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3/31 大阪杯の週

高松宮記念からもう3日が経った。早いものでもう4日後の今週末は大阪杯。同時に今日で令和2年度が終わりを告げる日でもある。昨年の今頃は、見えない敵に対してただ怯えていたような記憶が強い。毎週末の競馬に救われていたとも思う。競馬がなかったら、たぶんそのまま鬱になっていた。

で、明日から令和3年度が始まるわけなのだが、これもどうして先が見えない。いったいいつこの未知なるウイルスが終焉の時を迎えてくれるのか見当もつかない。自分たちでやれる自己防衛を徹底して戦っていくしかないのだろうけど。

さて、話を本題へともっていこう。大阪杯がG1へと昇格したのはキタサンブラックが勝った年だから、早いもので今年でもう4年目になる。

正直言って、私は大阪杯の週は好きではない。競馬が、というよりも現実世界で最も憂鬱な週といっても過言ではないと思っているためである。翌週には新学期やらで学校が始まる直前の週というのが、私は昔から嫌いだった。それはこの週も例外ではなく、大阪杯が終わると基本的に学校が始まり、しかも学年が1個あがるという日を想起させてしまう。だからこの週は嫌いなのだ。

とはいえ、大阪杯自体は嫌いではない。寧ろ昔は好きだった天皇賞春の出走馬が小粒となり始めている近年は、有力馬が集結することが多いこちらの方が好きになってきたりしている。今年も例外なくそこそこに厚いメンバーが揃っており、見る側としても楽しめる年だろう。

詳細の予想は週末に書く予定だが、私はこの大阪杯はグランアレグリアの勝利で揺るぎないと思っている。一時はコントレイル、デアリングタクト、サリオス、グランアレグリアという昨年のJCに匹敵する激突すらあり得ると思われていたが、タクトは香港へと遠征。キセキも香港へというローテーションになってしまった。こうなるとグランアレグリア1強だろう、と思う。モノサシにして申し訳ないが、アーモンドアイはコントレイルとデアリングタクトにJCで完勝。そのアーモンドアイがG18勝を賭けて臨んだ安田記念で完膚なきまでに叩きのめしたのがグランアレグリア。昨年は安田記念、スプリンターズS、マイルCSと完勝に次ぐ完勝。特にマイルCSはまともにレースをしたのは最後の200m弱くらいだろう。その勝ち方があまりにも圧巻過ぎたこともあって、現役最強馬はコントレイルでもクロノジェネシスでもなく、グランアレグリア1強だと勝手に思っている。勿論、適距離外でレースをしたらどうなるかは分からないが。

もうひとつ、コントレイルとサリオスの対決だが、父系だけ見ると分があるのはサリオスの方だと思われる。父ディープのコントレイルはディープタイマー発動で成長分が残っているか怪しいが、父ハーツのサリオスの方は寧ろ古馬になってから真価を発揮するタイプだろう。アンチノーザンとしては悔しいが、彼の方が成長しているような気がしてならない。しかし牡馬4歳芝世代が殆どの重賞で叩きのめされているのを見ると、この2頭も安易に信用するのは避けたいような気もしてくる。

というのが上位3頭の見解。まあ調教やら馬場状態やらでまた変わってくる分でどうなるかというところになるとは思う。穴目にはペルシアンナイトやモズベッロあたりが望ましいか。ともあれ、盛り上がる1戦になるのは間違いなさそう。日曜日を楽しみに今週後半も頑張りたいと思う。

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小早川涼風
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