タイムフリーが終わる前に♪9の音粋(#キュウオン)「初期衝動よ永遠に特集」2023,7,3つまみ聞き
昼のAMラジオで奥様相手ラジオショッピングもやってみたいと言いながら、いつもより穏やかに一人語りが夜のイメージと好評、相棒欠席の中2時間勤め音楽評論家としての力量も見せつけたDJと病床に臥せながら長~い手紙を送りつけた⁈DJ2人の音楽トーク番組bayfm9の音粋(#キュウオン)月曜日。2023,7,3《初期衝動よ永遠なれ特集》タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここではちょっとつまみ聞き。DJはスージー鈴木(ス
ー)今日は欠席ミラッキ大村
スー)170回を迎えました、月曜9の音粋。今晩は、会いに行ける音楽評論家スージー鈴木と申します。たくさんメールが来ておりますね。これはミラッキさんと太郎君(※9の音粋水曜DJ)がやった「J J J1993年を振り返る」イベントの感想で、いにしゃるえむさんから《30日金曜日に楽しくお邪魔して来ました「スージー鈴木っていうヤツ」と。いなくても必ず話題になるスージーさん愛されてるな》。また、イジられてますよ。ヤだな若者が。って若者じゃないです(2人とも40越え^^;)けどね。年寄りをあまりいじめないで下さい。深夜の営業マンさんからも「J J J」の感想貰ってますありがとうございます。あと、あれですね、Twitterが不具合というか閲覧制限APIの制限で見にくくなってると。私ねYahooリアルタイム検索で今#キュウオンて入れてみたんです。ちょっと中々いつものようにTwitterで盛り上がるっていうのは、しにくいかもしれませんので、メールで貰えれば面白いメールにステッカーを差し上げると言うね。ね、ミラッキさん一緒に頑張りましょう。あれ?いねぇ!
ミラッキさんがコロナなんで。また流行ってますからね、全然OKという空気に一瞬なりましたけど、やっぱりまだまだ流行ってますんで、お気をつけ下さい。マスクもまだ必要かなあと。で、イーロンマスクさんのおかげでTwitterも見にくくなってる。ミラッキさんがいらっしゃらないので、また9時台後半は彼の手紙が届くはずですが、まだ届いてない。一人ですよー!ちょっとこれ緊張しますね、心細いですねえ。いつかのようにカミカミで緊張するかもしれませんけど、助けて下さい!という事でミラッキならぬメルッキという事で、メールどんどん送って来て下さい。音楽番組的なメールでもいいですし、フツーの「アジサイが咲いたよ」「梅雨時布団どうすんだ」ていうねフフフッわかりませんけど。動揺しておりますけれども、臆せずやっていきたいと思います。
今日がこれまたミラッキさんの企画でね、Twitterで「今日の特集はなんだこれ分かんねえよ」とか《初期衝動よ永遠なれ》と言う事で、ミラッキさんの台本棒読みしますと、「音楽を始めたばかりの時の興奮や喜びに溢れている曲をかけて行きます」と。あ、そうだったんだフフッ。やって行く内にわかって行くと思います。私は私の勝手な解釈で選んでみました。まずはですね「初期衝動」という言葉がタイトルに入りました。クチロロ、□□□□と書いてクチロロの『ヒップホップの初期衝動』という曲がありますので行きたいと思います。メンバーのいとうせいこうがいまして、彼のヒップホップやラップとの出会いとかヒップホップに託した初期衝動が語られるという珍しい曲です。2009年□□□□『ヒップホップの初期衝動』‼
♪□□□□『ヒップホップの初期衝動』
スー)Twitterでななおくさん《スージーさんくれぐれも暴走しないでね》ありがとうございます。暴走老人フフッ。ふつおたカモン!普通のお便りでございます。すれからしさん《番組開始当初の私の初期衝動について》という事で《1番初めはなんか難しくって、どーかしてるリスナーの方ばっかりで、一時期気持ちが折れそうになりリアタイではもたない、タイムフリーばかりしていましたが、これからも知識をつけつつ月曜キュウオンについて行きたいと思います》。いやあーすいません、なんかたいそうな感じでありがとうございます。気軽に楽しんで欲しいとは言いながらも、知識があると音楽が楽しくなりますんでね。
ふつおたも含めてやって行きたいと思います。あ「初期衝動」で皆さんがどんな予想をしているかっていうね。ラジオネームまささんは《ブルーハーツ『リンダリンダ』》わかるわー。さっきのすれからしさんはデビュー曲に絞って様々な予想を貰ってます。一週間に10日来いさんは《たま『さよなら人類』》。うん、初期衝動っぽい。さあ当たるも八卦当たらぬも八卦。次はニューウエーブの初期衝動。テクノ三大バンドと言いますとプラスティックス、ヒカシュー、P-MODELなんですけれども、P-MODELはまだかけていないと思いますんで、ファーストアルバムに『美術館で会った人だろ』っていう曲をいきます。割とテクノというよりはニューウエーブというよりはパンク色が強くって、つまりは「初期衝動」が色濃く匂っている&テクノという感じでかけたいと思います。
次にその10 年後にリリースされました、これ何回もかけてますね森高千里アルバム「非実力派宣言」という中でも、自分の初期騒動「噂を知りたい」というのを歌詞にした、言って見れば初期騒動だけで作られたような、アルバムの中でも最も初期騒動を感じる、と言っていいのかな。『しりたがり』ていう曲があります。この『美術館で会った人だろ』から森高千里『しりたがり』という流れを見ると、コロナも吹っ飛ぶ?ハハッそんな事ないかな。
初期騒動メドレー!
