ベランダ菜園備忘録

覚えたことの備忘録もかねて、ちょっとだけまとめておく。

1:鉢
 初心者は大きいほうが扱いやすいが、限度もあるので30型前後のものがおすすめ。
https://www.yodobashi.com/product/100000001005433736/?gad1=&gad2=g&gad3=&gad4=452567830515&gad5=12954349706738847472&gad6=&gclid=CjwKCAjw9-KTBhBcEiwAr19ig7wpEmJpVK2iy8JloxqjvOuYAl-s-Q2uwdQ9B-PhIM7kltuyfdbklhoCNzoQAvD_BwE&xfr=pla

 このへんを目安にホームセンターで探してみるのが良い感じ。鉢の上部についてる穴は、支柱を固定する紐を通す穴で、この付近に支柱を刺して固定し、トマトなどを支えるためのもの。

2:土
 野菜専用培養土、或いは花と野菜の培土という名前のものが全国どこの園芸店でも売ってる。25リットル入りで300円程度のものがおすすめ。高いともったいないし、安すぎると土の組成が悪い。
 鉢底石は鉢底石という名前で売ってなかったら砕石とかそんな名前のものを探すといい。鉢のサイズにもよるが、直径2センチ程度の小石が集められればなんでも良く、わざわざ買わなくてもいい。この石は洗って何度も使うので、捨てないように。

3:肥料
 粒状化成肥料一択。有機は虫を呼びやすいし匂うので家庭菜園には不向き。
 袋に3つの数字が書いてあると思うが、8-8-8、もしくは14-14-14というものが一番おすすめ。前者が化成肥料、後者が高度化成(肥料)という。農家はゴリゴリ使うので20kgで1500円ぐらいのものを買うが、一般家庭ならワンシーズン1kgもあれば十分で、300円か400円もあれば買える。ご近所に農家が居たら頼めば分けてもらえるかもしれない。

4:農薬
 よほどのことをしない限り農薬が必要なことは無いと思うし、家庭菜園で虫がたかったらすっぱり諦めて別のものを育てた方が経済的。一応ベニカマイルドスプレーあたりがよく効いて安心して使用できる上に効果範囲も幅広いからおすすめをしておくが、虫や病気にやられる場合は生育環境を見直して根本改善しないと意味がない。
 冷たいことを言うようだが、虫や病気にやられるのは育成が下手なうちのあるあるで、初心者ほどこの被害にあいやすい。繰り返し育てていればそのうち対処方法が見えてくる。

4:道具
 100円ショップのもので十分だが、スコップ、じょうろ、手袋、霧吹きぐらいは買っておくのがおすすめ。栽培シーズンが終わった後は別途必要なものが出てくるが、それはその時に考えたほうが良い。

 ここまでで1600円+α 内訳はこんな感じ
鉢  500円
土  300円+鉢底石
肥料 300円
道具 500円
 もちろんホームセンターによってはもっと安く揃うし、栽培ものによっては更に必要なものがあったりするので、初期投資は2000円ぐらいと考えるのが妥当。しかしこれは初年度の話で、翌年からは土の再生費用(300円前後)と肥料しかかからないので、継続するほどお得になる。

 おすすめ栽培作物。

・プチトマト
 丈夫で枯れない。水や肥料をけちっても実はつく。何気にスーパーでお高い。そのくせ栄養価が高いという、家庭菜園で育てるべき野菜ナンバーワン。特にとれたての完熟トマトは非常に美味。
 初心者は病気に強くて割れにくいものを探して植え付けるのをお勧めしたい。フルーツトマトはちょっと難易度高め。

・鷹の爪
 ちょっとあればお役立ちの万能野菜。青いうちに収穫して料理に使うのも家庭菜園ならでは。最近は鷹の爪よりハバネロやジョロキアの方が苗が手に入りやすい傾向にあるが、その辺はお好みで。
 ししとうや甘長唐辛子も同じ感覚で作れるが、生育環境が悪いと激辛になったりする。

・ハーブ類
 バジル、ミント、パクチー、パセリ、イタリアンパセリあたりがおすすめだが、自分の料理スキルと好みに相談したうえで栽培品種を決めるといい。使い切れなかったものはよく洗ってバットに広げて冷凍し、凍ってからジップロックに入れて保管しておくと一年ぐらいいろんな料理に使える。尚、パセリとイタリアンパセリは生育環境によっては多年草化して毎年同じところから勝手に生えてくるようになる。

・リーフレタス、フリルレタス
 時期的には4月か9月からの栽培になる。暑さに弱いので真夏は食べられない。2~3株をプランターに植えておくと、葉を広げながらどんどん巨大化する。食べるときは外側の葉からむしり取って収穫するとかなりの間長く楽しめる。全部収穫せず、2~4枚葉を残しておくのがポイント。

・さやえんどう、さやいんげん
 支柱かツル用ネットが必要になる可能性があるのだが、割と簡単に育って収穫も容易。採れたては甘みも強いので優秀な野菜。欠点は調子に乗って大量に植えると飽きること。
 軽く茹でて冷凍保存すれば年中食べられるので、一品足りないときの救世主も兼ねて育てておくといい。
 尚、豆苗はこのさやえんどうの近縁品種だが、豆もさやも非常においしくないらしいので期待してはいけない。

・枝豆
 これは少し上級者向け。プランター栽培だと収量が少ないので満足するほどの収穫は難しく、それなりの量を確保するには4,5本植え付けたくなるから。ただし、採れたて即茹での枝豆の味は格別。手間と場所を提供してでも育てる価値はある。

 苗は一本100~300円くらい。他にも裏技的育て方なんかあるけど、その辺は聞かれたら答えるぐらいにしておきたい。

 でも一個だけ教えておこう。
 ローズマリーはスーパーで売ってる枝を挿せば無限に収穫できる。うちのローズマリーはそうやって増えた子です。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?