タイムフリーが終わる前に♪9の音粋(#キュウオン)「いのちのうた特集」2022,8,15つまみ聞き

55歳こどもDJ42歳こどもDJ2人の音楽トーク番組。bayfm9の音粋(#キュウオン)月曜日。2022,8,15「いのちのうた特集」タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここではちょっとつまみ聞き。DJはスージー鈴木(スー)ミラッキ大村(ミ)

スー)9の音粋第124回8月15でございます。今晩は、スージー鈴木です。
ミ)今晩はミラッキ大村です。
スー)えー、サマキャン(※bayfmサマーキャンペーン。前日8/14(日)イオンモール幕張新都心グランドモールで「9の音粋」出張型イベント開催。出演「90の音粋トリオ」ミラッキ大村・トムセン陽子・藤田太郎)の、タレコミが来ております。ラジオネームいにしゃるMさん《ミラッキさん、サマキャンお疲れ様でした。スージーさん!「スージーさんてヤツ」「オジサン」「くたばれ老いぼれ」とまで言われてましたよ》たまりませんね、誰が言ったんですか、これ。
ミ)いやハハハッ。そういうウソはいけませんよ、いにしゃるMさんが悪者になっちゃいますよ。
スー)ハハハハッ。「スージーさんてヤツ」「オジサン」まではホントでしょ?どなたが言ってました?
ミ)そうですね。これは火曜日トムセン陽子さん。
スー)あやつ!トムの野郎。
ミ)オジサン、って言ってました。
スー)でもね、正解です。オジサン。フフッ。その、いにしゃるMさんメール《子供じゃなくても戦争なんて知りたくないですよ、ホント》と書いてあります。今日は終戦記念日でございますね。いのちのうた特集です。ミラッキさん何か俳句があるとか?「八月や 六日九日十五日」というのがあるんですか。
ミ)そうですね、日本人としてこの3つの日は忘れてはいけない日だよ、という事です。
スー)そういう事ですね。あとね、お盆なんですよね。お盆は亡くなられた方やご先祖様が、あの世と呼ばれる世界、浄土からこの世に戻って来る期間という事です。あの人も今、現世にいるかもしれません。大瀧詠一、この辺にいるかもしれませんよ。
ミ)そんな都合よく、bayfmを選ぶのかなあ。
スー)スージ―はわかってねえなあ、とか言ってますよ、多分ね。ハハッ。
ミ)でも、スージーさんは面識あるんだもんなあ。
スー)いやいやいや、1回だけですよ。で今日はどちらかと言うと真面目に、いのちというものを考えてみようじゃないかと。いろんな側面から、いのちとか戦争とか、そういうものをちょっとだけ真面目に考える夜があってもいいんじゃないかという8月15日です。今日、日経新聞2015年の記事を見てたら、第二次大戦以降国連加盟193ヶ国の中で、あ、2015年記事なので変わってるかもしれませんけれど、戦争をしてないのは8ヶ国だけ、って言うんですよ。
ミ)おおーあー。
スー)それが日本であり、アジアではブータンであり、ホンッとに少ないって事ですよね。
ミ)そうなんだあ。

