bayfm月曜「9の音粋」2022年音粋隊新春放談を書いてみた-1

縦横無尽の切り口で音楽を紹介するbayfm「9の音粋」。特に月曜はDJスージー鈴木とミッラキ大村が「つべこべ言う」「モアミュージック、モアトーク」のアトラクション。
2022年1月3日新春放談と銘打ち、水曜DJ藤田太郎も交えアツいトークが交わされた様子を再現してみました。
文中:スージー鈴木(スー) ミラッキ大村(ミ) 藤田太郎(太)

スー)新年明けましておめでとうございます。新年ではございますが生放送で幕張からお届けします。
こんにちは。こんばんはスージー鈴木です。そして
ミ)明けましておめでとうございます。ミラッキ大村です。
スー)そして今日はこの方もいらっしゃいます。
太)9の音粋水曜DJです。イントロマエストロ藤田太郎です。よろしくお願いします。(拍手)
スー) スペシャルゲストでございます。昼も出られていたようで。
太) 昼も呼んでいただいて、ありがたい話です。
ミ) bayfmに居っぱなしですね。
スー) 久々の音粋隊勢揃いということで。去年5月「究極の音粋」以来ですかね。いやもう久方ぶりでございますが、今日は藤田太郎「さん」もお迎えして。今日はこの3人でトーク多めでお送りします。我々のべしゃりで2時間番組がもつのか。もしもったらAMラジオにも進出できると。
ミ) わりと出てんじゃないですか。聞いてますよ。(笑)
スー) 9:30までの時間は私スージーしきり、10:00までは太郎クンしきり、10:30までの時間はミラッキさんということで。最後はまあ聴かせ初めということで曲かけようじゃないかと。いつもは割と選曲をビッシビシに決めていて構成がしっかりしている、かどうかは別にして、ま、しゃべんなきゃいけないことたくさんあるんですけど。今日は緩くダラダラとやっていこうかなと思っています。ちょっと新年なんでまだ三が日なんでお屠蘇をいただきましょうか。目の前に缶ビールがあります。大変失礼します。飲みすぎないように。一杯だけ。
太) 今日ビール飲むって聞いたんで、車で来てたんですけど一回家戻って歩いて来ました。
スー)コンプライアンス!リスナーの皆さんも是非乾杯してください。乾杯!(拍手)
ミ) あ~うまい。
太 )あーおいしい。
スー) あ~スタジオで飲む一杯てのは中々格別なものがありますね。ラジオ業界って、こういう風に飲みながらやられる方ってあるんですか?
ミ) ああありますよ。
スー) 例えば誰ですか?見たところで。
ミ) 酒豪でならしている人は大体やりますよ。声優さんはお酒飲む配信ってよくやります。1クールに1回くらいやる人もいます。
スー) あ~そうですか。スタジオで飲むの初めてなので緊張してるんですが。今日はビールがあったり・・・
太) 後ろにオロナミンがあったり柿ピーがあったり
ミ) いつも一杯飲んでるようなテンションで喋っているんだから! 太)アッハハハハハ
スー )あははは!いやいやいやがんばります。ただし私は音楽評論家でございますので、わっちゃわっちゃやるのもいいですけど、辛辣にビシッと自分のネタをやります。                         ミ・太) お願いします。
スー) じゃ、私のネタから言いますね「どう見たどう聞いた昨年の紅白」イェイ!(拍手)
手元にありますのは、私が毎回紅白を見る時に日刊スポーツ買いましてこの全曲が2ページに出てます。これを見ながら毎年リアルタイムで紅白を見るというのをしています。今日は持ってきました。どのネタが来ても誰が何を歌ったかわかりますので。
さっきも言いましたが、私、音楽評論家ですんで辛辣にビシバシと。
ミ・太)なんかフリっぽいぞ(笑)
スー)なんかまた年下に食われ気味に責められて(笑)私は去年の紅白 94点!
