういう時代だと思って聞いて下さい。
♪早瀬優香子『サルトルで眠れない』
スー)松本小雪か早瀬優香子かFAIRCHILDのYOUか。歌詞の中で「哲学してる二人を」、この“名詞+する”ってのが当時っぽいんですよ。音粋してる?って感じですよ。
ミ)ハハハハッやだなぁ~。
スー)ハッハッハッ。いや、なんか難しい事言うのが流行ったてのが気持ち悪かったんですよ。大阪出身の東京在住者としては。
こういう感じの文脈で秋元康の事をつい、語ってしまいますが。これも2回目なんですけれども、やっぱり名作もかけないと。イイ音楽をかけるというコンセプトでございますんで。や~っぱり’86の秋元康の残した傑作は、何度も言いますし何度も書くんですけど、小泉今日子『夜明けのMEW』でございます。
私なんかは下宿でしたけども、ちょっとリッチな同級生はマンションに住んでんですよ。ワンルームマンションとかが広がって行きまして、鷺宮とか新井薬師とかのワンルームマンションに住んでるんですよ。で、黒いソファーベッドがあって、ちっちゃい黒いテレビを床に置いて、透明のガラスのテーブルがあって、灰皿があるんですけれど、コーヒーのカスを敷き詰めるんですよ。マルボロ(柄の)の長ーい(円筒形)金属のゴミ箱があるっていう風景の曲に、僕には聞こえるんですフフフッ。そこで彼女と別れるっていう話なんです。まあホントにもうこれはBest Of秋元康と個人的には思ってますね。’86,7でございます、また!聞いて見ましょう。
♪小泉今日子『夜明けのMEW』
スー)新人類について話ましたけれど、若干悪し様と言いましょうかやや悪口みたいになりました。何かと言うと割と自己批評でもありましてね、自分の中に新人類的’80代軽薄短小みたいなモノが入ってることが分かってるんですよ。血中秋元康って言いましょうかね。だからこういう事はちょっと上の世代の方が“ニューアカデミズム”とか訳のわかんない事言ってましたけど「ああ、自分も影響受けてるなあ」っていうね。軽薄でありたいって言うか、本気だと思われたくないって言いうかね。
こう、喋る時に、良く我々世代の人が「はい!という訳でございまして」ってみんなたけしになってるやん!みたいね。’80代を批判しようとしても、自分の中にインストールされてる感じがして、自虐でもあるんですよ。
ミ)はあー、なるほど。
スー)でも田中康夫も泉麻人もいとうせいこうも、いとうせいこうなんか朝ドラ出てますからね、まだまだみんなあの世代は元気。
ミ)さっきスージーさんが言った部屋、マジ昭和って思いました。こういうの残して行かなきゃ。
スー)今度カウチポテト、やりましょう。
ミ)今度イベントやる時に、そういうモノ置きましょう。
スー)じゃあ、私DCブランド着て来ますハハッ。
ミ)わぁ!ハハハハハッ!
スー)はいっ!という訳でございまして!(急にたけし口調^^;)《新人類がやってきたヤァ!ヤァ!ヤァ! 》なんだバカヤロ!1986年特集、この年にフライデー行きますからね。(※ビートたけしが交際していた女性にフライデー記者が強引な取材で軽傷を負わせ、それを知ったたけしがたけし軍団と共に講談社フライデー編集部に押しかけ乱闘になった事件)
ミ)あ、たけしさんね。
スー)最後のゾーンも新人類がやってくる?

【ラスト・ゾーン フツーにイイ曲】
スー)自らの体に流れる’86性に自覚的になりますねぇ。メールちょっと前に貰ってました赤いタータンチェックさん《来週’86の曲楽しみにしてます。私は関西でカラオケ大好きな友達と、京都大阪神戸のお店にでかけ、いろんな歌を歌っていました。カラオケボックスでなく舞台のあるカラオケ》この前の(先週8/21オンエア・本筆者note参照)ビューティーYのパートで「ハイ!張り切ってどうぞ!」と言ってたのは、当時のカラオケの店員ね。ブラザーコーンみたいな司会がいてね。
ラジオネーム暴走のペンタゴンさんこの方はちょっとマニアックですね《’86デビューした女性アイドルで印象に残っているのは、沢田玉恵・高橋玲子そして江戸真樹『I Love あのコ・夏のMaki』って曲がありましたね》ライオンのCMソング。わっかんないでしょ?
『I Love あのコ・夏のMaki』この曲名の言語感覚、どうかしてくれハハッ。どうかして欲しいと思いますけど、ずっと’86ならいいのにって気持ちも半分位ありますねハハハッ。
ミ)半分もあるんだハハッ。
スー)’86を皆で語り合う’86飲み会したいですね。という訳でやや変化球に走りましたけども、最後はいわゆる名曲でケレン味なく行きたいと思っております。最後のパートはフツーにイイ曲。
この曲ねぇかけたかったんですよ、やっとかけられる。PINK(※’83-89)ってバンドがありまして、福岡ユタカ・岡野ハジメ・ホッピー神山などなどという事でございます。とても優秀が音楽家が集まったバンドでございまして、アンサンブルが独特で日本のポリスみたいな感じなんです。ボーカル聞いて下さい、ほんとスティングみたいな感じなんですカッコイイ曲でございます。’86,11マクセルのCMソングでございました。
♪PINK『KEEP YOUR VIEW』
スー)イイ曲だなあ、独特の朴訥な感じの歌い方でねスティングっぽい。ミ)そうですね。
スー)チェッカーズとKUWATA BAND行きます。チェッカーズのアルバムの中で私は「FLOWER」っていうのが好きなんですけど、この年の3月でございます。いつかかけました『時のK-City』と並んで名曲『Long Road』っていうファンの人気が高い曲があります。この年チェッカーズはシングル『NANA』で自作の方に舵を切るんですけれども、今からかける『Long Road』は藤井兄弟がソングライティングでも十分に力を持ってるという事を、示す曲かなと思っています。まろんかふぇさんからは《やっぱり『NANA』ですかね》というメール貰いましたけども、今日は『Long Road』アルバム「FLOWER」に行きたいと思いますね。アルバム「FLOWER」のジャケットの藤井フミヤさん、僕は一番カッコいい髪型だと思ってます。
で、KUWATA BANDこれはたくさん(予想リクエスト)貰いましたよ。moonyさん村ちゃんさんからもKUWATA BAND『ONE DAY』。夏の終わりって感じの曲なんですけど、発売は11月。サザンの活動休止してKUWATA BANDでめっちゃ売れたんですよね。当時のサザンが成し遂げていなかったオリコン1位っていうのが『スキップ・ビート』とこの曲なんですよ。
ミ)そーなんだあ!
スー)「売れちゃったー!」とかね。シングルは売れまくって、アルバムでは英語詞でと。とにかく売れに売れたKUWATA BANDの1曲でございます。チェッカーズ『Long Road』からバラード続けましてKUWATA BAND『ONE DAY』。
♪チェッカーズ『Long Road』♪KUWATA BAND『ONE DAY』