【子供に継がれて行くいのち】
スー)という事なんで、「」付きかもしれませんが戦争のない「平和」な世の中で、まず9時台前半は“子供に継がれて行くいのち”という選曲をしてまいりました。これね、親ならある感覚なんですけど、親の青春は終わったんだけど、あ、自分の子供の中でオレの青春が受け継がれて行くな、っていう感覚があるんですよ。私も息子受験する時にこの感覚を味わって、それを「恋するラジオ」と言う本に書いたんです。(※スージー鈴木著「恋するラジオ」ブックマン社)。自分の中の少年性が息子に受け継がれたっていう感覚があって、山下達郎『僕の中の少年』はそれを歌ってるんですよね。歌詞でいうと《ひとときの夢の中 駆け抜けた少年は 今はもうあの人の 目の中で笑っている》あの人っていうのは子供の事らしいんです。自分のいのちが継がれて行くだろう、という事でまずは1988年アルバム「僕の中の少年」から。
♪山下達郎『僕の中の少年』
スー)大瀧詠一聞いてますか、弟子筋の達郎さんの『僕の中の少年』でございました。次はまた、小西派として(※スージーさんは月9でしばしば「小西派」と言われ、最近は自らも名乗る^^;)ピチカートファイブ『子供たちの子供たちの子供たちへ』という曲をかけます。予想が、そういえばさんやひこ・かくださん。この子供を自分の子供と考えると、ひ孫?のような未来まで考えた歌です。意味は判然とはしないんですけど《子供たちの子供たちの子供たちへ 明日になれば悲しいことは消えてしまうかな》というフレーズがありまして、もしかしたら、少しずつ世の中が良くなって行くかもしれない、戦争が無くなっていくかもしれない、と言う意味が込められてるかも、しれない。続けて、たくさん予想リクエスト貰いました。パンミさんまあさんあみーごぜえええっとさん白ヤギさんから。何回かかけてますが、オフコース『生まれ来る子供たちのために』。《僕はこの国の明日をまた想う ひろい空よ僕らは今どこにいる 頼るもの何もないあの頃へ帰りたい》子供達に向けてちゃんとした国とかちゃんとした環境を作ってんのかな!っていう事を、オフコースがかなり早めに‘80に歌ってる。いずれにせよ、未来って言うと空虚なんですけど、自分の子供達が生きてる時代に対して、大人に責任を持つ事があるのかなと思って。
ミ)今年生まれた子は22世紀まで生きる可能性ありますからね。
スー)‘80「生まれ来る子供たち」っていうのはミラッキさんですよね。
ミ)はい、私この曲の2か月後に生まれていますよね。
スー)そうですかあ、感慨がありますね。フフッ。「子供たち」が曲タイトルに入ってるメドレーです。生まれ来る子供たちの為に、DJとして何をかけよう。
♪ピチカートファイブ『子供たちの子供たちの子供たちへ』♪オフコース『生まれ来る子供たちのために』
スー)次は小田和正の一歳下。大瀧詠一さんと同い年、井上陽水。大瀧さん!レコ―ディング、ドタキャンしたんでしょ!川原さんの本に書かれてましたよ。(※先週番組内で紹介 川原伸司著「ジョージ・マーティンになりたくて~プロデューサー川原伸司、素顔の仕事録~」シンコーミュージック)。ハハハッ。井上陽水さんの曲で、陽水さんにお子さんが生まれた時に作った曲で『海へ来なさい』と言う曲、これが中々の名曲で、子供に対するメッセージなんです。僕らはよく「学校に行きなさい」「勉強しなさい」ガミガミ言うじゃないですか。僕も子供が小っちゃい時言った記憶がありますよ。そうじゃなくて、井上陽水パパは《海へ来なさい》と。
ミ)おお。
スー)そして《魚に触れるようなしなやかな指を持ちなさい》
ミ)陽水ワールドですねえ。
スー)フフ。子供に対するメッセージが、海に来て海の自然とか風とか波や魚と戯れるような美しい心を持ちなさい、みたいな感じで、イイ!曲なんですよ。子供に対するメッセージが自分でもあまりにもよく書けたと思ったんでしょうね。曲作るのが恥ずかしくって、星勝さんに頼んだって言ってね。珍しく。井上陽水作詞なんですけど、作曲編曲は星勝さんなんですよ。‘79のアルバム「スニーカーダンサー」から。
♪井上陽水『海へ来なさい』
スー)「継がれて行くいのち」というテーマで、まぁ「未来」って言うと空虚なんですけど、自分達の子供とか、今、道に歩いてるかわいい子供達がこれからどういう社会に生きて行くんだって考えると、大人としてピリッとしちゃうなと。そういう人達に継がれる歌を、4曲選んでみたと思っております。「生まれ来る子供たちのために」聞かせたい曲を集めてみました。