太) オー
ミ)辛辣なわりにだいぶ高いですね
スー) 94点!これでも辛辣にマイナス6ポイント下げましたよ。一人ずつ出していきましょうか。3位から。私はあれが良かったですね。記事にも書いたんですけど。millennium parade×Bell 「U」中村佳穂さん。うまかったなあ。
太) すごかったですね
スー) 藤田さんどう見ました?中村佳穂さん
太) 中村佳穂さんは一昨年くらいから音楽業界ではもう凄い人来た、って言われていて。「竜とそばかすの姫」でBellついにこれで、と。音楽好きの人達には知る人ぞ知るという感じだったんですよね。これはもう発見された、ということでいいんじゃないでしょうか。
スー) 一昨年の紅白でYOASOBIが出て来て、世間的にはYOASOBIってこういう二人なんだってその歌声見て世の中事(ごと)になった。今年は一気に一晩でmillennium parade×Bell中村佳穂というシンガーが世に出たかなあと思いましたね。なんでしょうねあのヴォーカルの魅力。歌っていて低い所が緊張感あるのかと思ったんですけど、高音部の一番初めの雄たけびみたいなの聞いてうわっと思いました。
あとこれ全体的に言えるんですけど、今回の紅白さっき94点って言いましたけれど音楽に対するリスペクトっていうのがあって、一見地味なんですけれど、お笑い芸人があんまり出て来ないとか、2016年はピコ太郎がずっと出てたみたいなね。タモリとマツコ・デラックスがめっちゃウロウロ歩いていた。対して今回は曲だけをパンパンパンとしめていく。
ミ) ゴジラとも戦わなかったし。太) 鳥羽一郎さんの後ろでジャニーズが踊るとかなかったし。
スー) そういうところがよかったんですけど、3位で言いますと中村佳穂の歌はほんとに良かったかなあというふうに思いました。あ!こんな感じで30分ダベリますので、ぜひ皆さんもこんなのが良かったとか、拾いますんでTwitterやメールで書いて欲しいと思います。ミラッキさん3位は誰ですか?
ミ) 鈴木雅之さんです。
スー) おー。一瞬ランナウェイですか。
ミ) 一瞬ランナウェイになって、お?と思ったんですけど、「め組の人」始まって。私家族で妻と娘二人と見てたんですけど、全員で盛り上がれるポイントって「め組の人」だけだったかな。め組の人ってTikTokで流行っているじゃないですか。このオジサン達が歌ってたんだというのを娘達が知るきっかけになりました。
スー) 娘さんは逆にTikTokでめ組のひとを知っていた?
ミ) まだ小学生高学年ですが、まあ、知ってはいたみたいで。
スー )お子さんとか、あれを見てどんな感じの感想言ってたんですか?
ミ) まあこんな人が歌ってるんだぐらいですが。全員で盛り上がれるタイミングってありそうでない紅白だったんです。
スー) あ~、家族全員でね。
ミ )ここに祖父母がいてもきっと盛り上がれたのが、鈴木雅之だったと思います。
スー) あ~ミラッキさん、今いい事おっしゃった。家族全員で盛り上がる瞬間が無い。昨日の報道で、視聴率が下がったっていう話があって。ま、後からいろんな記事を読んでみると、そもそもあの時間にテレビを見ている人口が少なくなったったという話があるんですけれど、もう一個の理由として、さっき中身が音楽重視と言いましたけれど、家族全員で楽しむという感じが無かった。
ミ)そうなんです。ここは自分達世代向けだなとかここは若い人向けだな、ここはもうちょっと年配の人向けだなということだったんですけど、それが故のカオス、これどの音楽番組よりも紅白歌合戦が一番カオスだと思います。今回は混沌としている。
スー) FNS歌謡祭とかなんとかとと比べて。
ミ) の方が、まだ統一感統率感というかこのパートにこの人を入れてという工夫も含めて統率感があるんですけど。今回一番カオスで楽しかった。
スー) あー、それはミラッキさんにとってカオスっていうのは楽しい、ポジティブな?
ミ) 全然ポジティブな方です。
太) 僕、毎年紅白好きなのは、そのカオスを見たいから。
ミ) ここでしかできない。
太)そうですね。演歌歌手が出た後にジャニーズの方が歌って若者子どもに人気みたいな、何この順番!てのは紅白しかないよね、って。それが好きで毎年見ているんで。
スー) もしかしたら、あ、向こうに住んだことが無いからわからないんだけど、日本の音楽業界はほんとにターゲット縦割りで、この世代にはこれこの世代にはこれ、カオスが無い事っていうのが文化の伝承とか広がりになる、みたいな。ん?いい話してますね。開始9分で。
ミ) ハハハ
太 )カオスのように見えてそれが全部楽しめるのが紅白っていう。それが面白いっていう。
スー) あ~いい事言いますね。ありがとうございます。太郎クンの3位は?