♪P-MODEL『美術館で会った人だろ』
♪森高千里『しりたがり』
スー)大学4年生、懐かしい!森高千里。予想行きましょう問わず語りのカクさん《初期衝動と言えば浜田省吾『終わりなき疾走』》アイラブユーNOKKOさんは《中島みゆき『トラックに乗せて』》なるほど。リスナー人生さんは《真心ブラザーズ『どかん』》なぁー
るほどと。初期騒動音楽とはなにか、リスナーの方々と一緒に作って行く番組でございますね。少しずつ概念が出て来ているような感じがしたりしなかったりと。Twitterミラッキさん復活しましたね。ドンドンミラッキさんへ呟いて下さいね。ミラッキさんへの応援Tweetもありがとうございます。
さて、いつもグループサウンズかけるとタイムラインが止まりますがですね、今回は、グループサウンズのせいかイーロンマスクのせいかフフッ、わかりません。グループサウンズというムーブメントは、ストーンズやビートルズみたいになりたい!やって女にもてたい!っていう感じの初期衝動だけで構築されたムーブメントと言えますが、だから整理整頓されてない、初期騒動だらけのアイデア1発の曲が多いという事です。今回選びましたのは、あぁタイムライン止まるかな、カーナビーツ『チュッ!チュッ!チュッ!』という曲で、作詞は橋本淳先生。♪あの子はこの僕~チュッ!チュッ!チュッ!チュチュチュチュ!今私、適当にキレたんじゃないですよ、こういう歌詞でございますからね。歌い出しイイですよ「あなたの素敵な赤い靴、抱きしめたいのさ一度だけ」靴を抱きしめる、イイですねぇ橋本淳先生。カーナビーツのシングルB面ですね。’68『チュッ!チュッ!チュッ!』。初期騒動が横溢しております。
続きまして、今度は日本版サイケデリック・ミュージックですね。ゴールデンカップス『午前3時のハプニング』「ハプニング」って当時の流行語です。もうね、よくわかんないです。多分夢に出ると思います。作詞作曲ルイズルイス加部。あの、ジョニー・ルイス&Charのルイズルイス加部で、編曲はなんと村井邦彦先生でございます。これはねぇ、ちょっと説明できないですねぇ。まあ、これでフフッ逆に止まってるTwitterも動くかもしれないという位の、初期衝動の「なんか!やってみた!歌ってみた!」っていう感じの2曲でございますね。’68初期衝動メドレーグループサウンズ。
♪カーナビーツ『チュッ!チュッ!チュッ!』
♪ゴールデンカップス『午前3時のハプニング』
スー)両方ともギターの音が特徴的ですね。“ファズ”といいますね、ディストーションの前段階のヤツですね。メール来てますよ適当マミーさん《ミラッキさんお気の毒にお大事に。スージーさんはおひとりで寂しそうですが、寂しいと仰るほどにには寂しそうに聞こえません》ハハハッ。適当マミーさん面白いですね、ありがとうございます。
10時台1曲目クイズのヒントでございます。デビューする前に好きだった曲を歌うと、初期騒動なんじゃないかという事で、デビュー前に好きだった曲と言う話ですね。
ヒントです。17才の原型。分かりやすいかな?というのがヒントでございます。いつもの呼び込みですよね。これか!という訳で非常に心細くやっておりますんで、ミラッキならぬメルッキでメールで普通のお便りでも構いません。cue@bayfm.co.jp これをメールで送って下さい。Twitterも見ておりますよ、なんとか私は見られますね。#キュウオンでございます。Mさん《ミラッキさんどうぞお大事に。スージーさん一人で暴走しないで下さいね》押すなよ押すなよ絶対に、と言うヤツですね。
という訳で9時台後半に行くんですけれども、届きましたね。ミラッキさんの凄い台本が来ましたよ。こんな長い文章を私が読むのか…。朗読できんのかなあ…。ちょっと自信がないので、早めに9時台前半終えて、9時台後半に時間を余らせたいと思います。ミラッキさんの手紙を代読するスージー鈴木、お楽しみに!
