タイムフリーが終わる前に♪9の音粋(#キュウオン)「今年の音楽特集」2023,12,18つまみ聞き

最新ヒットを中高年に分かりやすい説明する心得があり、「胃カメラロック」をバンドで歌いたいDJとかけたい最新曲選曲は通常回と同じDJ2人の音楽トーク番組bayfm9の音粋(#キュウオン)月曜日。2023,12,18《今年の音楽特集》タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここではちょっとつまみ聞き。DJはスージー鈴木(スー)ミラッキ大村(ミ)

スー)1218194、12月18日第194回を迎えております、今晩は私の名前は(※SE「あんた誰?」)「ヘルスケアイノベーションfrom」スージー鈴木でございます。そして。
ミ)ミラッキ大村です。
スー)押し詰まって来ましたねぇ。
ミ)2週間切っちゃいましたね、今年もね。
スー)来週はなんとXmas。
ミ)はい、その先は?
スー)アハッ元日。我々がもしかしたら生でやるかも、しれないフフフッ。Xmasと元日が我々の手に。bayfm乗っ取ったで~!
ミ)アハハハッ。
スー)そんな事で今年も押し詰まって来ましたので「今年の音楽今年の内に」と。我々古くっさい曲ばかりかけてますけれど、2023年の曲で2時間走り切れるかどうか。
ミ)なにかっていうと1980年辺りとか1968年辺りとかね。
スー)つい朝目が覚めたら「今は1984年かな」って思ってしまう、おっと危ない危ない。
ミ)ハハハハッ。
スー)ご存知の方がいるかどうか、私東京スポーツという新聞で8年間最新ヒット曲を論評する(※毎週水曜「オジサンに贈るスージー鈴木のヒット曲講座」)という連載をやってまして。(※2016-2020までの連載をまとめたスージー鈴木著「平成Jポップと令和歌謡」彩流社(‘21))そういう意味では日本の音楽シーンってやっぱり若者向けのマーケットなんで、中々シニアがヒットチャートの曲をチェックする事が少ないかもしれない。だからもしかしたらいつもこの番組を聞いてらっしゃるありがたいリスナー方々も「2023年わかんねぇよ」という方も多いかもしれません。私も仕事やってるから多少知ってるくらいの話で、ミラッキさんの方が詳しいと思うんですけれども。逆に言いますと、ミドルの方々シニアの方々にこういう風に説明したらこの魅力をわかってくれるんじゃないかというのを、ある程度心得ているつもりでございます。東京スポーツ、プロ野球と競馬とプロレスとちょっとエロという媒体の読者に対して、いかに最新ヒットを説明するかというのを8年やっております。多少心得があると思います、新しい情報とかを「オレこんな事知ってんだぞ」じゃなくって「こういう風に聞くと今から聞く若い方々の曲もいいかも」っていう感じで説明しますので。57歳が語る!最新ヒットという事でございます。
ミ)はい。
【21:00前半’23ガールズマイナーディスコ・Jクイーン^^;】
スー)若い方々もいるでしょうけれど、そんな事も意識して曲をかけようと思ってます。まず9時台前半は、私はディスコ特集に力入れてますんで、日々最新ヒットの中でも四つ打ちのディスコをチェックしております。今年もいいディスコが釣れましたよ。女性ボーカル且つマイナーキーのディスコ。まずは「羊文学」というスリーピースバンドがいまして、TVアニメ「呪術廻戦」の主題歌らしいです。スリーピースのディスコと言えばチャットモンチー『シャングリラ』(‘06)を思い浮かべますけれども、今回はマイナーキーで暗く、そしてずっと循環コード、終わらない終末感と言いましょうか。BTS以降のディスコという感じがしますね、それをスリーピースでやっております。羊文学の『more than words』。家に帰るまでが遠足ですさんから《羊文学が気になります》とメッセージ貰ってます。
