4/8 桜花賞展望
近年、クラシックを見ていてもつまらないと思う事が多かった。それは自分が○強対決みたいのを好きなのが大きく影響しているのだが、1強体制のクラシックは何処かつまらない。事実昨年の菊はゴール前で「差せルメール!」とか言ってたし。
ところが今年は牝馬クラシック路線が面白い。白き女王ソダシに同馬主のアカイトリノムスメ、ワガママ娘のメイケイエール、サトノフラッグの下サトノレイナスらを筆頭に多くの有力馬。冬を超えた彼らの実力がどれほど成長しているかは蓋を開けてみるまで分からないが、久方ぶりに予想が捗る。
○強対決にするなら、現段階では「4強」になるのだが、これだけ有力どころが多いクラシックもなんだか久しぶりな感じがする。来週の皐月賞のエフフォーリアは武史の初戴冠が見られるかもしれないとあって、今年のクラシックは本当に楽しみが多い。
話題となっている彼女たちのほかにも、フェアリーS後ルメールが「G1レベル」と言ったファインルージュ
シゲルピンクダイヤの妹、フィリーズレビューを華麗に差し切ったシゲルピンクルビーや、メジロの血を引くホウオウイクセル、九州産馬ヨカヨカ、大舞台で池添に乗り替わる紅梅S勝ち馬ソングラインなど、本命穴馬ともに妙味充分、楽しみ十分な馬達の大集結だ。
しかしレース展開をサッと考えてみると、自分からハナを切りに行く馬が見当たらない。こういう時に注意しなければならないのが横山典弘騎手だ。武豊騎手負傷の為乗り替わったメイケイエールは制御不能の折り合いをデビューからずっと見せている。流石に将来の事も考え、今まで武騎手が教えてきたことをぶち壊すようなことはしないと思うが、奇想天外な作戦で今まで何度我々の度肝を抜いてきただろう。展開によっては「前ポツン」をやってくる可能性は十分にある。(勿論、その逆も然りなのだが…)
スローでヨーイドンの競馬なら、ソダシ優勢の考えは変わらない。ただしそれは勢力図が2歳冬時のままなら、という事だ。上位陣はこぞって出走してきているが、下位の馬達は桜花賞で出走馬がごっそり入れ替わった。そんな成長分を加味するのも楽しみの一つで、阪神JF未出走馬でチャンスを窺える穴馬がいるとしたらやはりルメールがG1クラスと発言しているファインルージュやクイーンC3着のククナなどになるだろう。姉より成長が早いシゲルピンクルビーも侮ってはいけない気がする。
現段階で本命は応援の意も込めて④ソダシ。②ファインルージュも当然注目を怠ってはいけない。後はワガママっぷりをどこまでノリが抑え、手のうちに置けるかという意味で⑧メイケイエールも。