【ミラッキ選曲ゾーン 病床でも手紙でも説明が多い^^;】
スー)スージー鈴木のラジオ公開オーディションになっておりますね。この2時間を走り切ったら、私の夢の、AMラジオでねフツー!のリクエスト番組、あとね主婦との会話、ラジオショッピングとかできる帯番組ができるかどうかと。さあ、かかっております。1時間半、残り3/4でございます。はるさんから《ステッカー届きました!》と。《ステッカーはブルーで、大好きな色で感動しました》と。何と!新作ステッカーができましたね。色が変わります。ブルーじゃなくてどんな色になるでしょうか、ステッカーをガンガン配りたいのでお楽しみ下さい。まろんかふぇさんからは《チェッカーズ『NANA』『あの娘とマッシュポテト』が初期衝動ではないかと。スージーさんの「ロックンロール大学チェッカーズ学(※6/30NHK文化センター青山part2は7/23)」配信はこれから見るのですが、フォロワーさんがスージーさんの話を聞きに行って、とても感動していました》ありがとうございます。褒められるのが好きです。“感動”私の好きな言葉ですね。のっぽさん《佐野元春二大初期衝動はアルバム「VISITORS」『COME SHINING』もう一つは冬の代々木公演での路上ライブ》『Young Bloods』ですよね、あれは初期衝動ですよね、ありがとうございます。ドンドンいつもよりメール、多めに読んでおります。何かと言いますと、ミラッキさんがいらっしゃらないので、聞いてるみたいなので、怒られないように。彼の長~い手紙。こんだけの文字数何分くらいかかるか、頭の中で計算できないのでちょっとやってみたいと思いますね。3分以内で読めたら、定時の台本通りの進行でございます。
「ミラッキでございます!まずお届けするのはサニーデイ・サービス「若者たち」から『いつもだれかに』。’94にメジャーデビューしメンバーチェンジを経て’95発売したアルバムに収録されておる」と。「’94小沢健二が『今夜はブギーバック』をヒットさせ、’90前後に活動したアーティスト達がにわかに”渋谷系“と言われ始めた。サニーデイのメジャーデビューも洋楽のエッセンスやサンプリングを全面に出した、「ポスト・フリッパーズギター」という雰囲気だった。しかし!’95三人編成のサニーデイは突然’70前半の邦楽ロックを意識した曲をリリースする。それまではあまり邦楽を聞いていなかった曽我部恵一は、はっぴいえんど『風街ろまん』に衝撃を受ける」
私、大瀧詠一に会った時(☆スージー鈴木著「恋するラジオ」ブックマン社に詳しい)、あん時ねえ、横に曽我部恵一いたんですよね。スージー鈴木曽我部恵一大瀧詠一と。フフッどっちがはっぴいえんどに詳しいか、競争みたいになりましたけれどフフ。戻ります。
「それまで聞いていた音楽より、こっちがカッコいいぞと一気に方針転換しました。ファッションもアルバムジャケットも’95の雰囲気からは浮いている、フォーク調」ああそうでしたね。
「現場以外のスタッフからは猛反対されたそうです。その猛反対もどこ吹く風、これがカッコいいんだと思ったモノをそのまま作ってリリースしました。ビジネスやマーケティングが入り込んでいない初期衝動の塊の曲でございます」
それがね、さっき言ったアルバムの2曲目『いつもだれかに』って曲ですね。
「なんせこの頃のサニーデイ・サービスは、自分の楽器を持っていなかったというから驚きです、そんな中で作り上げた曲は…」少し早口^^;「サザンオールスターズの『勝手にシンドバッド』のように初期衝動に溢れた曲はいつも早口でやって来るんです」フフフッ。「それでは聞いて下さい、サニーデイ・サービスで『いつもだれかに』」早っ!2分余った!難しいモンですね、こんな早く読めるんだハハ。ちょっと補足しますと、さっき言ったのは’97にFM横浜で大瀧詠一さんが番組をやっている時、覗きに行って、別の番組でサニーデイ・サービスがいらっしゃって、そっから3人で話す空気になって、大瀧詠一さんがひと言なんか言うと「それ!アレですよね!」と言う感じになって。大瀧詠一さんが「昔僕はドラムをやっててね」とか言ったら、曽我部恵一さんが「タブーですよねっ!バンド、タブーですよねっ!」って。タブーってバンドあったなあ、って。はっぴいえんどの本に出て来るような知識を話した事を憶えております。あとは、渋谷系からはっぴいえんどと言う話は個人的にはよくわかって。僕もはっぴいえんどはよく聞いてて。レベルや理解度は違うかもしれませんけれど、’90代にはっぴいえんど的な方向性を志向するってのは、個人的にもとても気持ち良かった音だなあという事で、ああこれも一種の初期衝動かな、と思います。ミラッキさんが仰るように早口に注目して下さい。
♪サニーデイ・サービス『いつもだれかに』
スー)あーいいですねえサニーデイサービス。さて“棒読み代読シリーズパート2”こっからはなんと今年の曲が続きます。私はバンドを知りません。
☆’23,3発売’15結成’21~現メンバーで活動。初期衝動に溢れた曲を量産。
♪Bye-Bye-Handの方程式『風街突風倶楽部』
スー)ちょっと拾わなアカンTweetがありましたねえ。グッチマイマンさん《行きつけの本屋だった主があの伝説のバンドジャックスのリーダー格だった》というのに対して引用リツイートで田んぼのカナリアさんが《早川義夫さんですか「ぼくは本屋のおやじさん」(ちくま文庫)》ジャックスのリーダー早川義夫ってのは武蔵新城の本屋だったんですね。早川書店、私も行きましたね。それでその続きで田んぼのカナリアさん《曽我部さんもスージーさんも「定本はっぴいえんど」を熟読した口ですね、わかります》熟読しましたよ~!