【ミラッキ・ゾーン】
スー)Twitterはくたか2世さん《本日スマホを機種変更しました。音質が良くてびっくりです。大事なことです!ありがとうございます。ミラッキ大村さんでーす。
ミ)戦争といのちを、‘90年代以降のJポップの歌詞で紐解いていこうと思います。
スー)お願いします。
☆スージーさんは子供歴55年ミラッキさんは子供歴42年。誰もが守られるべきいのちをもっている子供で、いのちの強制終了の場に行くべきではない。
☆スージーさん「大人になるとマッチョになって戦争とかに行かなければいけない話になるけれど、子供は行かないでしょ。」
☆《子供らを被害者に 加害者にもせずに この街で暮らすため まず何をすべきだろう?》
♪Mr.Children 『タガタメ』ラジオエディット(でも5’55“^^;)
ミ)まだまだ知られるべき桜井和寿の歌詞はいっぱいあると思います。
スー)Mr.Childrenは子供達という意味ですよね。
ミ)ミスターっていうのは大人、と子供の相反するものが入ってる。大人は子供なんだよと。
☆戦争、平和、命というテーマを取り上げる時に、ミスチルに限らず壮大な曲になる理由をサッカーで例えるミラッキさん。この説明も長い^^;スージーさん「マリーンズで言えばね抑えが打たれたりするから」ハハドラマティック。
☆その中でサクッと戦争、平和、命を歌うミュージシャン。サッカーで例えると遠藤保仁のコロコロPK。力を抜いてありふれた日常から反戦をつぶやく。
♪曾我部恵一『ギター』『戦争反対音頭』
☆パブロ・ピカソのスペイン戦争での「ゲルニカ」。中村一義『ゲルニカ』《新世紀だろうがさ何も変わりゃしない 見てみなよ独裁者が叫ぶ 革命はエゴさ》《目そらさずに見て欲しい 本当にある事から目の前に 何枚ゲルニカのレプリカを書いては焼いたのさ? 死んだふり…?》歌詞カードにはここまで、実際にはこの後《なら死ねよ》という声が入っている。
♪中村一義『ゲルニカ』