続いて「ちゃんみな」。名前がもうフフッ曲名も『命日』。ドラマ主題歌で(※テレビ朝日「ハヤブサ消防団」)昭和歌謡感っていうんですかね。「新しい学校のリーダーズ」『オトナブルー』とも繋がる、夏木マリとか辺見マリとか奥村チヨとか’70代前半のカタカナ2文字の女性歌手が歌いそうな曲でございます。これもディスコでございます。という訳で“2023年ガールズマイナーディスコ”byハマ~ノmix。
♪羊文学『more than words』♪ちゃんみな『命日』(☆途中何やらのSEマシーン音⁈)
スー)一部お聞き苦しい所があった事をおわびしますフフッ。
ミ)ハッハッハ。
スー)あのねぇ、今年の音楽がまた少しずつボーカルが歪んで来てていいなと思うんですよ。日本語が聞き取りにくい岡村靖幸現象の揺り戻しといいましょうか。どっち(の曲)も割と歪んでましたよね。後ねぇ羊文学のギター・ボーカルの塩塚モエカという方がいるんですよ、この方の顔っていうのが2023年の顔でしたね独特のね。両曲ともMVが物凄くイイんで是非見て下さい。特にフフッちゃんみな『命日』のMV最高です、全編反社会みたいな感じです。
ミ)凄いですねえ。
スー)ちょっとお洒落かなと、ディスコと言っても今っぽいディスコかもしれないので「ちょっとまだまだ私にはわからない」という方がいるかもしれません。わかりましたクイーンをご用意しましょう。《クイーンのいないクイーン特集》(133回’22,10,17)をしてから、私は日々日本のクイーン探しに余念がありません。
ミ)素晴らしいですよ。
スー)今年も、いいクイーン釣れました。ただ検索した限り、この2曲をクイーンだと言ってるのはどうも私だけみたいです。なのでクイーン味が薄いかもしれませんけれども。
まずは中々良かったテレビ朝日のドラマ「日曜の夜くらいは」の主題歌Mrs.GREEN APPLE『ケセラセラ』aiaiさんからも予想リクエスト貰いました。これ1番初め聞いた時「あ、クイーンだクイーン来たぞ」と思いましたね。アレンジとかがクイーンっぽくて『ボヘミアンラプソディー』なのか何なのか、僕的にはクイーンに聞こえました。
あとねぇそこまでじゃないんですけどSEKAI NO OWARI『ターコイズ』という曲がありまして。これも聞きようによってはクイーン味と言いましょうか『Somebody to Love』(‘76)味が高い気がしましたね。クイーン探ししてて思うんですけれど、要するに乱暴に言いますと“Jポップってクイーンじゃないか”と。いろんな音が入ってる、奇想天外、とにかく予想がつかない手に汗握る5分間というのをクイーンとすると、Jポップとはクイーンじゃないかっていう感じがして参りました。日本のクイーンJクイーン探しのお好きな皆さん、お待たせしました。聞きようによってはクイーンに聞こえます。
♪Mrs.GREEN APPLE『ケセラセラ』♪SEKAI NO OWARI『ターコイズ』(☆なぜか最後に「デーオ!」)
