子供時代【11】虐待はエスカレートする
虐待のニュースを見る日が無いくらい、幼い子供たちが虐待の被害者になっています。
普通の方なら、こう思うでしょう。
「なぜあんなにも幼い子供を、死なせてしまうまで、暴力をふるうの?」
と。
それがあたりまえの考え方です。
ですが、虐待する人を目の前でリアルに見てきた私は、幼い子供が亡くなるまで、暴力をふるう大人のことがよくわかります。
虐待する人には、
自制心がありません。
感情のコントロールができません。
自分中心です。
忍耐力がありません。
道徳心もありません。
人間性は低いです。
精神性も低いです。
簡単に言うと、「わがままを言って、わめきちらして、暴れ回る幼児」です。
体は勝手に大きくなり、いつかは大人になりますが、内面が大人になるには、教育、教養、道徳心などが、必要だと、私は思います。
人としての精神性、心を育てなければ、いけないと思います。
そういう教育がされることなく、中身が幼児のままで大人になった人が、子供を産み育てる。
そこに虐待という悲劇が生まれます。
そして自制心が無い人というのは、虐待に限らず、どんな悪事をするとしても、行為がエスカレートしていきます。
例えばお店に勤めていて、レジからお金を盗む人。
最初は、500円とか、少額です。
しかし何度か繰り返してもバレないと、金額が大きくなります。
1.000円になり、5.000円になり、10.000円になります。
自制心が無いと、こうなっていきます。
(とはいえ、そもそも自制心がある人は、お金を盗まないですけど)
そしてバレて捕まるまでやります。
これは、かつて勤めていた職場で、実際にあったことです。
虐待も同じなのです。
誰も止める人がいないと、どんどんエスカレートしていきます。
暴力をふるうことが習慣となり、慣れてしまうのです。
毎日、食事したり、お風呂に入ったり、歯磨きをするのと同じくらい、暴力をふるうことが習慣化されていきます。
実際、私の義母も、殴る頻度、回数が、あたりまえのように増えていきました。
まるで何かに取り憑かれたようです。
私と兄を殴るときの義母は、狂気じみていました。
今にして思えば、こんな気が狂った怖い人と、8年間も暮らしたのかと、恐ろしい思いです。
*次の記事は
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