白夜書房!熟読し続けて、穴が開いて2冊目買いましたからね。「定本はっぴいえんど」という本がありまして、おそらく時代的には曽我部さんも熟読したのではないかと思っております。
☆’23,4’発売18結成バンドメンバー平均年齢22歳。イントロもギターソロも存在する曲。
♪あかるい赤ちゃん『ガクショク・ラスト・カリー』
スー)なんとなくミラッキさんの好きなコード進行とかわかって来た気がしますね。3年3ヶ月も経つと。次の曲、さっき聞いたんですけど、これ良かったです。
☆’23.6配信ミラッキ本日のイチオシ曲。初期衝動はズバリ歌声。むき出しの歌声。
♪浦小雪『潮風』
スー)イイですねえ。チャットモンチー、Salyu、この声イイですね浦小雪さん。
☆’23,4発売。ボーカル&ギターとベースの2人組。感じられる要素筋肉少女帯大槻ケンジ、クイーン、ユニコーン。
スー)コロナで倒れられても、これだけアツい手紙を書いて来るミラッキさんにであえてよかった。
♪挫・人間『下川くんにであえてよかった』
スー)フフッ、混ざってましたねえ。ミラッキさん伝言「曲明けに喋って下さい。信じられないかもしれませんが、過去にピチカートファイブみたいな曲も作ってます」雑食ですねえ、私『ヒゲとボイン』(UNIDORN)を感じましたけれども。いやぁありあがとうござますミラッキさん。アツい手紙をなんとか読めたと思います。ミラッキさんもう寝て下さいね、もう大丈夫なんであとは一人でやっときますんで。
10時台1曲目クイズは正解、いましたよ。こっからもスージー鈴木が一人でやって行きます。キュウオンに出逢えて良かった、と言わせてやんよ。波よ聞いてくれ!(☆「波よ聞いてくれ!」は漫画原作’23,4-6テレビ朝日ドラマ主人公ラジオDJ、スージーさん絶賛)
【22:00台前半 アイドル初期衝動・8分初期衝動】
スー)さあ半分終わりましたね。告知タイムです、Twitterが見られないかもしれませんけれども、私のスケジュールを今、Tweet、ヨイショ!しました。今週木曜日から早稲田大学エクステンションセンターで4回夏期講習「日本ロック史」入門という事で始めます。今週はグループサウンズを多いに語るという事でハハッ。タイムライン止めるのかって。いや、入門編なんで、マニアックな話はしません人気GSしか語りません。もし良ければスージー鈴木硬式サイトsuzie.boy.jpに書いてありますので、ご覧下さい。来週火曜日(7/11)にはビジネス本「幸福な退職」(新潮選書)出版記念講演会(NHK文化センター青山/会場・オンライン参加)もあり、両方共残席ありますので是非ご参加下さい。ほいほいと。
さてクイズでございますよ。さっきなんて言いましたっけ。17才の原型。先に「デビュー前」とか言ってましたんでデビュー曲『17才』南沙織と。で、その原型ってナニ。ネットにも情報がこぼれていたようですね。正解者言います。aiaiさんバラーきりんさん手を洗ったすどさんえみコペンさんNO CASHさんという事で正解なんですけど。厳密に言うとこの方々は不正解でですね、厳密に言うと正解は1票だけでございます。1票ありがとうございます。その方はこんなメッセージ書いています《スージーさん一人で心細いかもしれませんが、どーかしてるリスナーがついているんで大丈夫ですよ》ありがとうございます56才には沁みますねえ。17才の原型の話なんですけど。有名なのは、筒美京平が「どんな曲好きなの?」って聞いた時リン・アンダーソン(Lynn Anderson)っていう、日本でもオリコン6位までヒットしたカントリーの名曲『ローズ・ガーデン』と言う曲を(南沙織が)言って、その『ローズ・ガーデン』に寄せたのが、南沙織『17才』なんですね。だから正解は『ローズ・ガーデン』っていうリン・アンダーソンの曲なんですけれど、今日はさっき言ったみたいに、自分がデビュー前に好きだった曲を自分が歌うと初期衝動なんじゃないか、という事なんです。だから今回は南沙織のカバーの『ローズ・ガーデン』が初期衝動なのではないか。うーんショショってるねえ^^;という事でございまして南沙織『ローズ・ガーデン』と書いた方は、moonyさん一人なんですよね。1回ステッカー貰ってるようですけれども、新しい色のステッカーを差し上げたいと思います(SEパチパチパチパチ)おめでとうございます。『ローズ・ガーデン』に寄せて『17才』でデビューした南沙織ですが、その原曲と言いましょうか『ローズ・ガーデン』もカバーしておりまして、英語の発音がそれっぽくって、たまに言いますけれど、南沙織さんの場合は英語が堪能なんで日本語よりもこっちの方がすっきり歌ってるなあ、っていう感じがします。
