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ダサいおじさんインザスカイ

いや写真は手持ちで一番何かが景気良く燃え上がっている写真を選んだだけで、さらにタイトルに大きな意味はないんですが、安倍総理が星野源のうちで踊ろう動画に乗っかったら超叩かれてて、胸が苦しい。

いや、僕だって今の安倍政権が公文書とか改竄しまくって募ってはいるが募集してはいないハードターイムスグッターイムとか言ってるのにはらわた煮え繰り返ってるし、経産省の支援のパンフみたいのでも「徹底的にサポート」とか書いてあって、とうとうお役所まで胡散臭い言葉遣いに染まってきよった…とか思っててどんよりしているのでその振り上げた拳をそっと下ろしていただきたい。

でもあれってダサいおじさんがお洒落な若者達のムーブメントに乗っかろうとして完全にダサかったという、究極それだけの話なんじゃないだろうか。いやわかる。エンターテイメントとか文化とか、そういうのが今切実に助けを求めてきている時に、そこで「助ける」ことができるお前がなに優雅にお茶飲み動画上げてんねん。わかる。その気持ちはわかる。そこは、なんでこの人やっちゃったんだろうと僕も思う。

でもなんか敬意が足りないとか、侮辱された!っていうのは、そういうんじゃなくて、踊れないし、歌えないし、なにかこの星野源ていうかっこいいお兄ちゃんがやってることに自分も参加したくて、あれになったんじゃないのかな…つうかこれであのおっさんが踊ってる動画上げたとしたらその方が馬鹿にされたと思ったと思いませんか。僕はうんこ召し上がれくらい言ったと思う。

リアルタイムであのアベノドウガを見かけた時の感情は、「あ、これは見てていたたまれないやつだ」でした。なのでみなかったんだけど、あんまりにもみんなが怒ってるのでみてみました。これもう完全に場違いなところに空気読めないで出てきちゃったダサい人の挙動ですやん。自分が調子に乗っちゃってわからないけど出しゃばっちゃって空調の音が聞こえるくらいすべって、後で岡みどりよろしく「忘れた (舌をぺろり)」したくなるやつですやん。

ここまで思って、さらに「うちで踊ろう」が「心の中で」でもあるよ、という含意とかを顧みてみると、ちょっとダサいやつ、空気読めないやつお断りみたいなのをみんなしてSNSで声高に叫んでるようにも見えてきていて、ダサいおじさんであるところの自分も一緒にぶん殴られている気がしている。
日本の同調圧力がんがんに発揮されてんなーと思い、そして、みんな参ってるんだな…と思っている。

早くダサいおじさんが石を投げられない世の中に戻ることを祈っております。

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