大学物語 5年生 そして卒業
皆さんこんにちは、グラチャンです。
私は学び直しの為に、年齢がいってから大学に入学しました。
さらにスペイン在住だったのでスペインの大学という、ちょっと無茶な行動に出ました。
1年目から3年目までは単位を少しづつ取っていたので、4年で終わることはできませんでした。
だからタイトルにもあるように5年目に残っていた単位をとって卒業しました。
日本の大学だと就活もあり最終学年は比較的授業がゆるいと聞いていますが、スペインは最後まで授業が詰まっていてレポートや試験もしっかりあって大変でした。
最終学年は選択授業が多かったのですが、その分面白く興味深い授業も多かったです。
通常4年生になると卒業旅行の計画を立てたり、その資金を集める為にパブを貸し切ってパーティーをしたりします。
私は行ったことがないですが、学部ごとに結構大きくするところもあるみたいです。
卒業旅行もクルーズに行ったり、タイやメキシコのリゾートなんてのも多いそうです。
リッチですよね。
まあ大半が親に出してもらっていると思いますが。
なぜかというとスペインはアルバイトがほとんどなく、失業率も高いので、自分で貯めてという事は難しいからです。
まあ5年生になると(みんなは4年生ですが)もう何に関してもベテランですから、淡々と授業に出るのが日常でした。
自分自身としては『この学年で最後、卒業するんだな』と感慨深いものがありましたが、早く終わって解放されたい気持ちもありました。
大学生活は楽しいけれど大変でした。
毎日バスに乗って30分ほどかけて通学し、帰宅したら家事と宿題に追われる日々が5年も続いたんです。
疲れやストレスは大きかったです。
でも人間て(私だけかも)忙しい方が計画的に行動するので、その点は良かったと思います。
私は逆に時間があると何もできない方なので。
卒論も書きました。
何と30ページの長編です。
私の学部の卒論はテーマやサブテーマも細かく決まっていたので、決められた通りのテーマに沿って書き進めれば難しいものではなかったです。
また私の卒論の担当の先生がとってもいい先生で、細かく指示や指導をしてくれました。
そのおかげで時間はかかりましたが、期日までに卒論を書き終えることができました。
友人の中には卒論担当の先生が気難しい先生で、ほとんど指導がなく、一人で悩みながら書いた人もいました。
こういう運ってありますよね。
とても驚いたことは、スペインの大学は卒業の時期が変わっているということです。
通常は七月にすべての科目の成績が出て、合格していると卒業となります。
もし合格していなければ、九月に追試があります。(私の大学は最近制度が変わって現在七月に追試があります。)
そこで合格すれば九月卒業です。
そこでもダメなら11月に再度合格してない教科の試験を受けることができます。
最終学年のみのシステムですが、卒業前に1−2教科落とした場合、一年間留年ではなく11月に特別に試験だけ受けれるシステムです。
その場合、卒業は11月になります。
ですからみんなバラバラに卒業していくので、日本の卒業のイメージとは全く違います。
私は七月に卒業しました。
晴れてスペインで大学卒業できました。
ここまでが私の五年間の大学生活です。
要約して書いていますのでいろいろ問題があったりもしましたが、それはまた別の機会に書こうと思います。
この記事を最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日のイラストはみんなのギャラリーから #ちこ さんの作品です。
卒業証書を後ろに持っている女の子、可愛くて使わせて頂きました。
ありがとうございます。