まずはここから・・・戦略の実行
もしあなたが組織のリーダーならば、次のように自問してみてください。
① 部下たちは、組織の計画のうち、彼らと彼らの仕事に影響を与える計画の部分は何か知っていますか?
② 部下たちは、自分のチームの計画の部分が進歩しているかどうかを見分ける方法を知っていますか?
③ 私たちの組織は柔軟性があり、必要に応じて迅速に変更を加えますか?
もしあなたが組織のメンバーならば、次のように自問してみてください。
① 組織の計画のうち私と私の仕事に影響する部分は知っていますか?
② 組織の計画の私たちのチームに関する部分が進歩を遂げているかどうか見分ける方法を知っていますか?
③ 私の組織は柔軟性があり、必要に応じて迅速に変更を加えていますか?
答えが「ノー」なら、そこから改善が始まります。
戦略は実行計画に落とし込んで実行に移します。実行計画は、業務単位に働き手と主要なサプライヤー、パートナーに展開していきます。このときに大切なのは、一貫性と整合性です。特に、実行の要となる働き手について、自分たちの計画を理解していて(一貫性)、日常の業務と関連付けられている(整合性)ことが大切です。
実行計画が必ずしも計画通りに進まない場合は多くあります。こうした場合に、柔軟かつ迅速に計画の変更を行って進めることが望まれます。
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク、ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーでは、「2.戦略 2.2戦略の展開」の審査基準(質問集)の中で、これらのことをもう少し細かく質問しています。
そして、その回答を評価し、強みを特定し改善の機会を見つけ、改善に取り組みます。
※「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。
下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。英語版とページ、形式を合わせてあり、対訳版としてもご欄いただけます。