スー)これ、いいんじゃないですかフフフッ。ちょっとねちょっとクイーンっぽくもあります。クイーン紅白出場記念という事で、Jクイーンメドレー。さっきJポップって言ったのは、とにかく楽器数が多くちょっと長尺で1曲聞いたら「うーん満腹満腹」ってなるのが、どうもJポップの特性とクイーンの繋がりかなと、個人的には思ってます。ただ、まあ’78位までのクイーンはNOシンセサイザーですからね。肉体、手弾き、人力クイーンですからねフフッ。紅白出ますんで、クイーンとBBクイーンズと共演が見たいですね。“ポンポコリンラプソディー”。
ミ)ハハハッ。
スー)さて10時台1曲目クイズでございます。今年発売されたついこの間発売された曲なんですけれども。原曲は、多分(古さで)記録更新かな、1939年(昭和14)発表の曲でございます。それを新たにカバーした曲が10時台の1曲目でございます。
ミ)これは大ヒントですね。スージーさんの大好きなアレ界隈じゃないかなと。
スー)お⁈久々に(正解が)10票超えるかな?2週連続5票なんで。薄氷を踏む思いでやっております。
 
【ミラッキ・ゾーン】
スー)デーーーオ!小島嵩弘(※bayfm「POWER COUNTDOWN REAL」毎週土曜DJ)に負けないように頑張りたい。フフッ負けるわ、息が切れました。こっからはかけたい今年の曲がたくさんある、なあるほど、行っちゃいましょ!ミラッキ君。
ミ)今年は意識的に新曲を聞くようにしたんです。
スー)さすがです、構成作家みたい。
ミ)ハハいや構成作家関係ないんですけど。
☆今年公開同名映画の主題歌。主題歌提供後監督から主演を依頼された。58歳初主演。スージーさんが朝ドラ出演に夢を繋ぐ⁈^^;
♪樋口了一『いまダンスをするのは誰だ?』
☆HOSONO HOUSEってる曲^^;
♪ポニーのヒミツ『短い御休み』
☆共通する有名曲イントロ提示しようとするも、スージーさんが即♪サタデー(インザパーク)と歌い見破る。
♪macico『humor』
☆大阪、ソウルブラザーズバンド6人組。スー)「ええがなええがな」。
♪ラッキー・セベン『SOMETHING』
☆男性ソロシンガー。ボーカロイド聞いてる人は好きになりそうな曲。
♪超学生『ガトリングアジテイタア』
 
【22:00台前半 ‘23いいメッセージ・ソング】
スー)ラジオネームのらネコこたつネコさん《「中森明菜の音楽」お送り頂きありがとうございます》あ、当たったんですね(※先週スージーさん新刊「中森明菜の音楽1982-1991」(辰巳出版)リスナーに3冊プレゼント)おめでとうございます。《当時の大阪で『禁区』の♪そ~れはできない相談ね~の所を「そーだんねん」と替え歌する事が流行っていた事をこの本で初めて知りました》そういうどーでもイイ情報も書いております。かなり硬派な分析をしているんですけれど、こういうプチネタも書いております。先週火曜日に発売されました「中森明菜の音楽1982-1991」絶賛発売中でござます新刊でございます!是非読んでみて下さい。
【告知タイム】
△ミッラキさん12/23(土)代々木WOOFERイベントTwitter・Xを参照。
 
スー)10時台1曲目クイズなんですけれども、ヒントが簡単だったのか、山ほど来ました。若しくはドラマの人気という事かもしれませんね。正解は福来スズ子&趣里『ラッパと娘』1939年と。ラジオ界のレジェンド亀渕昭信が昔、たくさん投票が来たんでパーンとスタジオに投げて、1番遠い所に行った人が当選という事をやってたんですよ。
ミ)当時はハガキかな?
スー)ハガキですね。メールとTwitterのポストを出力した紙を今から投げます。えいやっ!