もう1曲重ねます。その17年後。1988年小泉今日子が「ナツメロ」っていう、彼女が子供の頃に聞いてた好きな曲のカバー集がありまして、という事は彼女がデビュー前に好きだった曲を歌ったら、初期衝動に溢れるんではないかと。今回はレイジーの『赤頭巾ちゃん御用心』のカバーを聞いてみたいと思います。両方共、子供の頃好きだった曲を歌ってるから、ホントにノッてるっていいましょうか、楽しそうに歌ってるって感じがします。という訳で、アイドル初期衝動メドレー。
♪南沙織『ローズ・ガーデン』♪小泉今日子『赤頭巾ちゃん御用心』
スー)『赤頭巾ちゃん御用心』イントロのテープの逆回転、野村義男の声かなあと思ってたんです。35年経って何て歌ってんのかなって、今、PCでひっくり返せますんで逆回転を逆回転してみたら、こんな感じでした!
♪あかずきんちゃん、ごよう~じん♪
はい、予想通りでございますねハハッ!特急コリドーさんから《年上にみられるという悩みにピッタリの曲は?》というAMラジオっぽいのが来ましたね。《1歳でも若く見られたい、こんな僕にピッタリの曲があれば》西城秀樹『YOUNG MAN』だと思います。岡村靖幸『Young oh! oh!』ではないですね佐野元春『Young Bloods』でもない。西城秀樹『YOUNG MAN』です、ありがとうございます。ウマヤスさんからは《巨人の石川(慎吾)がロッテ来ましたね》来ましたねえ!東大阪大学付属柏原高校、間寛平の後輩、アメマ石川^^;頑張って欲しいですね《スージーさん頑張って下さい》ウマヤスさんありがとうございます。と、AMラジオな感じを醸し出しながら、やっぱり月曜キュウオンでございます。
さて、初期衝動と言えばフォークでございます。日本フォーク史の中で最も初期衝動が横溢した、溢れ出した音源と言えば第3回’71中津川フォークジャンボリーに於ける吉田拓郎『人間なんて』でございます。音源が残っております。吉田拓郎がこれを何時間も歌って、サブステージからメインステージを乗っ取ったと、ちょっと盛られて語られているようです。実際はRooftopというサイトの牧村憲一(※音楽プロデューサー/中津川フォークジャンボリー実行委員)さんの「月刊牧村」によると《サブステージは100人入れば満員になるような小さい空間。そこでPAがトラブルを起こした、マイクを使えない中、観客から『人間なんて』のリクエストが来た。若い吉田拓郎がバックパーカッション、エレキギターに加えてそこにいたミュージシャン全員で『人間なんて』を歌い始めた。普通にやっても20分位かかる曲なんだけれども、他にやる事がないので1時間位やった。すると100人位で満員になるような空間に1000人以上集まって来た。で、小室等が止める意味で「サブステージじゃなくてメインステージに行こう」と言った》という事なんですけれども、そっからメインに流れ込んでメインステージを壊したという話は、どうも噂のようですね。という訳でとても有名な第3回中津川フォークジャンボリーサブステージ『人間なんて』の音源です。8分あるんですけれども、ザ・初期衝動という事と恐らく半分はアドリブで歌ってんじゃないか、もう声が枯れ枯れなんですけれども、凄い迫力でございましてこれぞ初期衝動だと思います。さっき申し上げたように、メインステージに流れ込んだという事実はどうも確認できないんですけれども、ただこのステージをきっかけに吉田拓郎という若者が、音楽界のサブステージから岡林信康あたりが牛耳っていたメインステージ、音楽界フォーク界のサブからメインに行ったのは紛れもない事実でございます。
♪吉田拓郎『人間なんて』