太) 僕、順位っていうのアレですけど、印象に残ったのはまふまふさんです。
スー) おーー
太) もうちょっとぐっと来ましたね。
スー) 私ねえ、ちゃんとよく知らなかったんです。じゃ、まふまふさんの良さを説明して下さい。
太)まふまふさんはインターネット「歌ってみた」の人ですよね。あの歌はご本人の歌じゃないんですよ。カンザキイオリさんという方の歌なんですけど。まあ、ああいうインターネットで出て来た人の歌は「全部引き受けますよ」という形の気合を感じて。終わってからどうでしたかって聞かれたじゃないですか。で、ワンテンポ置いてから本当にありがとうございました。が、結構もう。
ミ)ボロボロになりながら。
太)あれが、魂の叫びみたいな魂の声ぐらいに引き受けてやって来たっていう。要は紅白と違う文化、ご縁が無いネット文化から出て来た音楽の人達というのを···                                                                                                

ミ) 何年か前のSuchmosのようなね。
太) そうそう。
スー) 「ライブハウスから来たSuchmosです」
太) そうです。それと一緒のイメージがすごいあって。それを引き受けてたなって。一発目の声出したところからうわっ!これは凄い、と最後まで引き込まれて。ちょっと涙が出たというか。最後の一言まで、違うところに連れていかれたショーという感じがしました。
スー) 白組の18番目。歌詞とかすごかったですね。曲名が「命に嫌われている」。
ミ) かなり強いメッセージ性の曲が大晦日に流れているなと思いながら聞いていたら、ウチの娘も反応してましたんで。
スー) 娘さん何歳ですか?                      ミ)11歳と9歳です。                        スー)11歳9歳はああいう辛辣な歌詞を見てどう思うんですか?
ミ) そこまで受け止め切れてないと思いますけど「まふ君出てるから見る」って言って。
スー) まふ君て言うんだ。カオスだカオスだ。
太) これが楽しいんですよ。
スー) そうですよね。私も55歳でまふまふという歌手を見て、こんな歌詞歌っているということを知るっていう出会いと発見、カオスですよね。
太) まふまふさんの次が水森かおりさんですからね。いい日旅立ち(笑)カラオケ日本旅行みたいな。
ミ) あの映像もカオスだった。(笑)あれが結局どうなったんだって。
太) あれも凄かったですね。
ミ) 最後まで見させられて
スー) 今回、前回と比べてほとんど生中継で右上にLIVEマークが出るっていうのがあって、出てないところは録画だっていうのをNHK側も判別されるんですよね。水森かおりの前半とBUMP OF CHIKEN、星野源、そして薬師丸ひろ子、そこだけが録画済み。あとは基本的にLIVEっていうのもすごいなと思いましたね。私の2位はね。YOASOBI
太)すーごい良かったですね。すーごい良かった。
スー)(笑)私ちょっと「YOASOBIに反応している自分」ていうのに発見があるんですけど。あの曲は知ってました。去年はちょっとびっくりしたんですけど。今年は、この番組でも言うたかもしれませんけどYOASOBIコード進行っていうのが多くて、YOASOBIっていうのはわりとコピーペーストみたいな感じがするなと思ってたんですよ。で、僕の1位が終わった後だったんですよ。それでちょっと気を抜こうかなと思ったんですけど、演出もよかったし、なによりも170人の若者があの青い服着た群青な服来た若者が。上で手を(パチパチパチ)
太) そうですね。みんな笑顔でね。手拍子で歌ってましたね。
スー) あの瞬間にね・・・・泣きましたね。(笑)
太) あの演出は凄いですね。
スー) わかる?わかる?
太) わかります。僕もぐっと来ました。
スー) あ~良かった。
ミ) 私はそういうものを見慣れ過ぎているせいか、泣きはしなかったですけど、かっこいいと思いながら見てました。               スー) 歌詞とかはこの前渋谷のイベントでも話した、わりと前向きなことを若者にという「あるある」な感じはしたんですけど、なんかそういうのが吹き飛んだというか。ま東京フィルハーモニーというのが周りでね、生演奏だったと思うんですけど。で170人がぴょんぴょんって跳ねながら頭の上で手拍子する瞬間、で、にこって笑いながらね・・泣きましたよ。
なんかオッサン3人が若者にほだされてるって感じもありますけど。(笑)
太) 僕はYOASOBIの曲は僕のパートで違う切り口で紹介したいんですけど、ホントに良かったですね。それからの鈴木雅之さんでしたからね。
スー )あ、順番そうだ!藤井風、鈴木風が行ってYOASOBIが行ってその間に一瞬ランナウェイの「め組」なんだ。
ミ) そうです。あの流れは素晴らしかったです。
スー )ネタばれしますけど、藤井風の次がYOASOBIが出て、あの辺がピークでしたよね。私的にはそうでした。ミラッキさんどうでした?2位はどうですか?