ミ)おーー!だいぶバラバラにスタジオ中に散らばりました。その中で壁際まで飛んだ1枚のメールを拾って、今スージーさんが椅子に戻って参りました。
スー)込み入ったことしたけれども、割と常連さんに行きましたね。
ミ)ハハハッ。
スー)ハハハッサリーさんでございます、おめでとうございます。《スージーさん新刊出版おめでとうございます。書店で早く見かけたいなと思っております》書店で見つからなかったら、ネットでもイイですよ。
ミ)フフッ。
スー)《クイズの答えは釘付けにしたアレですね福来スズ子『ラッパと娘』》と。これハハッスタジオちょっと散らかりましたねフフッ失礼しました。という訳で今年のドラマナンバー1はと聞かれると、さっき言った「日曜の夜くらいは」とかWOWWOWの「フェンス」とかを抑えて、小芝風花ちゃん~ん!の「波よきいてくれ」かと思いきや。秋以降NHK「ブギウギ」が躍進して、今まだ終わってないにも関わらずベストかなと言う風に思っております。原曲は笠置シヅ子ですね、ドラマ見ている方は重々お分かりの。笠置シヅ子をモデルにする着眼点もさることながら、何と言っても趣里が踊りだけじゃなくって歌が上手かったと。告知ですけど、年明け1/24(水)例のBAROOM(☆スージーさんが月イチでイベント「レコード研究室」を開催、南青山)レギュラーイベントです。あそこはコロンビア系列なので、日本コロンビアのご支援を受けまして笠置シヅ子のSP盤を日本最古の蓄音機で聞いたらどんな音かというのを体験する、ちょとアカデミックな会。後でポストします。そのSP盤でも聞けるであろう『ラッパと娘』。後半ジャズのスキャットになるんですけれども、見事に趣里ちゃんが歌っています。あ、この方も紅白出演ですね(☆スージーさんは紅白大好き)「ブギウギ」コーナーと言われてますんで母子共演もあるかもしれません(※今年の出場者に母、伊藤蘭がいる)。スージー鈴木は「ブギウギ」大好き、いつも見てますんで、レコード屋のおっちゃんの役のオファー未だにお待ちしております。
♪福来スズ子&趣里『ラッパと娘』
スー)スズ子~!ようやった~!パチパチパチスズ子~!フフフッ。福来スズ子&趣里『ラッパと娘』1/24(水)のイベントではこの盤もコロンビアなんで、この曲を美爆音で目の前にスズ子がいるように。スズキはいますけれどスズ子はいませんけれど、フフッ素晴らしいボーカルですね。
ミ)声が出てますねえ。
スー)フフやっぱりね血筋っていうのあるんじゃないですかね、伊藤蘭の娘。あとコメディセンスがあるのも、あれ両親の力だと思いますねぇ。ホントにね「みごろたべごろ笑いごろ」(’76-‘78NET現・テレビ朝日キャンディーズをメイン出演にしたコントメインのバラエティ番組)ではコメディセンスありましたからね、お母さん。水谷豊「熱中時代」(’78-‘79他日本テレビドラマ)も面白かったですからね、運動神経もやっぱり継いでいるのかもしれません。
さてさて“いいメッセージソング”も2023年あったなあと思っております。時代があんまり明るいとは言えないので、ポップスも“惚れたはれた”だけじゃなくって、様々なメッセージを歌ってもいいんじゃないかと思っております。ドンドンつっ突いて行けばいいと、かねてより思っております。tamatamaさんからもチョウ丸タイシさんからもバラードきりんさんからも、サザンオールスターズ『Relay~杜の詩』に予想リクエスト貰っています。そうでございます、結成45周年のサザンが大盛り上がりの中で、神宮外苑の再開発をやんわりと否定する1曲を発表という事です。まあ今、忌野清志郎無き今、坂本龍一無き今、遺志を継ぐ桑田佳祐という感じです。紅白も出て欲しいですねぇ。
ミ)ホントですよ。