スー)凄い音源ですね、bayfmで8分完走しましたね。ピンポンダッシュできないですね、このタイミングだと。アルバム「自然と文化の72時間」っていう’71フォークジャンボリーの音源からでございました。(吉田拓郎は)「人間なんて」ていうアルバムをこの年出すんですけれども、この長いバージョンの迫力っていうのは凄いですね。えーっと、岡林信康と吉田拓郎、何が違ったんだという事なんですけれども。まあやっぱりこの吉田拓郎のメジャーに行ってやんよ!っていうね。この翌年’72は吉田拓郎はもう大ブレイクですからね。『結婚しようよ』とか『旅の宿』とかですね。桑田佳祐デビューの時にも感じますね。「オレ達はマニアックでいいんだ」って言うんじゃなくて「オレ達はポップのド真ん中で金儲けするんだ!」っていうね。イイ意味でのそういう迫力と言うモノが今の声にはあるような気がします。メール来ております初めて?ラジオネーム関西育ちさんありがとうございます《ミラッキさん暑い時です、無理せずゆっくり休んで下さいね》とホントですよね。《娘の会社の方も昨夜から高熱でコロナという事で在宅になったという事です》何となくラジオ業界はコロナと言わず体調不良という感じですけど、まあ別に悪い事じゃないですし、今増えてるという事なんで、皆さんもご自愛下さいという事でございます。《キュウオン月曜に出逢えて良かったスージーさん頑張って》ありがとうございます。関西どこですか?またメール下さいね。戦士代表BMさん《一人語りの月9もイイもんです。なんとなくじっくり聞けているというリスナーさんもいました》なるほどありがとうございます。ドンドン読んじゃおうかな。メールだよメール!メール!ラジオネームサリーさん《スージーさんの1人喋り、凄く落ち着きます》(※急に低音で^^;)あ、そうですか、ありがとうございます。《どちらかというと昼間というよりも、夜に1人じっくり聞きたいというタイプ》(※ハイテンション^^;)あ!そうですか!《というタイプの声なのでラジオショッピングの練習は不要です》あーそーか、やりたかったなあ!「でもお高いんでしょぉ?」「えー!そーなんだー!
」「今食べてます、おいしい!」とかやりたかったんですけど、ちょっと無理かなハハッ。お昼間の仕事も待っております。もちろんミラッキさんの事はずっと待ってます。どうぞお大事に。ミラッキさんいいですねぇたくさんメール来ております。スージーさんへの愛のメール愛のメッセージを探したんですけど、あんまりなくってですね、まあいいです。ミラッキさん来週は来て頂けると思いますんで待っております。この方サリーさんが《初期衝動と言ったら、やっぱりはっぴいえんど「ゆでめん」の『春よ来い』でしょうか。♪お正月と言えば~1度聞いたら絶対忘れない、大瀧詠一と松本隆の初期衝動が詰まってる気がします》あっ!そうですか!わかりました。では10時台後半その辺りの初期衝動を探してみたいと思います。
【ラスト・ゾーン メジャーデビュー前青い時代】
スー)なんかAMの午前中とかいいですねえ。それでニュースとか交通情報とかあってラジオショッピングがあって「お高いんでしょー?」とか言って。私の声は夜向きかなあ。もし昼間の方でいましたら、頑張りますよ!ハハッでもまぁいつまで頑張れるかと。もうすぐ還暦だからなあ。という訳であと4年で還暦の、58歳で上岡龍太郎さんも芸能界引退しましたんでですね、私も老い先が長くない中、じゃあ古い話しようじゃないかと。昔、穴が開くほどじゃなくて、ホントに穴が開く迄読んだ白夜書房「定本はっぴいえんど」で仕入れた知識と、家ン中探し出した音源でかけてみたいと思うんですけれども、と。メジャーデビュー前の音楽は、全て初期衝動だという方向性の元、10時台後半はメジャーデビュー前のまだ熟さないまだ青い頃の音源で初期衝動を味わってみようという事でございます。
はっぴいえんど系行きます。まずはですねえフフッ古いですよ、ザ・初期衝動!1962年14歳中学生の細野晴臣のピアノ演奏の音源が残っております。BOXセット(「HOSONO BOX1969-2000」)に入っていますね。セロニアス・モンクの『Blue Monk』と言うピアノ曲を14歳細野晴臣少年が弾いております。恐らく現存する細野音源の最も古いものかなあと思っております。続けまして’86私が大学1年生の時「定本はっぴいえんど」の時代に買いましたアルバムLP「はっぴいえんどグレーテストライヴ!オン・ステージ」(‘86,7)そこに入っておりました、はっぴえんどがまだヴァレンタイン・ブルーという名前を名乗っていた頃の演奏でございます。曲は皆さんご存知『12月の雨の日』文京公会堂「ロック叛乱祭」(’70,4,12)の音源です。’70,8月にアルバムデビュー(「はっぴいえんど」)しますんで、デビュー前の音源という事で、おそらく初期衝動が詰まっておるだろうという事ですね。ドラム松本隆のバスドラの手数ならぬ足数の多さに注目でございます。はっぴえんどは解散も文京公会堂ですから、文京公会堂に始まり文京公会堂に終わったという事になります。余談ですが、ちなみに第一回昭和34年レコード大賞も文京公会堂で行われました、どーでもイイ話ですね。