ミ) 2位は企画コーナーなんですけど、すぎやまこういちさん追悼のドラゴンクエストのオーケストラ。
太・スー) あ~はいはいはい
ミ) あれが2位です。僕は。
スー) いやいやあそこの演奏はすごかったですよ。
ミ) 唯一、今回の紅白で本当に涙が出た。僕1年で1、2回しか泣かないんですよ。痛いとかカラい以外で泣かないんですよ。スージーさんみたいに何回も泣かないんですけど、泣き収めですよ。最初で最後かもしんないです。
スー) 今日私が紅白ベタ褒めして泣いた泣いたとか言ってあんたらにバカにされると思ってたけど、あんたらも泣いてますね!アハハハハハハ 
ミ) ちゃんと一回ずつは泣いてますよ。
太) めちゃくちゃ泣きましたよ。
スー) ヒャハハハハハ!
ミ) あのドラクエは泣きましたよ。夫婦共に一票入れましたから。
スー) 世代とかゲーム好きとかいうところであるんですよね。
ミ 完璧なんですよ。選曲が完璧なんですよ。ドラゴンクエスト3をクリアした時に流れる音楽で後ろの映像とかも。今ちょっと喋りながらもマズイっていう状態になるぐらい。
ス)) おいおい変な番組になってきたぞ。ジジイ3人が泣いてるだけの番組(笑)AMでも無いですよ。
ミ)完璧な構成でしたしもちろん曲も素晴らしかった。ただ、追悼すぎやまこういちっていうだけじゃなく、普段からやって欲しいな紅白でこういうこと、って思いました。
スー) あ、それは思います。グラミー賞でイン・メモリアムっていう追悼コーナーがあって、その1年間に亡くなった、わりと地味な方も含めて紹介するっていうのがあって。紅白っていうのは定番にすべきだと思うんですよ。一昨年の紅白でも筒美京平郷ひろみメドレーとかいって3曲ぐらいで「おいおいおい!」筒美京平1時間やってもいいですよね。
ミ) アハハハハハハそのための1時間があってもいいですけど。
スー) 小林亜星コーナーがあってもいいですよね。あ~。でもイイ事おっしゃるね! 
ミ)そういうコーナーがあってもいいし、追悼じゃなくてもゲーム音楽取り上げるコーナーがあったら、それがまたよりカオスを生んでよりいろんな人が見てみたくなる紅白になるんじゃないかなと思います。
スー) 2位太郎くん。
太) 僕はこの人っていうより2000年代の人。2000年代これでヒットした人達が結構出ていたのが嬉しかった。ギターキッズとしてのヒーロー布袋さん石川さゆりさんとコラボしたMIYABI、クレバ、BUMP OF CHIKEN、あとケツメイシ。この辺りが出て、2000年代J-POPラップもそうですけど、当時聞いていた人がBUMP出るんだ、クレバ、ケツメイシ出るんだって見た人も多かったと思います。MIYABI、クレバの「津軽海峡冬景色」はもうちょっと聞きたかったですけど。ケツメイシが初出場。大蔵さんが歌詞間違えたりしましたけど。Ryoさんの高い声のラップが僕は大好きなので。Ryoさんが最後にMCで、「大晦日がライブが無くなっちゃって4人で集まるのが今日で最後になりました。ありがとうございました」と言ったのもぐっと来ましたね。
スー) 「ライフイズビューティフル」28番目の出場ですね。錦鯉が来ると思ってたら(笑)
太) 僕も錦鯉が出て「こ~んば~んは~」と言うかと(笑)
スー) あれで呼ばないのが今回の紅白の輪郭がハッキリしていました。
太) ホント、そこは思いました。
スー) ではネタばれもしましたが、1位はこの方のこの曲でございます。
♪藤井風 「燃えよ」
スー) 藤井風 どうでしたか。皆さん藤井風?