スー)神宮外苑から中継、寒いか⁈ハハハハッ。45周年でございますから。それをかけたいと思っております。続けて、片平里菜をまたかけようかと思ってます前回『ロックバンドがやって来た』という震災の後にロックバンドがライブに来て非常に元気出したという曲をかけました。今日はタイトルからして『そんな神様がいるもんか』と。ネタバレしますけど、いわゆる宗教2世の事を歌ってますね。という非常にシビアなテーマなんですけれども、歌が上手くってその子が歌うとね。メッセージソングってなんか堅苦しくって音楽としてはどうかなっていう硬い曲が多いと思うんですけれど。サザンといいこの片平里菜の柔らかいボーカルでこの宗教2世のテーマを歌うっていうのが、2023年いいんじゃないかな!と言う風に思うんですよね。これはもう音楽的な財産なので財産保全したいと思っております。上手い事言うたった。
ミ)フフフ。
♪サザンオールスターズ『Relay~杜の詩』♪片平里菜『そんな神様がいるもんか』
スー)(片平里菜の)オクターブ下で歌っていたのはBRAHMANのTOSHI-LOW氏だそうですね。
メッセージソングに加えて、もう独自の世界観を確立したフシのある宇多田ヒカルの曲を1曲。今年のシングル『Gold~また逢う日まで~』は映画「キングダム」の主題歌ですね。BMさんから予想リクエスト貰ってますありがとうございます。お母さん(※’70代初頭有名な演歌歌手藤圭子)が亡くなって今年で10年なんですね。「ファントーム」(※’16アルバム)以降凄くお母さんの事を示す歌が多かったんですけども、全てが全てそいういう歌かと言う風に解釈するのは解釈を狭めるかもしれませんけれど、今回も悲しみを乗り越えようとする強烈な意思を感じます。始めはなんか「静かな曲だなあ柔らかい曲だなあ」と思うんですけれども、途中からテンポがぐんぐんリズムが立って来て。《いつか起きるかもしれない悲劇を捕まえて言う「おととい来やがれ」 楽しい予定をいっぱい入れるの 涙はお預け また逢う日まで》ちょっとねエモくなって行く感じ。アレンジでびっくりして非常にドラマティックな感じでいいなと思って、MVも良くって。MVが日本の新宿で撮影されてるのも意味があるのかなと思ったりもするんです(☆母藤圭子大ヒットデビュー曲『新宿の女』この曲収録ファーストアルバムは20週連続1位。新宿区西向神社に『新宿の女』歌碑がある)。そんな宇多田ヒカルも40 歳ですよ(※15歳『Automatic』デビューが鮮烈)。我々は宇多田ヒカルが40歳の日本を生きておりますフフフッ。40歳のメッセージです。
♪宇多田ヒカル『Gold~また逢う日まで~』
スー)まろんかふぇさんからも《MVも何度も見ました好きです》とのことでございます。メールでハルさん《健康診断で引っかかり仕事休み、胃カメラと心電図超音波検査。帰ったら飲むぞ》と。そうなんですよ人間ドック終わった後の酒は上手い!
ミ)ハハハッ。
スー)人間ドック後の昼飯が上手いんですよトンカツに限りますね。あ、何の話でしたっけ?頑張って生きようって事ですねフフッ。我々は高齢化社会で、宇多田ヒカルが40歳の日本ですよハハハハッ。
ミ)出た時が15歳とかですからね。
スー)信じられない!もう40 歳と言っていいのかまだ40歳と言っていいのか。
ミ)まだ!でしょう、こんな第一線で。こんなお洒落でかっこいい「おととい来やがれ」初めて聞きましたよ。
スー)ハハハハッ♪おととい来や~がれ~。あーおととい来ようかなと思いますね素直に抗えずに。
ミ)でも物凄く強い決意を感じました。
スー)そうです。なんかもう新しい世界に行ってるって感じがします。という訳でちょっとメッセージソングっぽいのもやりました。2023年はホントに明るくてキラキラした時代ではないという感じなんで、こういういろんな事をもっと歌っていいと思うんですよね。メッセージもそう、高齢化社会ですから健康の歌とかね。腰痛歌う腰痛ロックとかですね、介護の歌とかね。
ミ)そうですねテーマはイロイロでいいと思います。
スー)ちょっとハードな曲もやりましたけれど、10時台後半はいよいよいろんな大賞を発表して行こうと思います。
 
【ラスト・ゾーン ‘23大賞発表】
スー)健康診断ロックとかもあっていいんじゃないんですかねぇ。胃カメラ…。
ミ)いやァ既に誰か。
スー)フリッパーズ・ギターで『Camera! Camera! Camera!』(‘90)って曲があるので「カメラ!カメラ!胃カメラ!」って。