スー)という訳で86年37年前の夏も終わろうとしております。37年前のちょうど今頃何があったかと言いますと、神宮球場で井上陽水と安全地帯によるジョイントコンサートって当時言いましたね「スターダスト・ランデヴ―井上陽水&安全地帯LIVE AT神宮」。神宮でイベントとか珍しいですからね。これが“はしり”だったんじゃないですかね。1986年8月20日21日でございまして、これやっぱり今日かけざるを得んだろうという事で。神宮球場のど真ん中ストレートの選曲をしたいと思います。86年37年前の夏に歌われた『夏の終わりのハーモニー』井上陽水と安全地帯玉置浩二、声が全然違うんだけれども、見事なハーモニー。ああ、ありがたやありがたや37年前上京したての私も夏を終えて、やっとちょっと標準語で喋っちゃおうかなっていう感じで、という訳でございまして!っていう気分なんですけどもフフッ。ど真ん中ストレート。
♪井上陽水・安全地帯『夏の終わりのハーモニー』
スー)『夏の終わりのハーモニー』やひこ・かくださんブルートパーズさんから貰ってました、ありがとうございます。来週は《昭和の○○平成の○○令和の○○特集》何かと言いますと、昭和の時代に平成・令和の流行を先取っていたミュージシャン・バンド、平成のCDバブル期に懐かしいアプローチ・今にも通用するアプローチをしていたミュージシャン・バンド、令和の今の時代に昭和・平成を感じるアプローチで輝いているミュージシャン・バンドなどを特集します。
ミ)よく放送の中で私達が「ミスチルは平成のチューリップだ」みたいな事を言ってるのを特集すると。
スー)あれ的なね。どんな曲がでるのか楽しみでございます。
「Bayfm9の音粋、今日は『夏の終わりのハーモニー』が6位になった’86,1,6付のオリコンチャートを紹介します。お相手はアシスタントディレクター岡部いさこ6位『夏の終わりのハーモニー』ミキサーミツヤマさん5位田原俊彦『あッ』ディレクター浜野ツトムさん菊池桃子『Say Yes!』プロデューサー西宮ヒロキさん高井麻巳子『メロディ』3位。」
ミ)そしてDJミラッキ大村は2位の?
スー)石井明美『CHA-CHA-CHA』。そしてスージー鈴木中森明菜『Fin』!(が1位)。
ミ)子どもの頃の風景を思い出してスージーさんが言ってた縦長のゴミ箱ありました。
スー)ずーっと温度キープしてるポット、凄い電気使ってる感じのね。で、何処まで減ってるかが見えるんですよ。(☆スージーさん令和の今も保温できて湯量が見えるポットはありますよ^^;花柄じゃないけど。)
ミ)それだけで未来感があったんですよね。もう1通メールを、アマガエルさん千葉市《’86レンタルレコードの黎紅堂(れいこうどう)でアルバイトしてました》。
スー)(※パチパチパチ拍手しながら) 黎紅堂黎紅堂!友&愛か黎紅堂でしたね。
===終了===

★みにょん:時代特集は、隠れた名曲紹介、スージーさんの文化人類学的な解説、その時代を映す曲の紹介が月9らしく、ラジオならではの趣深さ・楽しさだと思う。時代込みの「文化・音楽」を伝えてくれる教養バラエティ番組、月曜9の音粋ちゃ~ん♪
《自分の中に新人類的’80代軽薄短小みたいなモノが入ってる》自己批評だというスージーさんのトークは、「時代を生きる」自覚的な姿勢を示してくれたと感じる。それぞれが生きる時代での影響を客観視する事は、自分の足元を見据える第一歩でもある。

☆来週(9/4) 《昭和の○○平成の○○令和の○○特集》昭和の時代に平成・令和の流行を先取っていたミュージシャン・バンド、平成のCDバブル期に懐かしいアプローチ・今にも通用するアプローチをしていたミュージシャン・バンド、令和の今の時代に昭和・平成を感じるアプローチで輝いているミュージシャン・バンドなどを特集。
☆スペシャルウィークプレゼントは発送をもって発表に替えます。
☆番組特製サイン入ステッカー:シェア大賞・こーいちやぐらさん メール大賞・たまごサンドさん

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