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新ヴィンテージ2021が発売になりました🍷

先日、甲府の天ぷら屋さんにうかがい、ふきのとうの天ぷらをいただきました。風が強く吹いていましたが陽は暖かく、春がそこまで来ているのだと感じた一日でした。

2月中旬には15センチほどの降雪がありましたが、雪の被害は確認されませんでした。自然のはからいがどのようにワインの味わいへ影響を与えていくのか、またとないヴィンテージを大切にしていきたいと思います。

降雪直後の三澤農場

お待たせいたしました。
『茅ヶ岳甲州 2021』と『グレイスロゼ 2021』新ヴィンテージが発売となりました🍷

『茅ヶ岳甲州 2021』と『グレイスロゼ 2021』

『茅ヶ岳甲州 2021』
山梨県北西部、茅ヶ岳山麓の甲州を醸しました。「茅ヶ岳」は、日本百名山を綴った深田久弥終焉の地として知られています。
標高400m~700mに位置する同エリアは、高原地帯に位置し豊富な日照量とその冷涼な気候から、引き締まった酸のワインが生まれます。

『グレイス ロゼ 2021』
三澤農場産のメルロ(41%)、カベルネフラン(27%)、カベルネソーヴィニヨン(23%)、プティヴェルド(9%)をそれぞれの収穫時期に合わせて収穫し、アサンブラージュした辛口のロゼです。
標高700mの冷涼な産地の味わいが素直に表現されながらも、低収量で栽培された単一畑のロゼは世界的にも珍しく、複雑さと果実の厚みが感じられます。
日本でも、骨格のある辛口ロゼを造りたいという想いから、2008年に生まれたワインです。

【2021ヴィンテージ】3~5月は少雨~適雨、日照は適照~やや寡照という好天候に恵まれ、芽吹きも早い傾向で順調な成長スタートでした。 
6月の梅雨期も少雨で推移し、病害も無く、結実は良好でした。梅雨が16日ほど早く明けると、晴天が続き、7月下旬になり成熟期に入りました。
8月中旬の多雨、低照、低温によって若干の停滞がありましたが、下旬以降は好天候が続き、冷夏の遅れを取り戻しました。
中でも特異的だったのは10月の気候でした。全国的に気温が高く、また昼夜の寒暖差にも恵まれ、熟期を待ったことが功を奏し、納得のいく収穫を行うことが出来ました。

『グレイス甲州 2021』と『グリド甲州 2021』のリリースは3月を予定しております。長らく欠品しご迷惑をおかけしておりますが、もうしばらくお待ちいただきたく存じます。

また、連載させていただいているマリクレールの記事が公開となりました。
日本のお食事のシーンでは、甘味と一言に行っても、野菜の甘味、魚の旨味に近い甘味、お肉の脂質やゼラチン質の甘味など、色々なタイプの甘さで味覚を楽しませてくれます。
お菓子のお砂糖の甘さには、やはり甘口のワインが合うのではないかと思い記事を綴らせていただいています。ブドウ畑の風景とともにお楽しみください。


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