ミ)胃カメラになっちゃうんだハハッ。
スー)口じゃなくて鼻みたいですよフフフッ。僕ね割と胃カメラ好きなんですよ。みんなボロクソ言うじゃないですか、好きっていうか。中が見えるじゃないですか。私「口」時代から知ってますけど「鼻」になって全然楽ですよ。この話どこに着地すんねん。
ミ)ハハハッホントですよ。
スー)胃カメラロック「カメラ!カメラ!胃カメラ!」ハハハッすいません。
大賞という事で、いろんな今年の音楽の個人的な意見ですけれど、好みの大賞を決めて行きます。アルバムで言いますと8/30発売マカロニえんぴつ「大人の涙」ってアルバムが良かったですね、良く聞きました。「マカロニほうれん荘」(※’77-‘79週刊少年チャンピオン連載ギャグ漫画作者鴨川つばめ)世代の私ですけれども、マカロニえんぴつのアルバムをよく聞きました。とにかくフフッ昨日某番組でも喋ったんですけど(☆BS12「カセットテープミュージック」日曜21:30マキタスポーツ×スージー鈴木が音楽をオモシロ真面目にアツく語る番組)、“バンド感”。ワンマンバンドじゃなくって、メンバーみんながわっちゃわっちゃして、ちょっと変わった音楽を作って行くっていう。まあ“ユニコーン感”ですね。ボーカルの「はっとり」という人がいますけれど、ユニコーンチルドレンでございます。更には“ビートルズ感”という感じがします。デスクトップ音楽の時代の中、この”民主主義バンド“?フフッ珍しいなあという事で、是非こういうバンドに「胃カメラロック」を歌って頂きたいなあと。ハハッちょっとまだ若いか。
ミ)ハハハ。
スー)ハハめっちゃ聞きたいなぁ健康診断ロック。(☆声を落として)聴覚(検査)の時に聞こえにくくて緊張する、とかね。脂肪肝で、あ!どうでもいいや、頭の中で健康診断が。
マカロニえんぴつの話に戻りますと、民主主義的なバンドっていうのが一種の絶滅危惧種かなと思いまして。このバンドは4人の個性が立ってるいいバンドだと思いまして“アルバム大賞”にしたいと思います。今回2曲かけますんで是非マカロニえんぴつのメンバーに入れて下さいフフフッ。
ミ)フフフフフッ。
スー)アルバム「大人の涙」から、1曲は超高音で歌うちょっと変わった“ユニコーン感”たっぷりの『ネクタリン』という曲、2曲目はユニコーンもクイーンもそうですが“ビートルズ感”のある『ペパーミント』という曲をかけたいと思います。moonyさんからも予想リクエスト貰いました。
♪マカロニえんぴつ『ネクタリン』『ペパーミント』
スー)コンサートで出たいなあ、はっとり君「新しいギターです、スージー!」って。
ミ)なんでメンバーになろうとしてるんですかハハッ。
スー)「こんばんは、ちょっと年上ですけど頑張ります!」ハハハッ。わっちゃわっちゃと「こんな音入れたらエエんちゃうか、これってクイーンぽくていいよねユニコーンにこういうのあったよね」そういう会話をしながら音作ってる感じがしてね。レコーディングの様子は知りませんけど、そういう感じの“バンド感”がいいかなと思いますねぇ。舞台からMCしたいなあ「スズ子~!やっとデビューできたでー!」誰やねん。
ミ)ハハハハッ。
スー)健康診断の話以降何を話してるんだかわかんない、戻ります。いい話をするつもりなのに頭ン中に胃カメラの話が…。
シングルで準MVPと言いましょうか、この曲かなあと思いましたね。バラードきりんさんすれからしさん村ちゃん常連さんからも(予想リクエスト)頂いております。米津玄師『地球儀』。「君たちはどう生きるか」っていう映画ですね、初日の初回に何の事前情報もなく見て、最後この曲がかかって至福でしたね「わあー米津玄師や」って。アコースティックピアノをバックに淡々と歌うんですけどね、やっと米津玄師の読み取り方がわかりました。この人は“声怪獣”ですね。“声”ですわ、この艶っぽい声が素晴らしくって、且つこの静かな曲をバックに粛々と歌う感じが2023年の風景とピッタリ合ってる感じがしましたね。
