分析から総合へ
ボルドリッジの「核となる価値観」のひとつ「システム的視点」には、もうひとつ重要な意味があります。
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、分析的な手法です。
本来分けられない「経営」を、6つの側面に分けて、それぞれについて評価します。そこから、組織の強みと改善点を示します。
この6つの側面は
1.リーダーシップ
2.戦略
3.顧客
4.測定、分析、ナレッジマネジメント
5.働き手
6.オペレーション
です。
(この一つひとつを「カテゴリー」と呼びます。ほかに結果のカテゴリー(カテゴリー7)があって、カテゴリーは全部で7つです。)
このため、当然ながら、実際の経営、事業運営ではこれらを相互に関連付け、ひとつのシステム(またはエコシステム)として機能させるようにすることが必要です。
それが「システム的視点」です。
システム的視点
組織のすべての部分を統一された全体として管理して、ミッションを達成し、ビジョンに向かって努力すること
(出展:ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】)
※「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。
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