【22:00台前半 桑田佳祐 いのちのうた特集】
スー)“子供達論”いいですよねえ、我々は子供達なんだと。もっと言えば「大人だから男だから」という事で自分を縛っているという。例えばこういう特集を2時間真面目な話をするっていうのも、最近の”大人な“ラジオ業界では中々無いかもしれませんけど。我々は子供だからやっていいんですよね。55歳の子供かぁ。あと5年、還暦チルドレン。
ミ)ハハッ。いいんんですいいんです。子供歴が長いって事に関して敬意を表します。
スー)アハハハハッ!ありがとうございます。高田純次を頂点とするね。ハハハッ。そういういう意味ではね、ロック業界の高田純次の方で30分行きたいと思います。桑田佳祐の「いのちのうた」
ミ)間違いないですね。
スー)こっから30分はラジオ版「桑田佳祐論」(※6/20発売売れ行き好調、只今第二刷スージー鈴木著「桑田佳祐論」新潮新書)という事で、桑田佳祐論が残している命についての歌を拡大解釈して選んでみたいと思います。ソロ2011年傑作アルバム「MUSIC MAN」から『それ行けベイビー』って言う曲、これは「桑田佳祐論」あとがきに書いたんです。歌詞に《適当に手を抜いて行こうな ボチボチ好きなようにやんな 終わりなき旅の道中は予期せぬことばかり 命をありがとネ いろいろあるけどネ》っていうフレーズがあって、ちょうど食道がんで大きな手術やられた後の年の紅白でこの曲歌って、かなり震えたんです。録音は入院の前って言いますから直接の関係は無い、って話もあるんですけど、どうなんだろうなと。大病患って、復活して「命をありがとネ いろいろあるけどネ」っていうフレーズに痺れましたね。2番3番の後ですかね「命をありがとネ」ていうフレーズを賜りたいと思います。
♪「桑田佳祐論」『それ行けベイビー』
スー)「命をありがとネ」と。今コロナ罹患報道もありましたけど、頑張っていただきたいと思っております。あの紅白は震えましたね。
ミ)僕も見てました。震えました。
スー)アルバム「MUSIC MAN」全体に、そういう死生観というと大袈裟ですが、1回大きな手術入院をした人の迫力みたいなモノがあって。《手を抜いて行こうな》っていうのは、よく言われるように「ガンと戦う」戦うんじゃなくって、適当に楽にするんだっていう話、そういうメッセージが入ってる感じがある。《適当に手を抜いて行こうな 真面目に好きなようにやんな》これ、子供宣言じゃないですか。フフフ。終戦記念日と言う事で復帰から半世紀の沖縄の事に想いを馳せたいと思います。
ミ)はい。
スー)で、桑田佳祐はチルドレンなんで、お子さんなんで、フフ精神的に。大人とかそういう所のタガが外れてますので。沖縄を歌うとホント具体的に!赤裸々に!辛辣な事を歌うんですよね。かつ、思い出話とかセンチメンタリズムとかじゃなくって、今の沖縄の現状にカァッ!って刺して来るんですよね。桑田佳祐史上最も暗黒なモノの一つ、その名も『どん底のブルース』
ミ)うわぁ、まっすぐなタイトル。
スー)これはねぇ、戦争だけじゃなくって、いろんな「弱者」の事を赤裸々!に辛辣に歌ってるんですけれど、2番の途中から沖縄の話になって来るんですよね。さっきの中村一義さんの「なら死ねよ」に匹敵する歌詞なんですけど《綺麗なサンゴが汚れても 戦争に赴く基地は安保(まも)られる》その前の歌詞がも!っと辛辣なんです。そういう事を歌ってる、暗黒中の暗黒なんですけれど、ザ・桑田佳祐。『波乗りジョニー』と全く対極の『どん底のブルース』に繋げまして、次は桑田佳祐作詞作曲ですがカバーです。ネーネーズっていう沖縄のグループがカバーしてるサザンの『平和の琉歌』。ネーネーズバージョンには、サザンバージョンには無い、一つのフレーズが入ってます。これは「桑田佳祐論」にも書いたんですけど(※P156)、《情け知らさな くぬ島ぬ》というフレーズがありまして、この沖縄語琉球語のフレーズはサザンの曲には入ってないんですよ。「この島の気持ちを知らせなきゃ」って意味なんです。何かって言うと沖縄に住んでる方として、ヤマトンチュ・本土の方々にこの気持ちを知らさなければいけないっていうフレーズが、ネーネーズバージョンには入ってます!。という訳で『どん底のブルース』から現在の沖縄の事を歌ってますネーネーズ。
♪桑田佳祐『どん底のブルース』♪ネーネーズ『平和の琉歌』
スー)辛辣にして赤裸々。ロック界の高田純次フフ、子供心を忘れない我々の大先輩桑田佳祐も、いよいよ自分の死について歌います。人が亡くなる歌はロック界にあったと思うんですけど、自分の死というものを歌う歌は中々無かったんじゃないかと。ついにJポップの歌詞も「死」を手に入れたという感じがします。暗くなくって、奥さんに対して自分の死の事を歌う、サザンオールスターズの『はっぴいえんど』という曲です。Jポップで初めてかどうか知りませんが「自分がこういう風に死にたい」、もっと言えば自分の人生のはっぴいえんどを歌うって言う。そういう意味では日本の高齢化社会の中でポップミュージックが「死」というテーマにまで手を伸ばすことができたっていう、画期的な歌詞だと思ってます。ま、「桑田佳祐論」で私が書いた事は(桑田佳祐が) ホントにいろんな事書いてるなあ、って。守備範囲広いっていうのを愛でてる本なんです。
ミ)そうですねえ。
スー)まあ、死について取りあげてる歌は中々無いかなと、取り上げたんですけど。もしかしたら、歳も取って大病患った事が「死」というものに現実的になったのかもしれません。ただ、それを暗く陰惨に歌うんじゃなくって、若しくは、死の事なんて全然関係無く、ワッショイワッショイとか、もっと言えば60越えても若い人の設定で惚れたはれたの歌を歌う。
…いいんですよ、いいんですけれども、(この『はっぴいえんど』は)作詞家としての視点が自分と同一化してて、60越えたら死の事歌ってもいいじゃないかと。
ミ)生きている事の裏が死ですからね。
スー)そうですそうです。もっと言えば、人生の最後の「はっぴいえんど」という事は子供のまま死ぬ、と。フフフッ。あなたの言い方を変えるとね。マッチョとか大人の世界に入らずに、子供心を持ちながら最後の「えんど」を迎えるのが「はっぴい」なのかな、と思ってます。桑田佳祐はライブMCなどで「死ぬなよー!生きろよー!」とかって言いますね。山下達郎は「カッコよく歳をとりましょう」と。「死ぬなよー!生きろよー!」「カッコよく歳をとりましょう」この三題噺、最後があるとすると『はっぴいえんど』「旅の終わりがはっぴいえんどなら いいのに」
♪サザンオールスターズ『はっぴいえんど』
スー)現段階では私自分の葬式でかけたい曲、1位か2位ですフフフッ。桑田佳祐いのちのうたでした。最後のパートは愛する人の死を歌ううた。

【22:00台後半 愛する人の死を歌ううた】
スー)愛する人の死を歌ううたっていう事で、まずは肉親ですね。代表的有名な歌ですけど、改めて宇多田ヒカル『花束を君に』。《普段からメイクしない君が薄化粧した朝》いわゆる死化粧ですね。
ミ)うーん。
スー)本人が明言してますけど、お母さん藤圭子さんの死ですよね、もっと言えば自死を歌った歌。これ朝ドラで流れてますけど、とっても鮮烈な歌詞で、その事を具体的に想像してしまいます。ま、「Fantome」のアルバム自体、それがテーマになってます。宇多田ヒカルという一人の音楽家にとって凄く大きかった事なんです。大きかった事だろうと想像するんです。そういう背景を踏まえて、この曲をもう一回聞いてみたいと思います。2016年。
♪宇多田ヒカル『花束を君に』

