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まずはここから・・・熱意溢れる働き手

もしあなたが組織のリーダーならば、次のように自問してみてください。

① 私たちリーダーは、部下たちがキャリアアップを図れるように、彼らの業務スキルを高めることを奨励し、支援していますか?
② 部下たちは、彼らの仕事で高く評価されていますか?
③ 部下たちは、組織の成功に全力を挙げて取り組んでいますか?

もしあなたが組織のメンバーならば、次のように自問してみてください。

① 私のボスは、私のキャリアを伸ばすために、業務スキルを開発することを勧めていますか?
② 私は、自分の仕事で高く評価されていますか?
③ 私は、組織の成功のために全力を注いでいますか?

答えが「ノー」なら、そこから改善が始まります。

働き手は、業務に個人的な意義と動機を見出し、個人間および職場で支援を受けたときに、最高の力を発揮します。
個人的な意義と動機は、組織のミッション、ビジョン、価値観への共感、自分のやっていることがお客様や社会の役に立っているというやりがいです。
個人間および職場での支援は、お互いに認め合いサポートしあう組織文化をもつ働きやすい職場、自己の成長への支援とその実感です。
熱意溢れる働き手が、組織の成功の要になります。

ボルドリッジではこれについて、働き手のエンゲージメントというテーマで、働き手のエンゲージメントを高める取り組みについて尋ねています。

働き手のエンゲージメント(WORKFORCE ENGAGEMENT)
組織の仕事、使命、ビジョンを達成するための働き手の感情的および理性的な献身(commitment)の程度。
ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】より。)

働き手のエンゲージメントの高い働き手は、信頼関係、安全で協力的な職場環境、良好なコミュニケーションと情報の流れ、権限移譲、成果に対する高い期待などによってますます良い影響を受けます。
働き手のエンゲージメントに貢献する主な要因には、訓練とキャリア開発、効果的な表彰と報酬の制度、公平な昇進と校正な待遇、家族的な親密感などがあります。

ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーでは、「5働き手 5.2 働き手のエンゲージメント」の審査基準(質問集)の中で、これらのことをもう少し細かく質問しています。
そして、その回答を評価し、強みを特定し改善の機会を見つけ、改善に取り組みます。

ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーは日本語で読めます。
「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。
下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。英語版とページ、形式を合わせてあり、対訳版としてもご欄いただけます。


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