えー耳澄ませて下さいね、ライブ音源の最後に大瀧詠一がフフフッ衝撃発言をします。ちょっとボリューム上げますんでそこに耳をそばだてて下さい。デビュー前の音楽は全部初期衝動という事で、細野晴臣少年のピアノ『Blue Monk』からの文京公会堂’70,4ヴァレンタイン・ブルーの『12月の雨の日』。
♪細野晴臣『Blue Monk』
♪はっぴいえんど(ヴァレンタイン・ブルー)『12月の雨の日』
スー)はっぴいえんど誕生の瞬間!フハハハッ。と言う程の重いモノかどうかは別としまして。細野晴臣『Blue Monk』三つ子の魂。やっぱりもう少年時代からちがいますね。優秀な音楽家は。そして、はっぴいえんど。まだちょっと演奏は雑ですけれども、松本隆の独特のドラムと細野晴臣のベースの組み合わせはもう出来てますね。
という事はアマチュア時代のあの少年にも出て貰いましょう、音源がありますからね。アマチュア時代の豊島区の駄菓子屋・パン屋の息子かな。山下達郎少年でございます。例の!19歳の時に友達と作った自主制作盤「ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY」この番組でも何回かかけておりますけれども、今日はですねビーチボーイズのカバー『Don’t Worry Baby』という曲をかけます。これねスージー鈴木とマキタスポーツがやってる某番組で(※BS12「カセットテープミュージック」日曜21:00’23,7/2から再放送再々開始!)これかけて、マキタスポーツが面白い表現したんです「これ草野球場でみんな下手くそな野球やってるなって思ったら、一人だけダルビッシュがいた」とフフッ。この比喩ね、聞いてみるとわかると思います、ホントにひっとりだけダルビッシュがいますんで160キロ投げてますんでね。
続けまして17歳の少女荒井由実少女が、デビュー前に加橋かつみに提供した曲『愛は突然に』。これ1回かけましたけれども、もう1回フルでかけたいと思います。アマチュア時代にデモテープを作っていた所、それが加橋かつみに流れて、凄いという話になってこれを録音したいという事になりました。「マホガニーの部屋」という曲名だったんですけれども、それに加橋かつみ(元タイガース、トッポ)が新たに詞をつけて『愛は突然に』というタイトルで発売された。こん時彼女は17歳で作曲家ユーミンのデビュー作でございますね。で、これが歴史の変わった瞬間でこの曲をたまたまビクターのスタジオの調整室で耳にしたのが村井邦彦で、村井邦彦がこの曲を気に入ってその場にいたユーミンにアルファに来ませんか、と言ったという事ですね。という訳で山下達郎と荒井由実、少年少女デビュー前才能の萌芽『Don’t Worry Baby』ダルビッシュ山下達郎からフフッ、荒井由実作曲で加橋かつみ
『愛は突然に』。
♪山下達郎『Don’t Worry Baby』♪加橋かつみ『愛は突然に』
スー)Twitterでラパイチさん《運命が愛を遠ざけそう》そうですね『翳りゆく部屋』”翳りゆくひこうき雲の部屋”って感じですかね。もう原型が出来てるように思います『愛は突然に』。
さて最後でございます、今日はありがとうございました、なんとか一人で走り切れそうです。
こっから私が失言しなければムフフフッ。さて、日本で一番有名かつ日本で一番革命的だったデビュー前自主制作盤は、アマチュア時代のザ・フォーククルセダーズ解散記念アルバム「Harenchi」でございます。解散記念で300枚プレスしましたが売れ残ったと。で、しょうがないなあという事でラジオ局に持ち込んだら、その時時代は変わったと。もし300枚プレスしていなければ、余らなければ、放送局に持ち込まなければ、アルバムの中の『帰って来たヨッパライ』が流行らなければ、関西から関東に飛び火しなければ、そして、朝妻一郎さんがそれを聞いてニッポン放送でかけなければ(※当時ニッポン放送でだけかけた)、日本の音楽シーンはもっと遅れて広がって、かつもっと真面目くさったモノになってたんじゃないかなという風に思います。