前髪をみじかく切る
乗り越えなくてはならないお仕事があるとき、衝動的に前髪を真っ直ぐに自分で切る。それは、定番の儀式となっている。昨日、良く切れる布用の裁ちばさみで前髪を切った。なぜなら、今日から期末考査がはじまったからだ。テストの採点はもちろんだけれど、いろいろな細かい作業がある。その作業ひとつひとつは好きなのだけれども、「○曜日までに、提出しなくちゃいけない」となると、やはりそれなりの圧力を伴っているので、断髪式をして身を引き締める。
昨日は帰ったのが22時だった。レポート課題の提出の締め切り間際で殺到した。「わたしのことを人間だと思っているのか」と思うほどのレポートを受け取って、22時までかかって点検をした。(わたしが受け持っているのはほとんどが文章を書く表現の授業なので、毎回とにかく提出物が多いし、添削やアドバイスをしている。)こんなことなら、もう少し早めに集めておけばよかったと思うと同時に、2学期からはこうしようというそれなりの対策がいくつが頭の中に浮かんだ。なんて要領の悪いお仕事ぶりを日々発揮しているのだろうか。しかし、帰る時に「罰金やぞ!」と教頭先生に言われたのがおもしろかったから、こんな日もありだなと思った。