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ティンプートンでわからない

わたしがハンドリングをしていたのは、某外資系航空会社
だったんだけど、チャイニーズのお客様が多く、チェックインが
スムーズにすすむように、基本的なキーワードだけは覚えて
たの。たとえば、座席の希望をきくとき、「窓側」「通路側」
とか、「荷物ありますか」とか、ん~あとはたいしたことは
覚えてなかったかな。

大体は、日本語か英語OKだったから、チャイニーズを使用
しなくても、ボディランゲージでも通じたの。
でも、時々、有無をいわさず、「x※△〇◇…」って話しかけ
られるから、便利な一言だけは覚えておいたの。
「ティンプートン」
「わからない」っていう意味みたい。→ほんとのところはわからない。
だから、何か言われたら「ティンプートン」って言ってた。
ティンプートンって言ってるのに、マシンガンのように話しかけられて、
これじゃティンプートンの効果なし。
中途半端に、わからない言語を話すと、しゃべれるだろ、って
勘違いされるんだろうな。

それにしても中国語って、地域によって使用される言葉が違うから、
どれを覚えればいいのって、悩ましかった。
せっかくご縁があって、チャイニーズの方々とコミュニケーションが
とれる環境にいたから、しゃべれるようになりたい、という気持ち
あったんだけど、北京語 広東語 上海語 台湾語…やっぱり北京語なのか?
仕事は台湾語だし…と迷ってるうちに、結局在職12年、何も勉強せずに
終わってしまった、というお話でした。






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