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4/1 大阪杯の過去を振り返る

昨日、大阪杯について記事を書いたが、その後改めて大阪杯の優勝馬を見直すと、これがそうそうたるメンバーなんですね。歴史的名馬の名がずらり。

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21世紀からの勝ち馬がこのメンバーで

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netkeibaに記録のある1991年までの記録がこれ。

とりあえずG2時代にG1を勝っている、もしくは後にG1を勝った馬達の名を下から挙げてみると、トウカイテイオーメジロマックイーンネーハイシーザータイキブリザードマーベラスサンデーエアグルーヴネオユニヴァースカンパニーメイショウサムソンダイワスカーレットドリームジャーニーヒルノダムールオルフェーヴルキズナラキシス

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とまぁ、ベジータ王子までびっくりするようなメンバーが制しているG2だったのである。(低クオリティクソコラなのはお許しいただきたい)

春のG1戦線へ始動戦としての位置づけであるから、当然と言えば当然なのだろうけど、それにしてもすごいメンバーだ。更にG1未制覇馬達のネームバリューもものすごい。ホワイトストーンは3歳馬ながらまだ海外の強豪がこぞって出走していたJCで日本馬最先着の4着を取っていたような馬だし、インターマイウェイは140倍での超大駆け大波乱の立役者、サイレントハンター、タガノマイバッハは気持ちいいくらいの逃亡劇を見せ、メイショウオウドウはこの年のマイルCSでアグネスデジタルと共にワイド万馬券を演出、トーホウドリーム、テイエムアンコールはそれぞれ1倍台の大本命を負かしての大金星、サンライズペガサスは怪我に泣かされながらも2勝。重賞ではいいが、後1歩G1に手が届かなかったショウナンマイティアンビシャスと、こちらも並大抵の馬達ではない。大阪杯を勝つような馬は、後に馬券ないし記録、そのどちらかに必ず名を刻む馬達でないと勝つことはできないのだろう。それこそが、伝統あるレースと言われる由縁なのかもしれない。

しかしこの馬達の中でサンライズペガサスがG1に手が届いていないというのも、どこか不思議な気がしてならない。サイレントハンターなどは脚質的に着順ムラが出る馬(それでもこの大阪杯はピークではないとはいえマチカネフクキタルを抑えているのだから強い)だからある種納得ではあるのだが、この馬は2年の時を超え大阪杯を制している(しかもハーツ、アドグル、アドマイヤドンを従えて)のだから、弱いわけがないだろう。事実この年の毎日王冠も制しているくらいの実力がありながらも、古馬王道路線を走り通したG1は最後まで勝つことができなかった。

不思議と往々にしてこういう馬は多い。バランスオブゲームやショウナンマイティ、最近で言えばダノンファンタジー(まあ阪神JFを勝ってはいるのだが)などだろうか。トライアルレースでは強いのだが、本番どうも勝ちきれない。G1はトライアルと違い、やはりどこか雰囲気やレース展開が噛み合わないのか。そういう馬ほど応援したくなるのは、悲しいかな人間の性なのだろう。

今年で言えばワグネリアンあたりがそういう人情には駆られるのだが(あのダービーは感動的だった)果たしてどうなるのか。今年もまた、全人馬が死力を尽くす激闘の大阪杯を見せてほしい。

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小早川涼風
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