『帰って来たヨッパライ』『イムジン河』はかけてますんで今回はそのアルバムのラストのライブ録音『雨をふらせないで』という曲をかけます。まだ、はしだのりひこはいません。元々はブラザーズ・フォーなどで知られるアメリカのフォークソングなんですけれども、途中ねえフフッ。“笑いのフォークル”と言われましてライブで可笑しくって、途中ムード歌謡になるんですよ。これ私も含めて若い方は分かりにくいんですけれども、演歌・ムード歌謡歌うんですけど全部ツギハギなんですよ。めっちゃ観客笑ってんのは、全然関係ない曲を嘉門達夫的にツギハギして歌ってて、受けてるという事で、その部分の笑いはそういう理由でございます。そして当時流行ってたナンセンストリオっていうお笑いの「親亀の背中に子亀を乗せて…」というギャグもやってると。そしてMC聞けばわかりますけど「解散決まってるから最後なんだ」って言ってる。解散が決まっていたフォークルのパロディ精神満載の!ホント楽しいライブ演奏で、ああこんな楽しいモノがJポップの源であるんだっていう事を確かめる音源でございます。本当にさっき言ったような奇妙なブレイクの流れの中で、ここでフォークルが解散してなくて良かったというふうに思いますね。もし解散してアマチュアのまま終わっていたならば、笑いに溢れた(ステージ)、女の子をガッハガッハ笑わせた吉田拓郎もいなかったかもしんないし、フォークルをマネて多重録音のデモテープでブレイクした井上陽水もいなかったかもしれません。これぞ!日本フォーク!これぞ日本のポップ!日本のロックの初期衝動でございます。デビュー前、解散寸前のザ・フォーククルセダーズでアルバム「Harenchi」から『雨をふらせないで』。
♪ザ・フォーククルセダーズ『雨をふらせないで』
スー)なんとか走り切りました、問題発言もせずにTwitterからも見放され(SE大歓声と拍手)ハハッえーっと頑張りました、褒めてやって下さい褒めてつかわす!来週は《静岡県人会特集》あ、分かりやすいですね。静岡出身の歌手・ミュージシャン・作詞家・作曲家・編曲家にちなんだ曲!静岡特集でございます。どんな傾向があるのかないのか。
るぅなさんから《スージーさん丸く可愛く聞こえる何故だろう。狂犬のような危なさや怖さが無い。ミラッキさんという業師がいてこそスージーさんの牙が光るのだなと思いました》
来週はミラッキさん戻って来ると思いますぅ。
DJは、遠隔操作で大変長い原稿放送作家らしい原稿を送ってもらいましたミラッキ大村さんと会いに行ける音楽評論家スージー鈴木でございました。シェアも発表し、張り子のまこちゃんも発表し、問題ないですね?ないですね?(SE拍手)
来週はミラッキさんと一緒に静岡県の雄大な自然が生んだ音楽的産物、成果素晴らしい静岡ミュージックをかけようと思ってます。じゃ!今日は以上でございます、ありがとうございました!
===終了===
★みにょん:スージーさん一人語りの月9、中々いいモンでした。同じ思いを持ったリスナーさんもいたようです。お手紙でも情報多いミラッキさん、でも代読コーナーだと穏やかに耳に入る部分が多かったようです。分かりにくいテーマ「初期衝動」はやはりデビュー直前直後の音源に集約されましたね。いつも「古い音源ばかり」と揶揄されがちですが、今日のスージーさんの選曲と解説で、音楽歴史を辿る事が今の日本の音楽を形作っているそれぞれの柱だという事がわかるでしょう。“音楽評論家”スージー鈴木の素晴らしさと凄みを、穏やかな語りで届けた今回は音楽を聞く人にとって神回です。
※朝妻一郎、村井邦彦については月曜キュウオン過去回「音粋ヒストリア」がお二人へのインタビュー回です。本note筆者つまみ聞きで全編書き起こししていますのでどうぞ
「’22,3,28(140回)音粋ヒストリアvol.1朝妻一郎」大瀧クン加藤クン
「’22,7,18(120回)vol.2村井邦彦」赤い鳥モップス、ユーミンYMO
☆来週(7/10) 《静岡県人会特集》静岡出身の歌手・ミュージシャン・作詞家・作曲家・編曲家にちなんだ曲特集。
☆今日は特別スージーさんチョイス
お洒落な赤い色に変わった番組特製ステッカーが貰える‼
△シェア大賞:TAKE07さん→『白い色は恋人の色』についてもコメント
△メール大賞:特急コリドーさん→AM的なふつおたメール、これは某番組(※スージーさんが好きな文化放送「大竹まことのゴールデンラジオ」)の張り子のまこちゃんですね^^;