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講義概要と案内
はじめに
この度は「包括的福音を求めて—プラトン主義からの脱却—」ご受講、ありがとうございます(講義要項は、講座のマガジンをご購入以外の方もご覧いただけます)。
●本講座は、5週間の学びとして構築されていますが、web講座のため、受講生はご自分のペースで進めることができます。
●動画は一本:約10~約20分で週毎に4本アップされます。
●テキス資料(引用元など説明PDF数ページ)を毎週と、時折、他にも資料がアップされます(PDF資料は受講生ご自身でのみご利用ください。配布は禁止です)
●質問フォームを設置し、ご質問を受け付けます。講座終了後も2週間くらい開けておき、Zoomの懇親&質疑応答の会でお答えしようと思っています。全てにお答えできない場合もありますので、ご了承ください。
今回、noteのマガジンを使った学びがはじめての方のために、講義概要(このページ)に、週ごとにアップされた動画や資料のリンクを貼っていきます。わからなくなったらこのページに来てクリックしてください。(注意:講座を購入されていない方はクリックしてもご覧いただけません)
【講座(セミナー)概要と進め方】
「包括的福音」とは、1974年の『ローザンヌ誓約』で、「伝道と社会的政治的参与の両方が…つとめである」と確認されたことから注目された福音理解です。「真の福音は、罪の赦しだけではなく、社会を神に喜ばれるものに変革することも含まれる」という視点です。『ローザンヌ誓約』が発表されて約半世紀経ちました。世界の福音派リーダーの間では、『ケープタウン決意表明』に見られるように包括的福音理解が深化し、実践が広がったと思えるのですが、私たちの身近なところでは、社会的関心はいまだ低いのではないだろうかと思います。その理由は何かを探る一つの方法として、西方教会に深い影響を与えたプラトン主義と聖書の教えを比べながら、神の救いのご計画の全体像に近づいていきたいと願っています。
【全体の目標】
西方教会は長い間、「人の魂は天から来て、天に帰る」というプラトンの物語の中で、信仰と生活を構築してきました。果たして、それは、包括的福音理解に至るのでしょうか。このセミナーでは「世界と人はどこから来て、どこへ行くのか」という大きな物語を聖書から探り、地上で生きることの大切さを確認していきます。
【関連書籍】
「神のご計画」(聖書を読む会)
この50ページの小冊子は、創世記から黙示録までの流れを「被造世界の回復と完成」という視点でわかりやすく追っています。さっと読むとI時間15分ぐらいで読めます。今回の講座の多くの部分は、このテキストに基づいています。講座の中で一つ一つ聖書箇所を述べていませんが、多くの箇所は、この小冊子に書いてあります。(Kindle版もあります )
「聖書六十六巻を貫く一つの物語」(いのちのことば社)
鎌野直人牧師(関西聖書神学校校長)による著書です。上記「神のご計画」と同じ視点で聖書全体を語っていて、より詳しく専門的です。
「わが故郷、天にあらず―この世で創造的に生きる」(いのちのことば社)
生活のあらゆる側面で、クリスチャンはどう生きるべきか?聖書的世界観を軸に、神の像(かたち)に造られた人間のあり方を、美しい描写と陽気なウィットで明快に語る。この世での生き方を問うすべてのクリスチャンに贈る、導きと励ましの一冊
【各週の内容】
イントロダクションの動画を必ず最初に視聴してください。
第一週(第一部)人と世界はどこから来て、どこへいくのか。
(動画4本と資料:2022.9.11午後up)
プラトン主義によると、天上で造られた霊魂は、現在汚れた肉体と下等な物質世界に囚われています。ですから、そこから逃れて天に帰るのが救いとなります。では、聖書は何と語っているのでしょう。キリスト教信仰の土台である旧約聖書に聞いていきます。
I 非常に良かった世界と神の像
A 非常に良かった世界 (動画:約10分)
B 神の像(かたち)とは(動画:約11分)
II 人はどこから来てどこへ行くのか
A 人はどこから来たのか(動画:約13分)
B 人はどこへいくのか(動画:約17分)
・資料(引用元PDF とエッセイ)
第二週(第二部)旧約聖書における世界の回復
(動画4本と資料:2022.9.18up)
旧約聖書を通して貫いているのは、神が世界を本来の「非常に良かった」状態に回復しようとしてきた歴史です。それは、ノア、アブラハム、律法と王制に現れています。そして、ついに、神ご自身がイスラエルと全世界の王となり(神の国)、世界を回復すると約束されました。
I 人の背き、ノアの箱舟、アブラハムへの約束(15分)
II 律法と王制による回復(19分)
III イスラエルへの懲らしめと回復の希望
Aイスラエルの失敗と懲こらしめ(8分)
B回復の希望:神が王となる(16分)
・資料(引用元PDFと「世界観とは」、エッセイ)
第三週(第三部)新約聖書における世界の回復
(動画4本と資料:2022.9.25up)
旧約聖書の救いの約束は、すべてイエスによって成就しました。しかし、当時のユダヤ人の多くは、間違ったメシア観、誤った神の国観を変えられず、イエスを十字架につけただけでなく、剣をとって滅亡への道を歩みました。では、ユダヤ人の期待した神の国と、イエスがもたらした神の国は、どのように違ったのでしょう。
I イエスがもたらした神の国(1)(15分)
II イエスがもたらした神の国(2)(12分)
III 十字架と聖霊によって(13分)
IV 神の国の完成(8分)
・資料(引用元PDF、終末今を生きる)
第四週(第四部)質疑応答
(動画4本:2022.10.2up)
「魂は天国に行き、世界は消滅する」というのは、本当に聖書が教えていることでしょうか。クリスチャンは死後、どこへいくのでしょう。なぜ復活がキリスト教信仰の中心なのでしょう。いくつかの質問に答えていきます。
(動画は4本です:IV とV は1本にまとめられています)
I 私たちの切なる願いは天国に行くことではないのですか?(8分)
II 世界は最後に消え失せるのではないですか?(14分)
III クリスチャンが死んだらどこへ行くのですか?(14分)
IV どうして復活がそれほど大切なのですか?(4分)
V 復活の身体はどのようなものですか?(1分)
・資料(引用元PDF、ハデス・パラダイス・アブラハムの懐、天の故郷)
第五週(第五部)(動画4本と資料)2022.10.10up予定
プラトン主義はどのように西方教会に入り、また、広がったのでしょう。教会は、今、どのようにその影響を克服しようとしているのでしょうか。アウグスティヌス、カルヴァン、内村鑑三、カイパー主義、クリス・ライトとN・T・ライト、そしてケープタウン決意表明を見ていき、教会と生活への影響を思い巡らします。
I プラトン主義の影響(1)(14分)
II プラトン主義の影響(2)(9分)
プラトン主義を乗り越えて(1)(9分)
プラトン主義を乗り越えて(2)(10分)
*資料が4つあります(引用元、内村鑑三の終末論、ケープタウン決意表明について、神国論の新プラトニズム)
5週終わった後に、Zoomで、講師との懇親会を兼ねた質疑応答を1-2時間程度、好評のうちに開催しました(アーカイブ視聴はありません)。
◉本講座は、noteのマガジンを使って配信されます。
下記アドレスからマガジンを「購入」することで受講となります。
https://note.com/graceonline/n/n1ce6bc06ab47
*マガジンの購入の仕方
https://youtu.be/elW3xiu0lso
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包括的福音を求めて――プラトン主義的な福音理解からの脱却
西方教会は長い間、「人の魂は天から来て、天に帰る」というプラトンの物語の中で、信仰と生活を構築してきました。果たして、それは、包括的福音理…
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