超面白い!ギリシア神話「世界の始まりと神々の誕生」
今回は、GRACE&Dec.でコレクションに取り上げている「ギリシア神話」のお話しをしたいと思います(^^)
なんだか難しそうと思うかもしれませんが、実はブラックユーモア満載ですごく面白くて、そしてとてもロマンチックな世界です。
今もなお地上に残るギリシャの世界遺産や神殿、有名絵画には、神話に登場する人物の彫刻や描写があり、物語と重ねて思いを馳せると、とてもロマンチックです。
多の人にギリシア神話の魅力を知っていただき、
心ときめいていただけると嬉しく思います。
こちらで紹介しているギリシア神話は参考程度に読んで下さい。神話は色々な異説がありますので、
ご理解の程よろしくお願いいたします。
細かいところは省略し、なるべく分かりやすく解説したいと思います。
ー 世界の始まりと神々の誕生 ー
世界で最初に生まれたのはカオス(混沌)でした。
次にカオスから、ガイア生まれました。
ガイアは大地の女神です。
はじめにガイアは自分一人の力で
ウラノス(天)と高い山々、ポントス(海)を生み、
これによって天と地、山と平地、陸と海が区別できるようになりました。
こうして世界が動き始めます。
(空と山と海を産むって何?て思うかもしれませんが、物語はこんな調子で進んでいきます。笑)
ガイアは息子であるウラノスと結婚し、ティーターンと呼ばれる男女12人の神々を生みます。
ですが、ティーターンたちを生んだあと、
ガイアはキュクロープスと呼ばれる一つ目の巨人、ヘカトンケイルと呼ばれる百手の巨人を生みました。
この不気味な息子たちをウラノスは嫌い、ガイアの中(地底)に押し込めてしまいます。
これにガイアは憤慨しました。
「私の息子たちに何をするんだ」
ガイアはティーターンたちにウラノスを懲らしめるように言います。
その言葉にティーターンたちは恐れをなしてしまいますが、クロノスだけは自分がやると言いました。
クロノスは父ウラノスがガイアと営みの隙を狙い、ウラノスの男根を鎌で切り落として去勢してしまいました。
(なんておぞましい事をするんでしょう…男性なら心身のダメージは相当なモノです…😱)
(この切断された男根が海に投げられ、弾けて泡となり生まれたのが、後に登場する愛と美と性の女神アプロディーテーとなります。)
(男根から絶世の美女が誕生するという…ギャグ漫画ですね。笑)
この事件で父から神々の王の位までも奪ってしまいました。
父から支配権を奪い神々の王となったクロノスは妹のレアーと結婚しました。
(お察しの通り、神々は普通に息子や妹と結婚します。笑)
レアーは、クロノスとの間にヘスティア、デーメーテール、ヘラ、ハーデス、ポセイドンを生んでいきますが、
子供たちの父であるクロノスは生まれる子供を生まれた途端に呑み込んでいってしまいます。
なぜ、クロノスがこのような行動をとったのかというと、
父ウラノスの予言で
「お前は自分の子供に、お前がそうしたように王位を奪われてしまう。」という予言を受けていたため、子どもの誕生が恐ろしかったのです。
このクロノスの行動に心を痛めたレアーは、なんとか次に生まれてくる末息子ゼウスは無事に生み育てたいとガイアに相談します。
可哀想に思ったガイアはレアーに協力をしてくれることになりました。
レアーはクロノスに大きな石を赤ん坊の産着で包んだものを「これが今度うまれた貴方の息子です」と偽り渡しました。
それを信じたクロノスは石を子供だと思い呑み込んだのです。
こうして父に呑み込まれることをのがれたゼウスはすくすくと成長し、やがて成人すると飲み込まれた兄弟たちを助けたいと、ガイアに相談しました。
ガイアは「この薬を使いなさい」とゼウスに吐き薬をくれました。
ゼウスはこの吐き薬をクロノスをだましてのませ兄や姉たちを吐き出させました。
そして、ゼウス達兄弟はその時世界を支配していたクロノス達(ティーターン)に戦いを挑み、
10年ののちに勝利します。
(息子兄弟 VS. 親おじおば)
(↑打ち負かされるティーターン)
こうしてゼウスを神々の王とする世界が誕生したのです。
いかがでしたでしょうか?
世界の始まり神々の誕生から、
「全知全能の最高神ゼウス」の誕生までのお話でした。
次回、ゼウスから始まるオリュンポス12神の神々のお話しです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ー GRACE&Dec.公式 ー