スー)恋人、愛する方の死、2曲行きます。松任谷由実『雨に消えたジョガー』’80「時のないホテル」と言うアルバムからで、それほど有名な曲じゃないと思います。ジョギング好きの彼氏が亡くなる訳ですね。その病名を噂で聞いて、恋人が図書館でそれを調べる訳ですよ。ミエロジェーナス・ロイケミヤ(Melogenous Leukemia)っていうのが歌詞にあるんですが、これは骨髄性白血病の事らしいんですね。《病気の名前はMelogenous Leukemia 図書館の椅子はひどく冷たく》この図書館のフレーズがいいかなと思います。とにかく「死」を歌わせると、『ひこうき雲』に始まってユーミンにはとてつもない名曲が多いんです。ピリッ!といぶし銀の渋い曲で、かなり悲しい曲ですけれどもまたメロディが美しくって、大好きなんでかけたいと思います。続けまして、これはもうみんな大好き泣く子も黙る、スターダストレビュー’93『木蓮の涙』《いつまでもいつまでも 側にいると言ってた あなたは嘘つきだね 私を置き去りに》恋人が亡くなるという事を美しく歌い上げた2曲でございます。
♪松任谷由実『雨に消えたジョガー』♪スターダストレビュー『木蓮の涙』

スー)最後はもうメールたくさん来てますよ…と、常連さんが徒党を組んで。フフフ。
ミ)この特集はこの曲だろうと。
スー)はいありがとうございます。この曲で締めようかと思います。ちょっと最後ワタクシゴトいいですか?子供なんで。
ミ)はい。
スー)私は子供と言いながらも、父も母も亡くなりまして。順番でいうと父が亡くなって母が亡くなって。父の葬式では出たがりのウチのおカンが、この曲を合唱隊みたいので歌って、で、印象に残ったんですね。でその母も亡くなって、母が好きやったっていう事でこの曲をテープでかけてと。やっぱり両親の葬式でかかった曲って、中々聞きにくくって、ちょっとそれから聞くのが辛くって、しばらく我慢してたんですけれども。我慢してたら2019年の紅白でこの曲歌うっていうじゃないですか。もう紅白大好きハハッ。
ミ)紅白大好きオジサンですからねえ。
スー)もう全曲ちゃんと凝視して見る、っていう。これはもう解禁だ!という事で聞いたら、やっぱりいい曲じゃないかと思って。最近よく聞いております。「死」という事、恋人の死、肉親の死、辛いんですけれど、この竹内まりやが歌う曲で締めたいと思います。《いつかは誰でもこの星にさよならをする時が来るけれど 命は継がれてゆく 生まれて来たこと…育てて(☆スージーさん言葉に詰まる😢)ごめんなさい。《…育ててもらえたこと 出会ったこと 笑ったこと そのすべてにありがとう この命にありがとう》
♪竹内まりや『いのちの歌』
スー)失礼しました、取り乱しました。なにかTwitterが。
ミ)はい26歳のマッツパープルさん《今日のキュウオンは人生についていろいろ考えさせられますね。ちゃんと後悔のないように生きないとなと思います》
☆後悔はたくさんした方がいいとDJ2人  終了。

★8月15日に、継ぐ命を愛でる歌、戦争の歌、泣き命を悼む歌で綴る「いのちのうた」特集。これが月曜9の音粋の真髄。《こういう2時間真面目な話をするっていうのも、最近の”大人な“ラジオ業界では中々無いかもしれませんけど。我々は子供だからやっていいんですよね。》今こそこれがラジオだ!という聞き応えの2時間でした。
私自身は「桑田佳祐パート」以降、正直泣き続けるばかりで苦しいくらいでした。けれど、聞くのをやめる事は出来ず、日頃押し隠している「死」の悲しさ苦しさを、時々は共有して思い起こすのが大事なのかもしれない、と思いました。ありがとうございました。

☆来週(8/22《夏の終わりの音楽放談!》徹底的に喋りまくる。21:00台ゲスト(bayfmシン・ラジオ月曜DJ)グランジ・遠山大輔さん
☆サイン付き特製ステッカー→なぞかけ大賞:バラードきりんさん シェア大賞:パルタンさん

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