歌詞がね、映画の舞台は戦前だったんですけれども、なんか戦後からの復興、若しくは震災からの復興という歌にも私は聞こえます。《僕が生まれた日の空は 高く遠く晴れ渡っていた…僕が愛したあの人は 誰もしらないところへ行った…風を受け走り出す 瓦礫を越えていく》。
♪米津玄師『地球儀』
スー)《今年の音楽》最後の曲はVaundyにしようと思います。どの曲というよりアルバム『replica』全ての曲って感じがしました。今日はタイトルチューンの『replica』という曲にしたいと思います。心地が良い、とにかく気持ちが良いんです音が。さっき言いかけた「聞き取れない歪んだ日本語」’80代っぽいって言いましょうか、それが懐かしかったり。あとね、洋楽のいくつかのエッセンスみたいなのもあって。何かと言うと’80代に私が聞いてた歪んだ日本語で洋楽を志向するというサウンドに似てて、57歳にはとにかく気持ちイイんです。ただ別に洋楽のレプリカ、拝借ではなくってちゃんと継承と発展があるので、2枚組なんでサザンの「KAMAKURA」(‘85)を聞いているような感覚も思い浮かべました。令和のサザン「KAMAKURA」って感じがします。あとね音数の話なんですけど、クイーンと逆で楽器数が少ないんですよ。
ミ)ほおー。
スー)ドラムとベースになる瞬間とか、音が全部止まる瞬間とかいうのがある。とにかく平成の曲って楽器数が多くってリミッター効かせてパッツンパッツンの音が多かったんで、なんか凄く懐かしい感じがして。もしかしたらこの番組を聞いてらっしゃるであろう多くのミドルの方シニアの方も、Vaundyを聞いて、今の音楽だけどなんか人懐っこい感じがするのではないかと思ったりしますね。さっき言ったみたいに洋楽へのリスペクトがあって日本語を歪めて楽器数が少ないっていうのは、よく考えると’80代のEPICソニーの感じがするんですよ。佐野元春大沢誉志幸岡村靖幸、Vaundy。やや歪んだ視点かもしれませんが、令和のエピッカー(☆EPICソニーのミュージシャンをスージーさんがいう造語^^;)と考えても気持ちいいかもしれません。最近ですけれども今年凄く聞いてて「今年のナンバー1これかな?」と個人的なナンバー1、MVPでございます。
♪Vaundy『replica』
 
スー)2023年の曲をお届けしました、今年の音楽は今年の内に。そして来週Xmasは3ヶ月に1度のリクエスト特集でございます。10月第1週から今週迄の特集で聞きたかった曲をメールかTwitter・Xでリクエストして下さい。#bayfm月9。
「bayfm9の音粋お相手はアシスタントディレクター岡部いさこ・スズ子ー!ミキサー佐藤さん・小夜ちゃん!ディレクター浜野ツトム・六郎ー!プロデューサー西宮ひろき・ツヤちゃん!
ミ)これは?
スー)フフッ「ブギウギ」フフッすいません。
ミ)DJはミラッキ大村と。
スー)レコード屋のおっちゃんスージー鈴木でございました。胃カメラは鼻から!
===終了===
 
★みにょん:《こういう風に説明したらこの魅力をわかってくれるんじゃないかというのを、ある程度心得ている・新しい情報をオレこんな事知ってんだぞじゃなくって「こういう風に聞くと今から聞く若い方々の曲もいいかも」と説明します》というスージーさん。今年の音楽をテーマに分け、聞き所の解説。なるほど’23の曲でも過去楽曲から続いていると感じたり、新しさを実感できる贅沢な聞き方ができた。鬱々とした世相の’23サザンや片平里菜の《柔らかなボーカルでメッセージを歌に乗せるのは音楽的財産》本当にそうだと実感。“声怪獣”米津玄師の鎮魂を込めた歌も沁みる。わっちゃわっちゃとバンドがしたい、ギター小僧のままのスージーさんの歌う「胃カメラロック」発表に期待します^^;
 
☆来週(12/25) リクエスト特集10月第1週から今週迄の特集で聞きたかった曲をメールかTwitter・Xでリクエスト〆切12/22(金)いっぱい。
☆番組特製ステッカー:シェア大賞vickeさん・メール大賞ルシエルさん

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