ジャガイモの袋栽培

 初めに一つ前書きを。
 基本的に私が書いてるのは自己流のやり方です。これが良いとか悪いとかはままあるでしょうが、ゆるく見ていただけると助かります。
 家庭菜園なので、失敗も含めて楽しめばよいのです。

 それでは、初めていきましょう。

 まずは園芸土の袋の加工から。

私が良く使っている園芸土です。

 今回はこれを使います。
 で、まずは栽培する場所を決めます。ぶっちゃけ日当たりが良ければそれ以上の贅沢はあんまり言いません。屋根の雨水が集中的に落ちてくるところとか、水がたまりやすい場所だけ避けてください。
 場所が決まったら袋の上を持って地面にドンドンと軽く叩きつけるようにして、土を下の方に寄せます。
 そして土が寄った方の袋の角を三角に小さく切り、上部をきれいに開きます。

下の方はこんな感じ。多少土が漏れ出してもあんまり気にしないでOK


上部を開いたらこんな風にくるくるっとめくってね。

 ここまで出来たら袋の下半分に、両面10カ所ぐらいぶっすぶっす穴を開けます。
 開けると言ってもハサミで穴を作るのではなく、ドライバーなどをぶっ刺すだけでOK。
 割と簡単に穴が開くと思いますが、大変だったらキリとかなんか鋭利なものを用意してください。
 普通の土袋はそんなに頑丈じゃないので、簡単に行けるはず…。
 
 出来上がったら肥料を軽く混ぜ込みます。今回私は家に残ってたいつ買ったかわからない怪しい肥料を使ってますが、皆様におかれましては園芸店できちんとしたものをお求め頂いたほうが良いかと。
 ちなみに小粒の「粒状化成肥料」ってやつが使いやすいです。

肥料の量はこのぐらい。園芸土は初期肥料が少し混ざってるので、少な目でOK
ちなみに、お値段のお高い園芸土なら肥料入れなくていい場合もありますが、
おまじない程度に軽く入れておくのをお勧めします。

 肥料はスコップで届く範囲で構わないので、さっくり混ぜてあげてください。雨が入るたびに肥料は下の方に流れて、過剰分が排水と一緒に出ていくのでそんなに神経質にならなくてだいじょーぶ。
 植える準備はこれぐらいで、次はお芋の方へ。

 植え付けるジャガイモなんですが、今回は切ったりしません。
 アレは少ない種イモでたくさん収穫するコツだったりするんですが、木灰を切り口に塗るとか、ややコルク状になるまで乾かすとか、いろいろ手間なので全スルーしてそのまんまぶち込みます。
 今回用意したのはインカの目覚め。表面にシワが寄って、芽がにょきにょきしてるくらいが植え頃です。
 まだ芋がシャッキリしてたらもう少し乾燥したとこに放置してやってください。
 あ、日光に当てて大丈夫です。コレ食うわけじゃないんで。

こんなシワシワ具合が良い感じ。
出てきてる芽は万が一折ったり切れたりしちゃってても大丈夫だけど、
腐ってたらむしり取ってね。

 このイモを一袋につき2個(種イモが大きかったり、メークインのような大きなイモができる種類なら一個)を袋の中に植え付けます。
 シャベルの刃が届く程度のところまで掘り下げて、種イモ入れて土をかける。最後に軽く上から土をトントンと押し付ければ完成です。
 何事もなければ2~3週間で芽が出始めるかなと思います。

お疲れさまでした。心配だったら重量のあるものを袋の傍に置いたり、
紐で括り付けるなどして固定しておこう。

 この作業ですが、可能ならこんな日を選んでください。
・とりあえずその日一日は良く晴れて乾燥している。
・翌日から一週間程度、予報が概ね晴れか曇りが多い日
 ジャガイモは過湿に弱く、特に植え付けたばかりの時はイモや新芽が腐ってダメになることがあるんです。
 今後の管理に関しても、土の表面があまりにも乾いていたら水をやるぐらいで、暫くはほったらかして大丈夫です。

 今回私は撮影のために2袋早めに植え付けましたが、実は今週は雨が多いのでちょっと心配だったりします。
 なので来週も少し植え付けをするのと、実験的な栽培をする予定なので、その様子もお付き合いいただければと思います。



おまけ。鉢植えに埋めて持ってきたノビルが徐々に芽を出し始めました。
大きく育ったらノビル味噌にして食べよう。

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