ミ) びっくりしましたね。演出もそうでしたし最後に出て来たのもそうでしたが、パフォーマンスが。
スー) 圧倒的でしたね。
ミ)大谷祥平にしか見えなかったです。歌謡界の。
スー) 本を書いていて、やや古いかなって思いながら書いていることはTV番組紅白とかね、とにかく音楽っていうのは生演奏生歌生中継がいいんだと言っていて。でも僕書きながらそんなことは無理だろう、ちゃんと録画済みの映像でファンタジーの世界もあっていいと書くんですけどね。でも、やっぱり大晦日に生で見ているんだから生中継生演奏生歌生サプライズが欲しい。まあキュウオン聞いていらっしゃる方々は藤井風のファンも多いと思うんで、言わずもがななんですけど。なんつうんだろな、僕はやっぱりあの人はピアノですね。運指が強くってミスタッチも無くは無いんですけど、でもやっぱり迫力で。僕ね、想起したのはまず矢野顕子のピアノ。あとね、あんだけ鍵盤を見ずに堂々と歌うって、ビリージョエル!真面目に言ってこの10年で、2012年の美輪明宏ヨイトマケの歌とか2018年エンディング、サザンオールスターズとユーミンと、この10年間でも(藤井風が)屈指のMVPだと思いましたね。
どうでした?藤井風?
太)僕はまずサプライズ「きらり」で出て来て本物出て来て「燃えよ」歌って、うわーっと。最後MISIAとダメ押しで来るんかいと思いました。凄い良かったですよ。嫌いでもなんでも全肯定として。スージーさんもTwitterに書いていましたけど、紅組でも白組でもなく風組だと。その通りです。
スー) 風組。宝塚的に言えばね。
太) 主役は藤井風さんでしたね。最後もちろんMISIAさんの声も素晴らしかったですけど、ここまでもって来るんかいと思うくらい凄かったですね。
ミ) 1個水を差すような事を言えば、僕は音楽番組でいろいろなゲストの方を見聴きして来て、生パフォーマンスがすごい人って藤井風さん以外にもいるよっていうのを言いたくて。1曲集中しちゃうのってもったいないと思う。藤井風さんが口火を切ってみんなに知られ、いやいやこの人もすごいよ、って後で追ってかなきゃいけないのが(トントン)ラジオの役目だと思います。
スー)紅白自体も藤井風でよかったというように、今おっしゃったように、まだまだいるじゃないですか。生パフォーマンスできる若者。年寄でもいいんですけど。
ミ)年寄りでもいいけど(笑)でもホントそうです。
スー)ドンドンやった方がいいんですよ。だからVaundy呼んで岡崎体育、折坂雄太呼んで、最後は沢田研二がトリとかね。
ミ )それが紅白ですね。
太) でもそれが紅白ですから。フェスですからね。
スー) 思いの他意見があって盛り上がって時間が無くなりつつあるので、一曲いいですか。
さっき3位にしましたけど、中村佳穂という新しい才能が出て来た記念すべき紅白だったと思います。
♪millennium parade×Belle 「U」
スー) ホントに紅白でもCDと同じような音を再現して立派だったと思います。
聞き忘れましたがミラッキさんの1位は?
ミ)私の1位はこれも企画コーナーですが、細川たかしさん「望郷じょんから」です。
スー・太) あー
ミ)「北酒場」はおまけなんですけど「望郷じょんから」がとにかく、歌が上手いってこういうことだっていう。あのゾーンがとてもアツいんですよ。細川たかしさん前後はものすごくて。160キロ投げたなって感じなんですよ。北酒場が始まった時、細川たかしさんにとって北酒場は135キロのストレートなんだって。軽―く歌う歌なんだってびっくりしました。
スー)あーそれはそうかもそうかも
太) まあ、大泉洋さんが一緒に歌うというのもありましたけど。
ミ)ありましたけど、それにしても。「北酒場」でも声出てるなあと子どもの頃から思っていました。いやそうじゃなかったんだ。予備知識前知識とかなしに歌だけで判断した時に、完全に細川たかしさん。楽器で言ったら藤井風さんになるかな。そんな白組が我が家では勝ちでした。
太) 審査員も全員白でしたからね。面白い審査方法ですよね。
ミ) 乃木坂46のメンバーの登場の仕方って、乃木坂46の歴史を知っている人、自分もそうなんですけどぐっと来るものありました。でもそういう予備知識とか前提とか物語とかBiSHがどうとか抜きにして。
スー)あ~BiSHの話したかった。
ミ) いろんな話抜きにして歌だけで驚かされたのは細川たかしさん。もちろんMISIAさんも凄かったんですけど、細川たかしさん160キロ投げた後で普通の顔してベンチに帰って来る感じがして驚いたんです。
スー)太郎クンの1位は後で。BiSHの話したかったけど、時間的にアイナジエンドでございます。
ミ) うまいコト言いました。
《   C M   》

2へ続く→



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