平和の実践は隣人から…地域社会を抱く若者たち[ドイツ編]

戦争が勃発すれば銃弾が降り注ぐ戦場に一番先に出て罪のない命を失う事になる人たちがいる。若者たちです。
全世界各地で勃発した戦争によって数多くの青年たちが犠牲になりましたが、政治も宗教も国家も誰も花を咲かせることが出来ずに生を終えた青年たちの人生を補償出来ませんでした。

こうした中、若者たちの力で若者の暮らしを守り、世界平和を実現させようという動きがあります。
国際平和NGOであるハヌル文化世界平和光復(HWPL、代表イ・マンヒ)傘下の国際青年平和グループ(IPYG)は、世界119ヶ国907団体と連合してネットワークを構築し活動する青年平和団体です。彼らの活動を紹介します。


〇ドイツで小児がん患者のための奉仕

「HWPL地球村戦争終結平和宣言文(DPCW)第5週年記念式」を迎え、ドイツIPYGは「小児がんの子供たちに希望を」ボランティア活動を2021年3月の1ヶ月間、3回にわたって行いました。約25人の子供たちと保護者が参加した中で進行した今回のボランティア活動を通じて、彼らはDPCW平和文化伝播を実践し、ドイツ市民に民主主義社会平和のための大衆の役割を知り、これを実践してくれるよう促しました。

癌という病魔と毎日戦っている子供たちにとって、日々が特別で大切な時間です。しかし、子供たちは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって他の人に会う機会と外に出て遊べる場所はもちろん、学びの場まで失ってしましました。

これに対してドイツ内の小児がんボランティア団体は子供たちと家族を助けるためのボランティア活動を進めようとしましたが、支援するボランティアがいませんでした。この事実を知ったドイツIPYGは小児がんボランティア団体に手を差し伸べ、暖かい手が触れ合い、子供たちに希望の光を伝えることになりました。

3月の1ヶ月間、3回開かれたオンラインボランティア活動に全て参加したある患児は、直接会わなくても作り活動に参加できるという事実にIPYGに感謝の気持ちを伝え、自分で作ったブレスレットとドリームキャッチャーの写真を共有しました。

また別の患児の保護者は「現在ボランティア活動が一週間で最も印象的な日であり、自分の子供が直接工芸品を作りながらとても楽しい時間をすごした」と伝えました。特に3回目にはドイツの祝日であるイースターを迎えてイースター記念カード作りを行い、子供たちは普段感謝する人にプレゼントするカードを直接作りました。

IPYGは誰よりも関心と慰労、愛情が必要な小児がんの子供たちに平和の光を放ち、新型コロナウイルス感染症によるいかなる困難の中でも平和文化の伝播を止めないことを示しました。このような平和の文化が世界各地に伝わる日を楽しみにしています。

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